京都|新撰組ゆかりの寺“壬生寺”

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平安時代創建と歴史が古く、幕末では新撰組とのかかわりも深いお寺が、丹波口と二条の間にあります。

今回は、壬生寺(みぶでら)をご紹介します。

歴史マニアなら一度は訪れたいスポット壬生寺は、京都市内にありながら、あまり混雑することがない穴場でもありますよ。

目次

壬生寺(みぶでら)

壬生寺(みぶでら)は、京都市中京区にある唐の鑑真が中国から伝来した仏教宗派「律宗」の大本山です。

西暦991年、円城寺(三井寺)にいた僧の快賢により建立されました。

鎌倉時代に現在地に移りましたが、火災により焼失その後、律宗の僧円覚によって復興されました。

創建当時は小三井寺という名のお寺でしたが、いつしか地名から壬生寺と呼ばれるようになりました。

昭和にも火災にあい、現在の本尊地蔵菩薩像は唐招提寺から移され、本堂は1967年に再建されました。

新選組隊士の墓所「壬生塚」と歴史資料室

壬生寺と言えば、幕末期に触れないわけにはいきません。

壬生浪士組「新撰組」が屯所としていた八木邸は、壬生寺のすぐ北側にありました。

そのため浪士たちは、壬生寺の境内で武芸などの訓練が行っていたと伝わっています。

ちなみに、新選組屯所旧跡八木邸は京都市指定有形文化財になっていて、拝観することができるので壬生寺に訪れたら是非立ち寄ってみて下さいね!

拝観料大人1,100円で、ガイドしてもらえ抹茶と屯所餅をいただけますよ。

壬生寺の拝観は無料ですが、境内の壬生寺歴史資料室と壬生塚は有料エリアとなっていて大人300円です。※2024.1現在

歴史資料室は地下にあり、資料室内部の撮影は禁止なので注意しましょう。

阿弥陀堂の阿弥陀仏の横側に受付があるので、そこで料金を支払います。

資料室には仏像を始め仏画や工芸品の数々、壬生狂言や新選組に関する資料などがあり、新撰組を感じられる空間となっていますよ!

庭の放生池の中島にある塚には、新撰組隊士11人の墓がありますので、最後に供養を忘れずに。


壬生寺の境内

壬生寺は古い歴史を持つお寺ですが、何度も火災にあっているため、現在の本堂は昭和に再建された建物です。

壬生寺の境内でひときわ目を引く建物が、1988年に建立された千体仏塔です。

パコダ様式の仏塔で、その周りだけが、日本にありながら東南アジア諸国を思わせる独特な雰囲気に包まれています。

【壬生寺】アクセス基本情報

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