今回は、鞍馬弘教の総本山である鞍馬寺をご紹介します。
鞍馬寺は、京都有数のパワースポットとして知られていているお寺ですよ。
鞍馬寺の由緒
鞍馬寺は、650万年前に護法魔王尊が舞い降りた土地と伝えられています。
鬼に襲われ逃げ延びた鑑禎上人の目の前に千手観音の像があったことから、助かったのは観音様のご加護だと、観音様を祀ったのが鞍馬寺の始まりと言われています。
御本尊は、毘沙門天・千手観音・護法魔王尊が祀られています。
毘沙門天は「太陽の精霊」、千手観音は「月輪の精霊」、護法魔王尊は「大地の精霊」とされ、宇宙と自然のエネルギーが体全体を包むことで悪い運気を追い出し心身ともに清らかにしてくれるとされています。
金堂前にある石床「金剛床」は、その中心に立ち両手を広げ、空を仰ぐと、宇宙と一体化して願いが叶うと言われ、鞍馬寺でも随一のパワースポットとなっています。
また、護法魔王尊は負のエネルギーを吸い取ってくれるとされて、悪いことが続くときなど、お参りすると良いのだそうです。
鞍馬寺の境内
鞍馬駅から徒歩3分で仁王門が見えてきます。
本殿である金堂へは、ケーブルに乗るか歩いて山を登ります。
途中には、火祭りで有名な「由岐神社」があります。お参りする場合は、往復のどちらかは歩くきましょう。
山門前の狛犬は、虎なので狛虎です。
虎は、御本尊でもある毘沙門天のお使い言われ、鞍馬山では特に大切にされているそうです。
参道は整えられて、紅葉シーズンも綺麗ですが、青もみじの時期も思わず写真を撮りたくなる美しさです。
本殿である金堂の狛犬も虎です。
毘沙門天王の出現が虎の月、寅の日、寅の刻と言われることから、祀られている御本尊は60年に1度、丙寅の年に開扉されます。
鞍馬寺からさらに山を登ると貴船に抜けるハイキングコースとなっています。
歩いて約2時間程の高低差が大きいコースですが、 護法魔王尊が降臨したとされる奥の院・魔王殿や、牛若丸は、天狗に兵法を習うために深夜、独りで奥の院道を急ぎ、途中で息つぎのために湧水を飲んだとされる「義経公息つぎの水」など、見どころの多いコースとなっています。
鞍馬寺アクセス
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074番地
HP:http://www.kuramadera.or.jp/
最寄り駅:叡山電車「鞍馬駅」
鞍馬駅からの参道には、昔ながらのお土産物屋さんが並んでいます。
帰りのバスを待つ間に、多聞堂(たもんどう)さんの「牛若餅」をいただきました!
中はこし餡で、お餅もやわらかくて美味しですよ!
参拝の後にぜひ食べてみて下さいね。