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奈良|大神神社でご神体・三輪山を拝む!最強の開運・金運パワースポット

奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)は、日本最古の神社のひとつで、自然そのものを神として祀る特別な場所です。

三輪山(みわやま)そのものを神体山として崇め、神域には金運や開運、商売繁盛といったご利益が宿っているとされています。

この記事では、大神神社の神秘的な魅力や伝説、御神体である三輪山への登拝についてや大神神社の見どころ、そして周辺で楽しめる三輪素麺のおすすめ店もご紹介します!

大神神社とは?三輪山に宿る自然信仰の神聖な空間

大神神社は、三輪山をご神体とする、日本でも最も古い神社のひとつで、社殿を持たずに山そのものを神として拝む「自然信仰」が、今も息づいています。

ご祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)で、国土を守り繁栄をもたらす神として崇められてきました。

金運や開運、商売繁盛などのご利益を求めて全国から多くの方が訪れる、人気のパワースポットでもあります。

三輪山の荘厳な姿を拝むと、厳かな気持ちで自然への感謝が湧いてくるような場所です。

大物主大神と百襲姫|大神神社に伝わる蛇神の伝説

崇神天皇の御代、倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ)という巫女がいました。

百襲姫は、天皇のまつりごとを助ける神意を伝える巫女で、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)の妻となられましたが、大神は夜にしか姫のもとを訪れませんでした。

あるとき、姫は「お顔をはっきり拝見したい」と大神にお願いします。

すると大神は「明日の朝、櫛の箱にいるが、箱を開けても決して驚いてはならない」と念を押して伝えました。

そして翌朝、姫が箱を開けると中には小さな蛇が入っていて、姫は思わず驚いて悲鳴を上げてしまいます。約束を破られたことを知った大神は、蛇からたちまち美しい男性の姿に変わり、姫を責め、二度と会うことはないと、三輪山に帰ってしまいました。

深い悲しみに襲われた百襲姫は後悔し、箸で女陰を突いて命を落としてしまったのです。こうして姫の墓は「箸墓(はしはか)」と呼ばれるようになり、三輪山の麓にその地が残されています。

この悲恋の物語は日本書紀に書かれ、大物主大神が蛇の姿で現れた伝説として語り継がれています。

また、大物主大神が蛇の姿で現れるお話は、日本書紀の雄略天皇の時代にも登場します。大物主大神が蛇体として顕現されるという物語は、蛇神の信仰の古さを伝えていて、大神神社では蛇を「巳さん」と親しみを込めて呼び、幸運や福をもたらす神聖な存在として崇められています。

大神神社の拝殿の右手にある「巳の神杉」は、大物主大神の化身の白蛇が棲むと言われ、蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされているのですが、これは巳さんの好物をお供えしようとする、参拝者の信仰心の表れなのだそうです。

三輪山登拝と注意事項

大神神社の御神体である三輪山へは、登拝することができますが、登拝することのできる時間帯、登拝できない日など、登拝するためのがあります。

大神神社のご神体である「三輪山」は、古くから神聖な場所として守られてきたため、観光登山やハイキングではなく、「お参り」としての心構えが必要です。

登拝の手続き

  1. 手続き場所
    登拝の受付は、狭井神社の社務所で行います。ここで必要な手続きをし、注意事項の説明を受けましょう。
  2. 記入と料金
    受付で専用用紙に名前や住所、緊急連絡先を記入し登拝料を納めます。緊急連絡先は、一緒に山に登らない方の番号も必要です。
  3. タスキの装着
    受付後、白いタスキを受け取り、登拝中はこれを身に着けます。タスキは下山後に返却します。
  4. お祓い
    登拝前に、自分自身でお祓いを行います。お祓いの方法はその場で案内があるので、初めての方も安心です。

登拝の注意事項

  • 登拝できる日と時間
    天候や祭礼の都合で登拝が禁止される日がありますので、事前に大神神社に確認してください。
  • 所要時間
    往復で約4km、登りに約1時間半、下りに約1時間、体力のあるかたや歩くペースが速い方は2時間以内でも往復可能ですが、無理のないペースで登りましょう。坂が急なため登りよりも下りの方が足に負担がかかります!
  • 服装と持ち物
    坂が急で体力が必要なため、動きやすい服装と靴が必須です。荷物は狭井神社のロッカーに預け、できるだけ軽くしておきましょう。

