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京都|最初の天満宮“吉祥院天満宮”菅原道真公ゆかりの見どころ盛りだくさん!

全国各地にある「天満宮」、京都といえば北野天満宮、福岡といえば太宰府天満宮、学問の神様として名高い菅原道真公を祀る神社です。

そんな天満宮ですが、京都には日本全国の天満宮・天神の総本社である北野天満宮よりも早く創建された「吉祥院天満宮」があります。

吉祥院天満宮は、日本で最初の天満宮とも言われています。

今回は、「吉祥院天満宮」をご紹介します。

境内には、菅原道真公のへその緒を埋めたと伝えられる塚や、習字の時に使ったという硯の水などゆかりのスポット盛りだくさんですよ!

ちなみに、吉祥院天満宮は菅原道真公の生誕の地と伝わっているのですが、実は菅原道真公の生誕の地には諸説があり、京都市内だけでも3か所も生誕の地があるので、これについても解説します!

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菅原道真公“生誕の地”は?京都市内だけでも3か所ある⁉

菅原道真公の生誕の地は諸説あり、京都市内だけでも3か所生誕の地と伝えられる場所があります。

京都市上京区の菅原道真公が誕生した際、初湯に使ったという井戸「初湯井(うぶのい)」がある【菅原院天満宮神社

京都市下京区の菅原道真公の邸跡で天満宮誕浴の井がある【菅大臣神社

そして、京都市南区の【吉祥院天満宮】の3社です。

「吉祥院天満宮」は、菅原道真公の臍の緒を埋めた「胞衣塚(えなづか)」や少年時代に習字に使用したという「硯の水」、顔を写したと伝える「鑑(かがみ)の井」などがあり、有力な候補地のひとつと言われています。

菅原道真公は、幼少の頃から神童と呼ばれていました。菅原道真公にあやかって、3社巡ってみてはいかがでしょうか?


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吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)

吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)は、菅原家ゆかりの道真公御誕生の地に、承平4年(934年)朱雀天皇の勅命によって創建されました。

最初の天満宮と言われています。

御祭神は、菅原道真公と吉祥天女です。

受験合格や開運招福のご利益で知られています。

境内には、道真公にまつわる見どころがたくさんあります!

吉祥院天満宮の境内 見どころ紹介

吉祥院天満宮には、境内にはゆかりのスポットが点在しています。

境内には天満宮の神使である牛の姿を見ることができます。

吉祥院天満宮の狛犬ならぬ狛牛です。

そして、社殿の左手にはかなり目立つ黄金の巨大牛が!

こちらは、2020年に登場したのは黄金の牛です。

天満宮の牛は「なで牛」となっていることが一般的で、体の悪い部分や知恵が欲しい場合は頭を撫でるというように、撫でた部位と同じ箇所にご利益があると言われています。

この黄金の牛は、なでるだけでなく、お腹部分をくぐることもできるようになっているのが特徴です!

ちなみに潜ってみましたが、大人の男性が余裕で抜けられる大き目の穴になっていますよ!

社殿の左手には、道真公が少年時代に習字に使ったと言われる「硯の水」があります。

この水を使って字を書けば美しい字が書け、学問成就のご利益もありそうですよね。

「胞衣塚(えなづか)」には、菅原道真公のへその緒を埋めたと伝えられています。

「胞衣塚」の中が見えるので覗いてみると、中央にへその緒を形どったと思われる丸い石が置かれていました。

初宮詣りに訪れる人も多く、胞衣(えな)塚の前で赤ちゃんの鼻をつまみ元気な声を上げさせることができると、健康に成長し将来の成功にもつながるとされています。

毎年6月25日の菅原道真の誕生日には菅公御誕辰祭が行われ、安産祈願のご祈祷もされています。

「菅公御誕生之地」の石碑が立っています。

この場所には、道真公の産湯に使われた井戸があったとされていて、近年社伝に基づいて「産湯の井」が再建されています。

菅原氏守護の本尊として創建された吉祥天女堂があります。

遣唐使として空海や最澄と共に唐に渡った道真公の祖父である「菅原清公(すがわらのきよきみ)」が、唐へ渡航中に嵐に遭い、その際に「吉祥天女」の霊験により唐に無事着くことができたことから、帰国後に自ら吉祥天女像を刻んで自邸内にお堂を建立し、そのお堂に「吉祥院」と名付けたのが「吉祥天女堂」とされています。

吉祥院はこの周辺地域の地名にもなっています。

また、吉祥院天満宮の西には弁財天を祀る神社があり、そこに「鏡の井」があります。

「鑑の井」は底まで見えるほど清らかな井戸で、道真公はこの井戸を鏡の代わりにして自らの姿を映していたといわれています。

【吉祥院天満宮】アクセス基本情報


【吉祥院天満宮】基本情報

住所:京都府京都市南区吉祥院政所町3
電話:0756915303
参拝時間:自由
授与受付:9:00~17:00
アクセス:JR「西大路駅」下車 徒歩約15分
JR京都駅から市バス「西大路九条」下車徒歩約10分


吉祥院天満宮を参拝した時期は、ちょうど七五三のころだったので、

境内には七五三詣りの家族連れが参拝する姿もちらちらと。

七五三の飾り付けが賑やかなのも印象的でした!

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