今回は、大阪のビジネス街「淀屋橋」に鎮座する『御霊神社』をご紹介します。
境内の様子やご利益、アクセスについてお届けします!
御霊神社(ごりょうじんじゃ):大阪市
御霊神社は、大阪の船場(せんば)・中之島・京町堀(きょうまちぼり)・靱(うつぼ)などの
旧摂津国津村郷の産土神として信仰を集めた神社です。
今でも「船場のごりょうさん」の愛称で親しまれています。
御霊神社の歴史
現在の靭(うつぼ)辺りは、昔は葦の茂る円形の入り江で「圓江(つぶらえ)」といいました。
ここに産土神を祀る「圓神祠(つぶらしんし)」が建てられたのが、御霊神社の始まりとされています。
瀬織津比売神、津布良彦神、津布良媛神が祀られ、圓神社、圓江神社、津村神社と呼ばれていました。
文禄3(1594)年に、因幡国鹿野藩主の亀井茲矩から船場の自邸敷地の一部を寄進され、圓江から現在の船場へ移りました。
その本殿へ、豊臣秀吉が小祠乾八幡宮と源正霊社を合祀し、「御霊神社」という名称になりました。
明治から大正までは、境内で人形浄瑠璃の「御霊文楽座」の興業が行われ、見世物小屋や夜店が建ち並び賑わっていたと言います。(御霊文楽座は、国立文楽劇場の前身)
御霊神社の境内
こちらが鳥居です。
鳥居の左には由緒書きがあります。
鳥居をくぐると目の前に、本殿があります。
鳥居くぐってすぐ右手にあるのが、東宮です。
皇大神宮、恵比寿神社、猿田彦神社、摂社十二神社が合祀されています。
右奥には、末社の松ノ木神社があります。
写真の右側、木に隠れて見えにくいですが、こちらも末社で大国社です。
御霊神社のご利益
縁結びや厄除け、美肌、金運、商売などにご利益がある神様が祀られています。
大国社や東宮の五福恵比寿神社には、金運アップや商売繁盛のご利益があります。
特に女性に嬉しいご利益が得られるのが、境内の北側にご神木の楠です。
この楠は、空襲で境内が焼失した際に焦げてしまったのですが、その状態から再生したそうで、今では肌によい木と言われ「肌まもりの木」と呼ばれるようになり人気になっています。
この楠の幹に、手を触れてお祈りすると美肌になるご利益があるそうです。
【御霊神社】アクセス基本情報
【御霊神社】基本情報
住所:大阪府大阪市中央区淡路町4-4-3
電話:0662315041
HP:http://www.goryojinja.jp/
アクセス:地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」から徒歩約5分
上の写真は、大阪市の都心部を南北に縦断する大阪を代表する幹線道路「御堂筋」から撮ったものです。
オービック御堂筋ビルとコインパーキングの間を見ると御霊神社が見えています。
大阪メトロ御堂筋線の「淀屋橋駅」13番出口から徒歩約5分、大阪メトロ四ツ橋線「肥後橋駅」6番出口からは徒歩約6分です。
ちなみに、淀屋橋駅は「梅田」から一駅で、梅田駅から歩いても15分ほどしかからない便利な場所にあります。
この日もビジネス街にあるだけあって、出勤や営業途中のビジネスマン、商売をされている方が、ひっきりなしに参拝に訪れていました。
アクセスもよい場所にあるので、参拝してみてはいかがでしょうか。