兵庫県西宮市にある西宮神社といえば、毎年お正月に参道を全力で走る福男選びが有名な神社です。
今回は、西宮神社をご紹介します。
西宮神社は、七福神最強の神“えびす様”をお祀りするえびす宮の総本社で、「十日えびす」も大賑わいです!
えびす様に商売繁盛・金運UP祈願して、福をいただきましょう!
目次
商売繁盛のえびす様を祀る「西宮神社」
西宮神社は、福の神として人気のえびす様をお祀りする神社です。
全国に約3,500社あるえびす神社の総本社で、地元では「西宮のえべっさん」と呼ばれ親しまれています。
創建の年代は定かではありませんが、鳴尾の漁師が、網にかかった御神像をお告げに従って祀ったのが起源と言われています。
平安時代の文献には、「えびす」の名が記されています。
えびす神は海から現れたことから、航海や漁業の神とされていました。
それが商売繁盛にご利益のある神様と言われるようになったのは、七福神信仰が広まった室町時代以降なのだそうです。
江戸時代には広くに信仰されるようになり、今なお商売繁盛の神様「えべっさん」として親しまれています。
西宮のえべっさん「十日えびす」
西宮神社で最大の祭事は「十日えびす」です。
毎年1月9日~11日に開催され、100万人にもの参拝者が訪れ賑わいます。
いつもは境内だけではなく、神社周辺一帯が人であふれ返るほど混雑する十日えびす、そんな大混雑の境内で、古い福笹をお返しし、新しい福笹をお迎えすると、また1年頑張ろうって気持ちになれますよ!
開門神事(福男選び)
十日えびすの期間中で最も白熱するのが「開門神事」です。
「福男選び」と言った方が伝わりやすいかもしれません。
1月10日の午前6時、大太鼓が鳴り響き「赤門(あかもん)」と呼ばれる表大門(おもてだいもん)が開かれ、本殿を目指して走り出す参拝者たちが勢いよく飛び出す迫力の映像が、毎年テレビや新聞で報道される「福男選び」です。
この開門神事は、西宮神社独特の行事で、江戸時代頃からなんと!自然発生的に起こり行事となっていったといわれています。
当日、赤門が開かれるのは午前6時ですが、10日午前0時にはすべての門が閉ざされて神職は居籠りし、午前4時から大祭が厳かに執り行われます。
そして、午前6時に赤門が開放されると、本殿までの230mを駆け抜ける「走り参り」をし、本殿へ早く到着した順に1番~3番までが、その年の「福男」に認定されます。
当日赤門の前に並ぶ人たちは、先着1500人の中から抽選で先頭の108人とその後ろの150人が決められます。
先頭に並べる抽選に参加できるのは先着1500人までですが、先着5000名には「開門神事参拝証」が配られますよ!
また、抽選に参加できなくても、抽選で並んでいる人たちの後ろに一般参加で並んで参加することもできますよ!
ちなみに、「福男」と呼ばれていますが、女性も参加できます。
逆さ門松
年末年始や十日戎のお参りの時に、拝殿前にある大きな門松に注目してみて下さい。
西宮神社の門松は、他とは違います!
西宮神社の門前町に古くから、門松を逆さにして飾る「逆さ門松」風習があり、これは1月9日(宵えびす)の夜にえびす様が神馬に乗って巡行されるときに、松の葉先でけがをされないようにという心くばりから始まったと言われています。
この風習が近年になって復興され、拝殿両側に高さ7メートルほどの竹に松枝をくくりつけた「逆さ門松」が立てられ、初詣や十日えびすの参拝者を迎えてくれます。
“十日参り”の和菓子「とおかし」
西宮神社では、1月の十日えびすだけではなく、毎月十日に斎行される旬祭「十日参り」があります。
この十日参りの日には、西宮神社では十日参りの参拝者に「とおかし(十日のお菓子)」が無料で配られるんです。(先着で数に限りあり)
2017年に始まったプロジェクトだそうで、西宮市内の和菓子店がえびすさまにちなんで作り上げたこの日のための特別なお菓子で、今では行列ができるほどの人気になっています。
十日参りの参拝時間は、原則10時からですが変更となる場合もあるのでご注意ください。
境内の“おかめ茶屋”で毎月十日に月替わりの「とおかし」を販売していて、毎月10日のみの限定販売ですが、参加している各和菓子店に行けば、そのお店の「とおかし」を購入することができますよ!
「夏えびす」もある⁉
1月の十日えびすが有名ですが、実は「夏えびす」もあります。
西宮神社の夏祭りは江戸時代末にはすでにあったようですが、蝋燭の灯りで光の回廊などを用意し、賑やかになったのは近年の事なのだそうです。
夏えびすは夏祭として、七夕の7月7日・9日・10日・20日に神池の天の川、風鈴市、えびす万燈籠などが催されます。
西宮神社ご紹介
西宮神社の中で最も有名といえる「表大門」です。
通称「赤門(あかもん)」と呼ばれ、「福男選び」のスタート地点として、よくテレビでも報道されることもあってか、参拝者の記念撮影スポットにもなっています。
本殿は国宝だったのですが、昭和20年の空襲で焼失し、昭和36年に再建され、その時に桧皮葺から銅板葺に変更されました。
拝殿は 唐破風に千鳥破風、入母屋 でかなり複雑な造りになっていて、本殿は三連春日造(さんれんかすがづくり)となっています。
西宮神社の境内は広くて、市街地とは思えないほど緑が豊かな場所です。
池があり、その側には「おかめ茶屋」があります。
「おかめ茶屋」の名物は、甘酒とゆで卵です。
名物がゆで卵⁉って感じなんですが、これは「えべっさんに来たらすべて丸く収まる」という意味が込められているのだそうです。
ゆで卵を頂きながら、自然に囲まれながらほっとひと息リフレッシュしたら、悩みもストレスも吹っ飛んですべて丸く収まるかもしれませんよ!
西宮神社には全部で12の末社があり、色んな神様が祀られています。
西宮のえべっさんとあわせて末社も参拝すれば、商売繁盛と金運アップだけじゃなく、恋愛成就、芸事上達、勝負運など、いろんなご利益が期待できますよ!
ちなみに、西宮神社のおみくじには、大吉より縁起の良い「大福」があるんです!
西宮神社ならではのおみくじなので、運試しにひいてみてはいかがでしょうか?
【西宮神社】アクセス基本情報
【西宮神社】基本情報
住所:兵庫県西宮市社家町1−17
電話:0798330321
授与所時間:9:00~17:00
HP:http://nishinomiya-ebisu.com/
アクセス:阪神電車・本線「西宮駅」南口より徒歩約5分
JR神戸線「さくら夙川駅」より徒歩約10分
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