こんにちは。
【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。
今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。
京都市北区に等持院と言う寺院があります。
京都には、名勝と呼ばれる庭園が数多くありますが、ここ等持院にも見事な庭園があることで有名です。
今日は、大きな達磨図や歴代の足利将軍の像、庭園など、見どころ沢山の等持院をご紹介します。
等持院の歴史
等持院は、臨済宗天龍寺派の禅寺です。
暦応4(1341)年に、足利尊氏が「等持寺」の別院として夢窓国師を開山として創建しました。
二条大路高倉の東南にあった尊氏の屋敷は、室町幕府の政庁であり、禅宗寺院としての役割ももっていた為、禅宗寺院としては「等持寺」といわれていました。
尊氏の死後、別院等持寺は尊氏の墓所となり、名前を「等持院」と改称しました。
その後、応仁の乱で本寺の「等持寺」が焼失したため、別院だった現在の等持院が本寺となりました。
等持院の見どころ
山門から庫裏に入ると、大きな達磨図の衝立が目に飛び込んできます。
これは天龍寺にあるものと同じで、元天龍寺派管長であり等寺院の住職だった関牧翁老師作だそうです。
現在の方丈は、妙心寺塔頭海福院から文政元(1818)年に、等持院に移築された建物です。
方丈(ほうじょう)から望む南側の庭園です。
等持院は、季節折々の花が楽しめる池泉回遊式の日本庭園が有名ですが、こちらの枯山水庭園ものんびり眺めていたくなる美しい庭園です。
方丈の奥には、霊光殿(れいこうでん)があります。
霊光殿の中には、弘法大使作と伝わるご本尊・利運地蔵尊、左右に達磨大師と夢窓国師、そして歴代の足利将軍の木像がずらりと安置されています。なぜか徳川家康の像も安置されています。
中は、写真撮影禁止となっています。
そして、方丈の北側には池泉回遊式の日本庭園があります。
この庭は、苔寺で有名な西芳寺や天龍寺の庭園を作庭した夢窓国師の作庭と伝えられています。
茶室「清漣亭(せいれんてい)」・芙蓉池(ふようち)からなる西庭と、心字池(しんじち)中心の東庭からできています。
上の写真は、東庭の心字池(しんじち)の周りの半夏生です。
そしてこちらが、西庭、衣笠山を借景に作庭されています。
庭の少し高台から見た方丈です。
西庭は、芙蓉池の周りに、つつじを始め四季折々の草花が彩を添える美しい庭園となっています。
書院に座って眺める芙蓉池は、緑が鮮やかで心が和みます。
書院では、四季折々に表情を変える芙蓉池を眺めながら、お抹茶を味わうことができますよ。
アクセス
京都市北区等持院北町63
京福電車の等持院駅から徒歩10分ほどです。
いかがでしたでしょうか?
足利家の菩提寺・等持院の庭園の美しさは必見です!
一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
それでは、また。