富山県高岡市は、文化庁に「日本遺産のまち」として認定されていていて、多くの歴史建造物や文化を体験できる歴史好きなら必ず訪れたい場所です。
今回は、そんな富山県高岡市の中心部に鎮座する射水神社をご紹介します。
越中総鎮守一宮である射水神社は参拝者も多く、自然豊かな高岡古城公園内にあり散策にも持って来い!地元の方からも愛され続けている歴史ある神社ですよ!
越中総鎮守一宮|射水神社(いみずじんじゃ)
射水神社の創建は、詳しい時代は定かではなく奈良時代以前であったとされています。
射水神社はもともと、霊山である二上山を祀る社であったと考えられています。
戦国時代には、兵火により荒廃しましたが、前田利家・利長の保護を受け再興しました。
その後、明治時代の神仏分離令を受け、二上神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)として祀られるようになりました。
もともとは、二上山に鎮座していましたが、明治8年9月には、高岡古城公園(本丸跡)に遷座しました。
射水神社参拝
まずは、銅板巻き神明型大鳥居がたっています。
大鳥居をくぐって進むと、左手にある手水舎の側に、樹齢400年以上といわれる御神木「紅梅」がたっています。
明治8年(1875年)に二上山から高岡城本丸跡への遷座を記念して、地元の高岡市白銀町の人々から奉納された紅梅は、今でも可憐な花を咲かせ、3月末の見頃を迎えます。
真っすぐ進むと現れるのが、平成25年伊勢神宮の式年遷宮に特別に譲り受けた木曽檜製の神明鳥居「第一鳥居」がたっています。
訪れたのは、8月だったため七夕飾りが鮮やかでした!
8月に七夕祭り?と不思議に思うかもしれませんが、富山辺りでは、7月ではなく8月に七夕祭りを開催する地域が多いようです。
これについては、下の瑞龍寺の記事でもご紹介していますので、合わせて読んでみて下さい。
社殿は明治35年(1902)に造営されたもので、明治神宮、靖國神社や築地本願寺の設計で著名な伊東忠太氏が設計された建物です。
簡素な造りが直線美をより一層際立たせています。
社殿左手に授与所があります。
一宮巡りの参拝者が、御朱印をいただいていました。
高岡城の城跡:高岡古城公園
射水神社は、加賀藩2代目 前田利長公が築城した日本100名城にも選出されている高岡城の跡地にある「高岡古城公園」の中に鎮座しています。
公園内には射水神社以外にも、動物園、博物館、体育館、三の丸茶屋などの施設もあり、市民の憩いの場となっています。
自然豊かな高岡古城公園では、四季折々の自然を感じることができます。
春には「日本さくら名所百選」にも選ばれている公園には約2,000本の桜が咲き誇り、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪で覆われた白銀の世界が見事で、人々の心を癒してくれます。
また、高岡古城公園は、全体の約3分の1を水濠が占める公園で、その水濠は「とやまの名水」に指定されています。
射水神社に訪れた際は、のんびりと高岡古城公園を散策してみてはいかがでしょうか?
【射水神社】アクセス基本情報
【射水神社】基本情報
住所:富山県高岡市古城1番1号(古城公園内)
電話:0766223104
拝観時間:9:00~17:00(社務所)
HP:https://www.imizujinjya.or.jp/
アクセス:あいの風とやま鉄道「高岡駅」より徒歩約10分
高岡市で神社仏閣巡りや観光をするなら、国宝がある「瑞龍寺」と、高岡のシンボルとも言える高岡大仏がある「大仏寺」と合わせて訪れるのもオススメですよ!