白雲神社は、京都御苑の中に鎮座する小さな神社で、鎌倉時代に西園寺公経(さいおんじ きんつね) が北山に別荘を造営する際、音楽の神様をお祀りするために建立した「妙音堂」が始まりとされています。
白雲神社の本殿の裏には「御所のへそ石」と呼ばれている石があり、怪我や病気の治療に効果があるいわれています。
今回は、白雲神社をご紹介します。御利益、見どころ、アクセスなどをお届けします!
白雲神社(しらくもじんじゃ)の由緒
京都御苑内に鎮座する白雲神社は、旧西園寺家の鎮守社です。
1224年(元仁1)に西園寺公経が北山殿(現在の金閣寺の地)を造営の際に建立した「妙音堂」が始まりとされています。
その後幾多の変転され、1769年(明和6)に西園寺邸の移転と共に現在地に移り再興されました。
明治になり、西園寺家は東京へ移り妙音堂は廃祀の危機に合いますが、地元有志の尽力により存続され、1878年(明治11)にかつての鎮座地名から現社の名に改められました。
祭神は「市杵島姫命」で妙音弁財天とも称され、音楽の神様としても信仰されています。
白雲神社は御所の弁天さんとして京都市民に親しまれています。
京都出町柳の妙音弁財天堂とこの白雲神社とは姉妹関係で、蛇は弁天様のお使いと言われていることから、どちらも巳年には多くの初詣参拝者で賑わいます。
巳の日毎の礼拝には参拝式が行われ、お祓い、お清めが受けられます。(参拝ご自由・無料)
御祭神は琵琶を弾くお姿の妙音弁財天坐像で平成14年に重要文化財に指定されました。
白雲神社(しらくもじんじゃ)の見どころ
「白雲神社」の扁額は、西園寺公望筆です。
本殿に祀られている「木造弁才天坐像」は、西園寺妙音堂の旧本尊で重要文化財に指定されています。
鎌倉時代(13世紀前半)の作品で、菩薩が琵琶を弾奏する弁才天坐像の最古例と言われ、西園寺家が琵琶の名手である藤原師長の念持仏を譲り受けたと伝わってういます。
ただし、残念ながら非公開のため観ることはできません。
本殿の裏側に回ると、「薬師石」が鎮座しています。
薬師石は、大切に守られてきた神聖な磐座(いわくら)で、古神道では信仰の対象とされていました。
別名「御所のへそ石」とも呼ばれ、この石を手で撫で患部をさすると、怪我や病気の治療に効果があると伝えられます。
ちなみに、石の前面に人面のように見える凹凸があり、古くから信仰の対象として大切にされてきたのだそうです。
角度も変えて撮影させていただきましたが、人面が見えるかどうかは、光の具合などにもよるのかもしれません。
月に2〜3回めぐる巳の日には、朝7時から御祓が行われます。
一年で最もご利益のある9月の巳の日には小判のお守りを授与されます。
神域には清らかな名水が湧き出ています。
本殿左手の社務所で、琵琶の印が印象的な御朱印を授与頂けます。
参拝させていただいた日は、海外からの旅行者の方が多く参拝されていて、たくさんの方が御朱印を求めて列ができていました。
【白雲神社】アクセス基本情報
【白雲神社】基本情報
住所:京都府京都市上京区京都御苑内
電話:0752111857
参考HP:http://www.city.kyoto.lg.jp/kamigyo/page/0000012393.html
アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車徒歩約9分
広くて散策や日向ぼっこをするのが気持ちいい京都御所。
そんなの中にある小さな森のような場所に鎮座している白雲神社に、地元の方たちが参拝をして過ぎて行くのを見ると、地元の方々に愛されているのがわかります。
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