サラリーマンの聖地、「新橋」、東京に住んでいなくても、「新橋」と聞けば、サラリーマンが酔っぱらって、街頭インタビューに答える姿をテレビで見たことは幾度とあるはずです。
そんなサラリーマンの聖地「新橋駅」から徒歩3分ほどの場所に、カラフルで特徴的な御朱印が人気を集めている、癌封じで有名な神社があります。
今回は、東京港区新橋の飲み屋街に鎮座する「烏森神社」をご紹介します。
小さい神社で、飲み屋街の路地の中にあるとは思えないほど、次から次へと参拝客が訪れる神社ですよ!
烏森神社(からすもりじんじゃ)
東京都港区新橋に鎮座する神社です。
天慶3年(940年)、平将門が乱を起こしたとき、鎮守将軍である藤原秀郷が戦勝祈願をしたところ、白狐が現れ、白羽の矢を与えられ、その白羽によって乱を収めることができました。
そのお礼に一社を勧請しようとしたところ、夢の中に現れた白狐が「神烏の群がるところが霊地だ」と告げました。
そして、お告げの通り烏が群がっていた地が、烏森神社のある場所だったと伝わっています。
かつては「烏森稲荷」と称されたお稲荷様と言われています。
「明暦の大火」で、江戸中が焼け野原となりました。
ところが、不思議にも烏森稲荷社だけが類焼を免れました。
そのため、これは神威の致すところと考えられ、日に日に烏森稲荷に対する信仰は厚くなっていったのだそうです。
御祭神は、「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」・「天鈿女命(あめのうづめのみこと)」・「瓊々杵尊(ににぎのみこと)」です。
芸能の神といわれている「天鈿女命(あめのうづめのみこと)」をお祀りしていることから、芸妓上達のご利益があると言われています。
他にも必勝祈願の成就や商売繁盛にもご利益があり、多く方が参拝に訪れます。
烏森神社のご利益で有名な「がん封じ」ですが、ご祭神は癌にとは余り関連がない気がしますね。
なぜ「がん封じ」なのかというと、何か特別な謂れがあるということではないのだそうです。
多くの方が、がん封じを願い参拝し、お礼参りや感謝の口コミなどで、いつのまにか烏森神社のご利益として広まっていったというところでしょうか。
烏森神社の見どころ
烏森神社は、周辺が普通の飲み屋街で、お店にばかり夢中になっていると、うっかりと通り過ぎてしまいそうな場所にあります。
ただ、次々と参拝者が吸い込まれていくのと、
近代的な独特な形の社殿で、見逃すことはないとは思います。
カラフルかわいい御朱印
烏森神社の御朱印は、とにかくカラフルで可愛いです!
通常の御朱印はもちろんのこと、
新春から節分祭、ひなまつり、初午祭、例大祭(本祭・蔭祭)、夏越大祓、七夕まつり、新橋こいち祭、新嘗祭、年越大祓などなど、時期によって限定御朱印が登場します。
初穂料は500円で、授与所にていただけます。
御朱印を頂いた際には、いただいた御朱印によって違う御守や撤饌を頂けるのも楽しみの一つです。
4色の「心願色みくじ」
烏森神社で大人気なのが「心願おみくじ」です。
心願色みくじは、授与所で初穂料で500円いただけます。
心願色みくじは、お願い事の種類で4色にわかれています。
まず、赤・黄・青・緑を選んでから筒を振ります。
お願いごとの種類色わけは、下の通りです。
- 赤:恋愛・良縁・縁結び
- 黄:金運・幸運・商売繁盛
- 青:厄払い・仕事・学業・技芸上達
- 緑:健康・家庭・交通と旅行安全・子授け・安産
心願色みくじの手順
普通のおみくじは、大吉とか凶などが書かれていて、内容を読むのですが、心願色みくじは違います。
手順を詳しくご紹介していきます。
① 願いごとや気になる運勢の色を赤・黄・青・緑の中から選びます。
② 選んだ色を告げてからおみくじを引き、その色のついた番号を伝えます。
おみくじ・願い札・願い玉の3つを授与いただきます。
③ 願い札に、願いごとと名前を願いごとの色と同じ色のペンで書きます。
※ペンも書く場所もあるのでご心配なく
④ 願い札を結び処の紐に願いを込めながら結びます。
願い玉は、お願い事が叶うように祈祷してくださっているので、大切に持ち帰りましょう。
ちなみに、「超大吉」があるそうで、
この超大吉を引き当てた場合は、「超大吉御守」とラッキーを周りの人たちにお裾分けする「お裾分けセット」を授与いただけるそうですよ!
【烏森神社】アクセス基本情報
【烏森神社】基本情報
住所:東京都港区新橋2丁目15-5
電話:0335917865
HP:http://karasumorijinja.or.jp/
アクセス:JR新橋駅から徒歩2分
都会のビルの合間、飲み屋街にある知らなければ見過ごしてしまいそうなくらい小さな神ですが、参拝者は次から次へと訪れ、途切れることがありませんでした。
烏森神社を目指して初めて訪れている様子の参拝者も多かったですが、日常的に参拝している感じの近隣の方も多く、地元で愛されている神社であることが伝わってきました。