京都伏見桃山|安産祈願“御香宮神社”「名水」「色彩豊かな本殿」など見どころ紹介

  • URLをコピーしました!

京都伏見桃山駅から徒歩4分ほど歩くと大きな朱色の鳥居が建っています。

平安時代に香りの良い水が湧き出し天皇から御香宮の名を賜った「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」の鳥居です。

今回は「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」をご紹介します。

本殿の極彩色がとにかく美しい神社です。

境内には日本名水百選に選ばれた御香水があり自由にいただけるため、いつ訪れても容器を持った近所の方がお水を汲んでいます。

伏見桃山は、江戸時代には水運の要衝として発展したエリアで、良質な地下水に恵まれたことから、“酒造りの町”としても知られています。

御香宮神社を参拝した後は、酒蔵巡りとグルメも楽しめますよ!

目次

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)

御香宮神社は、地域の産土神として地元の方からは「ごこんさん」の愛称で親しまれている神社です。

平安時代に境内から良い香りの水が湧き出たことから、清和天皇から「御香宮」と名付けられたことが始まりと伝わっています。

神功皇后を主祭神とし、安産の神として信仰を集めています。

御祭神であるる神功皇后は、臨月の身で朝鮮へ出兵し帰国後に無事に出産したというその強さから、子育て安産の神として崇められるようになりました。

伏見城築城の際には豊臣秀吉が御香宮神社を鬼門の守護神として城内に移し、社領三百石を寄進、また1868年(明治元年)鳥羽伏見の戦いでは、薩摩藩の本営になったと伝わっていて、歴史との関わりも深い神社です。

御香宮神社の美しい拝殿と本殿

御香宮神社は、目を奪われる色彩豊かな拝殿と本殿が特徴です。

拝殿の軒唐破風(のきからはふ)の細工が見事です!

1590年に伏見城の築城の際に豊臣秀吉は、御香宮神社を鬼門除けとして城内に移しました。

その後、1605年に徳川家康により元の位置に戻されました。

その際、京都所司代の板倉重勝に命じ本殿を造営し、伏見城の大手門を移築しました。

豪壮華麗な拝殿は、伏見城御車寄の拝領と伝えられています。

現在は、府指定文化財に指定されています。

徳川家康公の造営で、絢爛豪華で極彩色の彫刻が施された本殿となりました。

現在は、桃山時代を代表する大型建築として重要文化財に指定されています。

御香宮神社の見どころ

徳川頼房が、伏見城の大手門を拝領して寄進したと伝わっている表門です。

ちなみに、徳川頼房は水戸黄門として知られる人物です。

表門を入ると、まっすぐ参道がのびていて美しく整えられています。

表門を入ってすぐ左手には、「伏見義民の碑」があります。

1785(天明5)年、時の伏見奉行「小堀政方」の悪政を幕府に直訴し伏見町の人々の苦難を救ったけれど、自らは悲惨な最期を遂げたと言われる文殊九助ら7人のことを「伏見義民」といいここに碑が建てられています。

参道を進み、階段を上がると右手に手水舎、正面に拝殿が現われます。

絵馬堂には、現在約80体ほどの絵馬が掛けられているそうです。

名水百選「御香水」

名水百選に選定されている「御香水」です。


御香水は、桃山の伏流水で伏水、伏見の地名の起源とされています。

現在でも霊水として病気や茶道・生活用水として使用され、水を汲みに訪れる人も多く見られます。

名水にも選ばれる「御香水」もある御香宮神社では、水に浸すと運勢の文字が浮かび上がる水占いが人気です。

おみくじは社務所で1回200円で授与頂けますよ!

徳川家康本殿建立400年記念事業として平成18年に竣工した「九香軒」です。

献茶祭の本席と、御香水保存会の月釜会に使用されています。

御香宮神社の摂末社

参道の右手に鎮座している桃山天満宮です。

豊臣秀吉の伏見築城にあたって諸大名の屋敷を城の周辺に作らせた際に、前田利家が「自分の祖先は菅原道真公だから」と、その境内に隣接した所に屋敷を建てて天満宮を祀りました。

伏見城廃城後は荒れ果てていましたが、その後、昭和44になって御香宮の境内に遷し現在に至ります。

本殿の左手にまわると、

稲荷社、厳島社、松尾社、東照宮が並んで鎮座しています。

本殿の裏手には神が鎮座する森「鎮守の杜」があり、その傍に末社大神宮が鎮座しています。

本殿の右側には、豊臣秀吉を祀る「豊国社」が鎮座しています。


【御香宮神社】アクセス基本情報


【御香宮神社】基本情報

住所:京都府京都市伏見区御香宮門前町174
電話:0756110559
HP:https://gokounomiya.kyoto.jp/
アクセス:近鉄京都線「桃山御陵前駅」から徒歩約2分
京阪本線「伏見桃山駅」から徒歩約4分

御香宮神社には、小堀遠州ゆかりの枯山水庭園があり拝観できます。

拝観料200円で拝観時間9時から15時30分までなので、是非お庭も楽しんでみてはいかがでしょうか。

参拝後は、白壁土蔵の酒蔵を眺めることができる観光遊覧船に乗って、水上から伏見の町を眺めるとタイムスリップしたかのような気分も味わえます。

歴史的事件の舞台として名高い「寺田屋」観光、酒蔵巡りとグルメと夜まで楽しみ満載ですよ!

神社仏閣巡りをするなら、クラブツーリズムのツアーがおススメです!
効率的に回れる!一人参加も気軽にできる!個人ではなかなか行けない場所も参拝できる!

クラブツーリズムの検索方法

まずは、上の「クラブツーリズム」のバナーをクリック

表示された画面の上、右端にある三本線「menu」を押す
 ↓
「キーワードで検索」と表示されるので、そこに行きたい場所や見たい物などキーワードを入力
 
希望のコースが見つかるといいですね!

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次