“こんぴらさん”と呼ばれ親しまれている香川県の「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は、香川を代表する観光スポットです。
今回は、長い石段が続くことで知られる「金刀比羅宮」をご紹介します。
歴史や見どころ、アクセスはもちろん、最後に美味しいスイーツを味わえて、厳しい階段をショートカットして参拝できる、一石二鳥の方法も教えちゃいますよ!
金刀比羅宮(ことひらぐう)|さぬきの“こんぴらさん”の歴史
「さぬきこんぴらさん」と呼ばれ、有名な金刀比羅宮は、象頭山の中腹に鎮座しています。
海の神様、五穀豊穰・大漁祈願・商売繁盛などの神様として信仰を集めてきました。
江戸時代には、金刀比羅宮に参拝をする「こんぴら参り」が、全国に広まりました。
当時は、伊勢神宮に参拝する「お伊勢参り」に次ぐ人気で、「一生に一度はお参りしたい場所」として、多くの人々の憧れの的だったと言われ、その様子は、歌川広重作「東海道五十三次」や「東海道中膝栗毛」などにも描かれているほどです。
現在でも、年間400万人もの観光客が訪れ、信仰され続けています。
11世紀の初めに創建された金刀比羅宮は、「琴平神社(ことひらじんじゃ)」と、呼ばれていました。
後の明治元年の神仏分離令により「金刀比羅宮」と改名され、現在に至っています。
金刀比羅宮の見どころ
こんぴらさんの参拝には、参道口から本宮まで785段、そして奥社までは、なんと1368段もの石段が待ち受けています。
ものすごい数の石段ですが、本宮までの道のりは、石段がただ永遠と続いてるわけではありません。
石段を挟んだ両側には、お土産屋さんやグルメなどが軒を連ねています。
また、途中には、春は桜のトンネルが楽しめる桜馬場や、愛らしい「こんぴら狗」銅像など、ちょっと足を止められるスポットもあるので、ずっと登り続けるのは大変なので、立ち止まって休憩しながら登ることもできます。
よさそうなお土産やグルメを探しながら登って、下りでゆっくり買い物やスイーツでエネルギー補給をするのもオススメです。
最初の100段程は、こんなもんかと思うのですが、一之坂鳥居を越えて一之坂に入ると、坂の角度がきつくなり、徐々に息も荒くなっていきます。
頑張ってを登っていると、やっと大きな門があらわれます。
こちらが大門!
この門を見てホッとしてはいけません。
ここまでで365段、本宮まであと約半分あります。
大門をくぐると、石段ではなく平らな道になっています。
こちらが、春には桜のトンネルが見られる桜馬場です。
のんびり歩きながら、少し足を休ませることができます。
ちなみに、大門と桜馬場を過ぎると、上の境内案内図が建っています。
まだまだ先はありますが、半分来たことと、この後の目安が分かったことで、ちょっと安堵します。
この先の確認と、かわいい「こんぴら狗」銅像の写真を撮って、「今治造船」が奉納した巨大な金色のスクリューや、その奥の様がお乗りになる白馬、”神馬(しんめ)" を見たら、階段後半戦です。
しばらく登り、628段地点にある建物「旭社」です。
こちらは総けやき造りで、屋根裏や扉に巻雲や人物・鳥獣・草花の美しい彫刻が施されています。
ここから右に進みます。
すぐ横に階段がありますが、この階段は下り線用となっていて、本宮からの帰りルートとなっています。
「旭社」から、なだらかな上りを進むと、最後の頑張りどころ、「御前四段坂」と呼ばれる石段が見えてきます。
階段左下に、
「あと少し。御本宮まで133段!登って幸せ。福が来る」と書かれたプレートがあり、思わずジックリ読んでしまします。
最後の石段は、かなり急ですが、あと少しなので気合で登ります。
そして、やっと到着です。
目の前には本宮が、まずはお参りしましょう。
こんぴらさんは、金運・学問・恋愛・健康など願にご利益があると言われています。
御本宮に向かって右手には、琴平の街並みだけでなく、讃岐富士も見える絶景ポイントがあります。
晴れた日は遠くの瀬戸大橋もくっきり見ることができ、参拝を済ませた方が皆さん記念写真を撮っていました!
奥宮も参拝される方は、本宮右手を奥に進んでいきます。
奥宮までは、トータル1368段ですよ!
【必見裏技!?】金毘羅宮の階段を500段もショートカットできるルート
こんぴらさんの境内には、“神椿”という資生堂パーラーのお店があります。
こんぴらさんの本宮を参拝して、階段を登って疲れた体をスイーツと緑が癒してくれる嬉しいグルメスポットです。
資生堂パーラーは、上でご紹介した境内案内図で見ていただくと分かる通り、石段を500段登った地点にあります。
そして、この資生堂パーラー、Googleマップを検索してもわからないのですが、実は、駐車場があります!
ピン!と、来ていただけましたでしょうか?
そうです。
車でアクセスする方は、資生堂パーラーの駐車場を利用すると、石段を500段分ショートカットすることができるんです!!
とは言え、
こんぴら参りは、この石段を登るのが醍醐味です。
できれば、下から石段を登ってみていただきたい!でも、年配の方や小さいお子さんを連れていると、なかなかそうはいかないものです。
そんな時、この方法で皆で仲良く参拝できるのは嬉しいですよね。
先ほども言いましたが、Googleマップを検索しても、資生堂パーラーの駐車場へのアクセスはでません。
下の資生堂パーラー神椿の公式HPのマップの下に、 PDF地図と「金刀比羅宮 | スマホ専用 GPS 地図」が用意されているので、確認してお出かけください。
【金刀比羅宮】アクセス基本情報
【金刀比羅宮】基本情報
住所:香川県仲多度郡琴平町892-1
電話:0877752121
拝観時間:
HP:http://www.konpira.or.jp/
アクセス:JR琴平駅から表参道入口まで徒歩約12分、琴電琴平駅から表参道入口まで徒歩約10分
JR琴平駅から表参道入口まで徒歩約12分、琴電琴平駅から表参道入口まで徒歩約10分ですが、表参道手前からお土産物屋さんや、飲食店などがならんでいて、途中からは観光気分であるけるので、表参道入口まで10分以上も歩いているようには感じないのではないでしょうか。
車で行かれる方は、金比羅宮には公式の駐車場がありません。
でも、周辺に駐車場はたくさんあるので、心配はいりません。
金刀比羅宮の南側には「琴平公園駐車場(本来は琴平公園の利用者向けの駐車場)」という無料の駐車場があるので、ここがおススメなのですが、休日の日中は満車の時が多く、満車になることもあるので、その場合は、近隣のお土産物屋さんの駐車場やコインパーキングを利用しましょう。
ちなみに、カーナビの目的地設定を「金刀比羅宮」にすると、車が入れない道を案内してしまうことがあるので、目的地設定は「琴平駅」などにしておいた方がいいですよ。
全然関係ありませんが、
上の写真、讃岐うどんと思いきや、ソフトクリーム・・・・。
メチャクチャきになったけど、食べられなかったのが残念でした。