こんにちは。
【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。
今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。
京阪電鉄坂本比叡口駅の南西に歩くと、滋賀院門跡があります。
滋賀院門跡では、名勝庭園や貴重な展示物を拝観させていただくことができます。今日は、滋賀院門跡をご紹介します。
滋賀院門跡の歴史
滋賀院門跡は、明智光秀と同一人物との説もある天台宗の天海大僧正が、もともと京都の北白川にあった法勝寺(ほうしょうじ)を、江戸時代初期に現在地に移したものと言われています。
その後、後水尾(ごみずのお)上皇から滋賀院の号を賜わり門跡寺院となりました。
1878年に火災によって焼失しましたが、比叡山無動寺谷・法曼院の建物を移し再建されています。
滋賀院門跡の見どころ
滋賀院門跡の境内は、約2万平方メートルの広さがあります。
境内には、内仏殿・宸殿・書院・庫裏(くり)・土蔵、また 名庭として知られる庭園もあり、見どころが多い寺院です。
滋賀院庭園
滋賀院宸殿の西側に造られた庭園は、名庭として知られています。
庭園の池の中央には5mもある実に立派な石橋が架けられています。
飾り付けられたお庭ではなく落ち着きのあるお庭です。
宸殿の縁側からゆっくりと鑑賞することができますよ。
滋賀院には他にも「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれる植木だけからなる庭園や、明治時代にできた二階書院の庭園などもあるのですが、今回は、剪定中で写真を撮ることができせんでした。
滋賀院展示物
拝観順路には、多くの品が展示されています。
比叡山の勅会で利用された「殿上輿」や、天台座主の乗り物「長棒」も展示されていて間近で見ることができます。
延暦寺から西塔の釈迦堂に分灯された「不滅の法灯」もあります。
あたたかさを感じる灯りです。
大磬子(きんす)です。
すごく大きいです。普通仏壇などに置いているおおきさは直径7cmから15cm程度ですが、18cm以上のの物は、寺院用仏具として扱われるのだそうで、 大磬子は18㎝よりはるかに大きいです。
上部には、信長寄進の文字があり、寄進されたのは信長公が亡くなった後の三回忌の年のため、信長公の成仏を願って寄進されたものと考えられているそうです。
他にも、たくさんの展示がされていますので、じっくりと鑑賞してみて下さい。
アクセス
住所:滋賀県大津市坂本4-6-1
京阪電鉄/石山坂本線 「坂本比叡山口」 下車 徒歩 5分
JR湖西線 「比叡山坂本」 下車 徒歩 20分
JR比叡山坂本駅からは距離がありますが、さすが、比叡山延暦寺や日吉大社の門前町として栄えた滋賀県大津市の坂本、整備されていて歩きやすい道となっています。
穴太衆積みと呼ばれる美しい積み方をした石垣が多く見られ、道路の両脇には神社仏閣が立ち並び、風情を感じながら歩くことができます。
のんびりと散策してみてはいかがでしょうか。
それでは、また。