山口県岩国市にある「岩国白蛇神社」は、全国でも珍しい“白蛇”を祀る神社として有名です。
白蛇は古くから「神の使い」として崇められ、特に金運や商売繁盛のご利益があるとされ、多くの参拝者が訪れています。
この記事では、白蛇信仰の歴史や岩国白蛇神社の見どころ、アクセス情報、そして周辺観光スポットまで詳しくご紹介します。
岩国白蛇神社の見どころ
岩国白蛇神社は、白蛇への信仰を深く感じられる特別な場所で、境内には訪れる人々を引き込む数々の見どころが揃っています。
神秘的な空気に包まれた岩国白蛇神社。白蛇への深い信仰を感じられる、唯一無二の空間が広がっています。
1. 白蛇展示館で“神の使い”とご対面

境内にある「白蛇展示館」では、実際に白蛇を見ることができます。
真っ白で神々しい姿はまさに神の使いそのもの。
金運のご利益があるとされ、訪れるだけでもパワーを授かれそうです。
展示館では、白蛇の生態や岩国での保護活動についても知ることができます。
ちなみに筆者は実は大の蛇ギライ。
写真でも目をそらしたくなるのですが、白蛇に関してはなぜか神聖さを感じ、自然と手を合わせてしまいます。同じように苦手意識がある方も、白蛇の神秘的な存在に触れてみてはいかがでしょうか?
2.境内のあちこちに白蛇のシンボルが

境内には、白蛇をかたどった像やモチーフが至る所に点在しています。
記念撮影スポットとしても人気で、白蛇が持つ金運アップの象徴として多くの参拝者が注目しています。
お守りや絵馬にも白蛇がデザインされており、金運や開運を願って奉納される方が後を絶ちません。
3. 御神木「梛の木」で良縁・健康祈願
境内には「梛(なぎ)の木」と呼ばれる御神木もあり、白蛇信仰とともに長寿や縁結びのご利益があるとされています。
多くの参拝者が、良縁や健康を祈って御神木に手を合わせています。
神秘の象徴、白蛇信仰の歴史と金運パワー

岩国では、白蛇は300年以上にわたり神聖な存在とされてきました。
白蛇を見た人には幸運が訪れると信じられ、特に岩国藩主・吉川家の米蔵を白蛇が守ったという逸話から、金運をもたらす象徴として信仰されてきました。
1950年代以降、地域の人々による白蛇保護活動が本格化し、その信仰は現代にまで受け継がれています。
2012年には、嚴島神社から御祭神を勧請し、「岩国白蛇神社」として正式に創建。比較的新しい神社ではありますが、古くからの信仰と現代の願いが融合した、特別なパワースポットとなっています。
ご利益と祈願方法
岩国白蛇神社は、金運や商売繁盛、良縁といったご利益があるとされています。
一般的な参拝方法に加え、白蛇への感謝と敬意を込めて祈ることが大切とされています。
神社では白蛇をモチーフにした絵馬が用意されており、金運アップを願うメッセージが多く書き込まれています。
周辺の観光スポットも魅力
蛇神社参拝のあとは、岩国エリアの名所をめぐるのもおすすめです。
自然と歴史、文化が調和したスポットが揃っています。
● 錦帯橋(きんたいきょう)

ぜひ訪れたいのが日本三名橋のひとつである「錦帯橋」です。
5連のアーチが美しい木造橋で、木を組み合わせることによって、上から圧がかかればかかるほど、強度が増す仕組みになっているのだそう。
橋からは、春には桜、秋には紅葉といった四季折々の景色と調和した美しい景観を楽しむことができます。
● 岩国城
錦帯橋を渡った先にある「岩国城」は、ロープウェイで登ることができ、天守からは錦帯橋や岩国の街並み、瀬戸内海まで一望できます。歴史ファンや絶景好きにはたまらないスポットです。
晴れた日には瀬戸内海の島々、宮島まで見渡すことができます。
【岩国白蛇神社】アクセス・基本情報
※展示館では白蛇を驚かせないよう、静かに見学を。春や秋の行楽シーズンは混雑することがあるので、早めの時間帯の参拝がおすすめです。
桜や紅葉の時期は観光客が増えるため、早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。
白蛇は全国各地で“神の使い”として祀られており、それぞれに異なるご利益や伝承があります。
岩国白蛇神社のほかにも、蛇にゆかりのある神社を巡ってさらなる運気アップを狙ってみてはいかがでしょうか?
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