京都「今宮神社(玉の輿神社)」参拝のあとのあぶり餅「一和」と「かざりや」どっちにする?

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今回は、京都の今宮神社をご紹介します!

今宮神社に参拝したら、絶対食べてしまう「あぶり餅」!
今回は「一和」と「かざりや」両方をご紹介します。

目次

京都の人気パワースポット「今宮神社」

今宮神社は、京都市北区にある由緒正しい神社です。

平安建都以前から、今宮神社のある地には疫神を祀る社がありました。平安の都の悪疫退散を祈り、御輿や紫野御霊会を営んだのが、今宮神社の起こりです。

平安京が建都され、栄えていく一方で、人々は続く疫病や災厄に悩まされていたそうです。

そして、それを鎮めるために「神泉苑」「御霊社」「祇園社」など各地で盛んに御霊会が営まれるようになったのですが、その一つに今宮社の「紫野御霊会」がありました。

今宮神社の別名は「玉の輿(たまのこし)」神社!?

今宮神社には、大己貴命(おおなむちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)が祀らていて、健康長寿や開運のご利益がある神社です。

そして、もう一つ女性に嬉しいご利益があります。

それは女性なら誰もが憧れる「玉の輿」です!

京都西陣の八百屋の娘として生まれたお玉さんという娘がおりました。

お玉さんは、13歳の時に江戸に入り、大奥で側室のお世話係として働いていました。

そして、格式の高い本庄家の養子となり、後の将軍家光に見初められて側室となります。

お玉さんは、将軍綱吉の生母です。

決して身分の高くない娘が、将軍の側室になり大奥で権力をふるう立場にまでなったのです!

そのお玉さんが、故郷の西陣の氏神様である今宮神社のことを忘れることはなく、神社が荒れたと聞き再興したのが今宮神社だったことから、今宮神社は玉の輿にご利益があると信仰され、「玉の輿神社」とも呼ばれるようになりました。

ちなみに、この「玉の輿」という言葉の由来も、お玉さんから来ています。

身分の高くない出でありながら、将軍家光に見初められ「輿(こし)」に乗って大奥に入ったことから、「玉の輿」と言うようになりました。「玉」は美しい宝石の総称で、「輿」は昔の人を運ぶ乗り物のことです。

現在の玉の輿の意味は、以下の通りです。

女性が金持ちの男性と結婚することにより、自分も裕福な立場になること。

引用:goo Wikipediaより


今宮神社は、さすが玉の輿神社お呼ばれるだけあって、境内には若い女性の参拝客が目立ちます。

「玉の輿のお守り」が有名な、京都の人気スポットとなっています。

上は、今宮神社の御朱印です。

女性に人気の神社だけあって、とっても可愛い御朱印です。

今宮神社の門前で「あぶり餅」を堪能!!

今宮神社にいったら、かならず食べてほしい「あぶり餅」!

今宮神社で「一和」と「かざりや」という2つのお店がが提供している餅菓子が「あぶり餅」です。

この2つのお店、道を挟んで向かい合って立っています。

どちらのお店も、あぶり餅だけを提供し続けている老舗です。

あぶり餅は、どんな餅?

あぶり餅は、細い竹串に小ぶりの餅をさし、きなこをまぶしてから炭火で炙ったものに、白みそのタレがかかっています。

親指ぐらいの大きさなので、一口サイズでとても食べやすいです。

甘みもあるけど、味噌の塩味も加わっていて、甘すぎずちょうどいい独特の味わいがあります。

千利休が茶菓子として使用したと言われています。

餅をさしている細い竹串には、今宮神社に奉納された斎串(いぐし)を使っていることから、あぶり餅を食べると、病気や厄除けの御利益があるとされています。

こんなに美味しいお餅をいただいて、その上ご利益もいただけるなんて、感謝しかありません!

それでは、「一和」「かぶりや」それぞれのご紹介です。

日本最古の和菓子屋「一和(いちわ)」

今宮神社参道の南側にあるのが「一和(いちわ)」さんです。

一和の創業は、何と平安時代!1000年以上続くあぶり餅屋さんで、日本で一番古い和菓子屋さんとしても有名です。

日本最古の和菓子屋さんだけあって、「応仁の乱の際、庶民にあぶり餅を振る舞い飢餓から救った」や「千利休があぶり餅を茶菓子として用いた」など歴史を感じさせる逸話も残っています。

その建物は、さすがに平安時代のままとはいきませんが、江戸時代に建てられ300年ほどの歴史があり、京都市の都市景観形成重要建造物に指定されています。

店の前であぶり餅が焼かれていて、お餅の焼ける匂いがたまりません。

こちらが、一和さんのあぶり餅です。

漆塗りのお皿に盛られて出てくるあぶり餅は13本、数だけ聞くと多いですが、これが本当においしくてペロリと行けてしまいます。

本家 根元かざりや

今宮神社で参拝を終え東門から出ると、まず目に入ってくる場所にあるのが「かざりや」さんです。


パッと見た感じ、席が少ないように見えるのですが、奥の方には座敷があり多くの人が入ることができる広さです。

それでも、行列はたえない人気です。

かざりやは、一和よりは創業は遅く、江戸時代の寛永14年(1637年)です。

一和より新しいとは言え、380年以上の歴史があります!

こちらも店前で、いつもあぶり餅を焼いていて、その匂いに誘われてしまいます。

そして、焼いている姿を思わず動画で取りたくなります。

座敷に上がって、ゆったりと庭を眺めながら待っていると、あぶり餅が運ばれてきます。

こちらも、13本串が入っています。

本当あっという間にペロリで行けますよ!

どちらもお店でも、あぶり餅のテイクアウトもできますが、保存料などの添加物は一切使用せずに作られていますので、賞味期限は短く、その日のうちに食べなくてはいけません。

代々伝統を受け継ぎ、昔から変わらない製法で作られているあぶり餅、京都で守り続けられている歴史を感じながら、奥深い味を堪能してみてはいかがでしょう。

【今宮神社】アクセス基本情報

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