宮本武蔵ゆかりの「八大神社」見どころ紹介

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京都市左京区の一乗寺は、紅葉を楽しめるスポットとして有名なエリアです。

そんな、京都の一条寺に宮本武蔵ゆかりの名所があります。

今回は、宮本武蔵ゆかりの神社「八大神社」をご紹介します。

帰りに立ち寄りたい、和洋折衷菓子のお店もご紹介します!

目次

八大神社(はちだいじんじゃ)

叡電の一乗寺駅から山側に7分程歩くと、美しい日本庭園で知られる「詩仙堂(しせんどう)」があります。

そのすぐ隣にあるのが八大神社です。

八大神社の創祀は不詳となっています。

京都の洛北一乗寺地区の産土神様、氏神様です。

京の表鬼門に位置し、北天王(北の祇園社)とも称され、方除や厄除、縁むすび、学業の神様として古くから多くの人々の崇敬を集めている神社です。

宮本武蔵と八大神社

宮本武蔵と吉岡一門の決闘の地である「一乗寺下り松(さがりまつ)」は、ここ八大神社の境内地にあり、宮本武蔵が吉岡一門との決闘の前に、奉拝した神社としても知られています。

宮本武蔵の決闘より以前から明治時代まで生きた「一乗寺下り松」の木の一部は、八大神社境内の本殿西側に御神木として大切に祀られています。

劣化を防ぐためガラス張りで厳重に保管されています。

ご神木の前には、宮本武蔵像がたっています。

宮本武蔵決闘の時代の古木は、境内に祀られていますが、実際の一条下り松のある場所は一の鳥居のすぐ側になります。

一の鳥居の横辺りに、目につく看板があり、ここに一条下り松があります。

松の前で道が2つに分かれています。

平安時代からの古い街道で、北へ折れると白鳥越え、東へ折れると今道越え、どちらも比叡山を経て近江へ通じる交通の要所だったそうです。

武蔵決闘当時の初代下り松は、昭和20年までここにありましたが、御神木として神社境内に移されました。

現在、この場所にある下り松は、5代目なのだそうです。

小ぶりですが、青々と茂り立派な松でした。

宮本吉岡決闘之地の石碑も建てられています。

八大神社の境内

こちらが、境内への入り口「二の鳥居」です。

鳥居をくぐると、少し登るカーブした道が続いています。

こちらが本殿です。

現在の御本殿は、大正15年に総尾州檜で造営された建物です。

江戸時代からの旧本社は、本殿造営の時に境内の西側に移築されて、宝庫となっています。

御本殿の前に立砂(たてすな)が盛られ、とても整った空気が流れています。
「立砂(たてすな)」は、ユネスコ世界文化遺産に指定されている上賀茂神社にもあります。

左奥の木に隠れているのが、摂社の皇大神宮社です。

「お伊勢さん」の神々をお祀りしています。

そして、摂社の横には、様々な御祭神の末社がお祀りされ並んでいます。

ふらりと訪れ参拝させていただきましたが、静かでとても落ち着く神社でした。

帰りに立ち寄りたい和洋菓子のお店「一条寺中谷」

帰り道、一条下り松のすぐ側に、甘味処を発見!!

人気のお店のようで、続々とお客様が出入りしています。

入ってすぐには、和菓子が並び、奥にケーキが並んでいるちょっと変わったタイプの甘味処でした。

店内でいただくこともできるようです。

この日は、和菓子を買って帰りました!

名物と書いてあったので、「でっち羊かん」を購入です。

江戸時代から、一乗寺村から滋賀の日吉大社の祭の輿かきに出向くときに、お弁当がわりにだったのが「でっち羊かん」の起こりなのだそうで、竹の皮に包まれた普段見なれている羊かんよりも、かなり厚さが薄い羊かんです。

竹の皮の香りがしっかりと羊かんについていました。

もちもちした歯ごたえで、羊かんとは何かが違います。

せっかく宮本武蔵ゆかりの場所に来たので、「武蔵まんじゅう」も購入しました。

栗入こしあんと粒あんの2種類ありました。

「何だ!?この形?」と思ったら、これは武蔵守り刀の「鍔(つば)」を型取っているのだそうです。

まろやかな餡でした。

ケーキを購入されている方も多かったので、食べてみたかった~。

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