京都では、一年を通して様々な伝統行事が行われます。
そんな中でも、京都の師走の風物詩として知られるのだ「大根焚き」です。
今回は、京都の伝統行事「大根焚き」をお届けします。
2023年の各寺院の大根焚き開催情報も、ご紹介します。
目次
京都の年末行事「大根焚き」
京都の師走の風物詩として知られ「大根焚き」は、12月になると京都のあちこちの寺院で行われる伝統行事です。
大鍋で炊かれた大根を仏前に備えるのはもちろん、参拝者にも振る舞われます。
「大根焚き」の由来については、各寺院によって異なり諸説あります。
大根焚きの大根をいただくと、無病息災、病魔退散や健康増進などのご利益があるとされています。
師走の京都で振舞われる熱々の大根は、体の芯から温まります。
2023年 京都大根炊き情報
毎年、師走に入ると関西のニュース番組では、大きな鍋で炊かれた大根が、参拝者に振る舞われる光景が流れます。
2023年の各寺院の大根焚き開催情報をみていきましょう。
※ご紹介内容は予定のため、変更される場合があります。お出かけ前に各公式サイト等でご確認ください。
大根焚きの先駆け 「千本釈迦堂 大報恩寺」
<成道会と大根焚き(大報恩寺)>
開催日程:12月7日・8日
時間:10:00~16:00
【料金】 大根焚き1,000円
【住所】上京区七本松通今出川上ル
大報恩寺の大根炊きは、 お釈迦様が修行中に悪魔の誘惑に負けず、12月8 日の夜明け前に「さとり」を開かれた事にあやかって、法要の度に、4本の大根を縦半分に切って8本とし、切り口に「梵字」を書いて供え、参詣者への「悪魔除け」とされた大根を他の大根と一緒に炊き上げて、参詣者に振る舞われたのが「大根焚き」のはじめとされています。
諸悪病を取り除き、健康増進を祈願する年中行事となっています。
青くび大根3,000本 「了徳寺 報恩講」
<報恩講「大根焚」>
開催日程:12月9日 (金)・10日 (土)
時間:9:00~15:00
【料金】 大根志納券1,000円、お斎券1,600円
【住所】 右京区鳴滝本町83
※ 公式案内ページ
浄土真宗の開祖である親鸞聖人が、愛宕山中の月輪寺に師・法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺に立ち寄った際に、村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走したのが始まりとされています。
この時、親鸞聖人は、すすきの穂を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」という十字の名号残したと言います。
年末恒例行事「蛸薬師堂」
<大根炊き>
開催日程:12月31日
時間:9:00~15:00
【料金】 志納
【住所】中京区新京極蛸薬師東側町503
※公式案内ページ
※正午からは年越しそばも振舞われます(有料)
蛸薬師堂永福寺は、寺内に一歩足を踏み入れただけでも、蛸薬師如来さまのご加護があると言われている寺院です。
行く年の無事に感謝し、来る年の除災招福を願う大晦日の恒例行事となっています。
小さな境内では、写真撮影は禁止ですのでご注意ください。
幸せを呼ぶ 初午大根焚き「三千院」
<初午大根焚き>
開催日程:2月10日 (金)~13日 (月)
時間:9:00~16:00
【料金】 三千院参拝料700円、大根焚き無料
【住所】中京区新京極蛸薬師東側町503
師走の風物詩と、ご紹介している大根炊きですが、各寺院によって催される時期が異なります。
大原三千院では、毎年初午に合わせて、奥の院金色不動堂前広場で行われます。
そのため、他の場所とは違い開催は12月ではなく、2月です!
地元大原の畑で有機農法で栽培された大根で炊きこまれた大根焚きをいただいて、無病息災、開運招福を祈願することができます。
しかも、三千院の初午大根焚きは、出世金色不動明王のご加護とご利益をいただけるよう、特別祈祷もされていますよ!
ちなみに、三千院の大根焚きはツアーに組み込まれていることが多いので、日程が合いそうならツアーがおススメです!
ツアー募集はもう始まっていますよ!
検討したい方は、
↑ 上のバナーをクリック
表示された画面の上、右端にある三本線「menu」を押すと、
「キーワードで検索」と表示されるので、
そこに「建仁寺」と入力して検索してみて下さいね!
今回は、大根焚き情報をお届けしました。
大きな釜で炊かれた大量の大根には、熱々でしっかりと味がしみ込んでいて、とっても美味しいんです。
寒い京都で、あつあつの大根で体の芯から温まりながら、無病息災祈願してみてはいかがでしょうか?
大根に梵字で文字が書かれた生の大根をいただいて、お家で焚いくこともできますよ!
※予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。