無理をせず、安全第一で

三輪山は勾配がきついため、無理は禁物です。最近は体調不良を起こし消防署の出動を要請する事例も多くなっているようなので、無理はせず、体調に不安がある方は、狭井神社から三輪山に向かって手を合わせお参りをさせていただきましょう。

大神神社の見どころ

大神神社の境内はとても広大で、摂社や末社も数多くあり、見どころがたくさんあります。

参拝に訪れる際は、本殿だけでなく、境内のさまざまな神社にも足を運び、その魅力をじっくりと味わうのがおすすめです。

巳の神杉(みのかみすぎ)

大物主大神と百襲姫の伝説をご紹介したときにも、チラッと書きましたが、大神神社の拝殿の右手にある「巳の神杉」は見どころのひとつです。

三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むことから「巳の神杉」と名付けられたのだそうです。

上の写真では分かりにくいですが、よ~く見ると巳の神杉の前に設けられた棚には、蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされています。

夫婦岩

上の写真では肝心の岩が写っていませんが、「夫婦岩」は、三輪の神と人間の女性の恋物語を伝える二つの岩が、夫婦のように寄り添うように並んでいて、縁結び・夫婦円満のご利益があるとされ、多くの参拝者に人気のパワースポットです。

狭井神社と薬井戸

垂仁天皇の時代に創建され、ご祭神の荒魂(あらみたま)をお祀りしています。特に病気平癒や身体健康のご利益がある神様として、古くから信仰されています。

毎年4月18日には「鎮花祭(はなしずめのまつり)」が行われます。この祭りは701年に定められた大宝律令(たいほうりつりょう)で、大神神社と狭井神社で行うことが定められた疫病除けの重要な祭事です。今では「薬まつり」としても知られ、医薬関係の方々も多く参列する疫病よけの行事として有名です。

狭井神社拝殿脇には「薬井戸」と呼ばれるご神水があり、万病に効くといわれています。

健康や長寿にご利益があるとされ、水を汲みに来られる方があとをたたないスポットとなっています。参拝の際に、ご神水をいただくのもおすすめです。

大神神社の大鳥居

大神神社に近づくと、とにかく一番目の大鳥居に驚かされます。

周りには高い建物もなく、遠くから見ると田んぼの中にそびえ立つ大鳥居は圧巻です!

上の写真には、御神体である大神山は写っていませんが、大神山を背景にしてみる大鳥居も見応えがあります。

周辺グルメ|三輪素麺の歴史とおすすめ店

奈良の名物「三輪素麺」は、大神神社の神主の次男であった大神穀主(おおみわのたねぬし)が、奈良時代にこの地で小麦を栽培したのが発祥です。

江戸時代の書物にも「糸のように細く、茹でても膨らまない」と紹介され、多くの人に長年愛されてきました。

大神神社周辺の三輪素麺オススメのお店をご紹介します。参拝の後にはぜひ、三輪素麺を味わってみてください。

そうめん處 森正

大神神社の二の鳥居前に位置する老舗素麺専門店で、うどんのような食感の太めの素麺が、濃いめのつゆと相性抜群です。店構えも風情があって旅気分を味わえます。

三輪山本 お食事処

大神神社の大鳥居から歩くと20分、車で3分ほどと、少し離れてしまいますが、三輪素麺の名門「三輪山本」が運営するカフェ・レストラン。自社製品の素麺を使った「にゅうめん」や「冷やし素麺」などの季節メニューが楽しめます。

三輪山本の直販店にもなっているので、お土産用の素麺も購入にもおススメです。

三輪そうめん 福神堂

大神神社の鳥居近くにある福神堂では、三輪素麺と共に奈良の郷土料理「柿の葉寿司」も味わえます。奈良の風味を堪能できる落ち着いた雰囲気のお店です。

  • 住所:奈良県桜井市三輪492
  • 営業時間:11:00~15:00


ご紹介したおすすめ店には定休日があり、営業時間も変更される場合があります。

訪れる際は、事前にご自身で最新の営業時間や休業日を確認してからお出かけください。

【大神神社】アクセスと基本情報

  • 所在地:奈良県桜井市三輪1422
  • 電話番号:0744-42-6633
  • 大神神社公式HPhttps://oomiwa.or.jp/
  • アクセス:JR桜井線「三輪駅」から徒歩約5分

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