こんにちは。
【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。
今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。
四天王寺の近くに鎮座する堀越神社は、一生に一度の願いを叶えてくれると人気のパワースポットとなっています。
今日は、交通量の多い国道に面していながら、静かで神秘的な空気が漂う堀越神社をご紹介します。
堀越神社の歴史
堀越神社は、大阪市天王寺区の茶臼山に鎮座しています。
593年、第33代・推古天皇の時代に聖徳太子が四天王寺建立のときに建立されています。
四天王寺の周囲に配置した四天王寺七宮の一つに数えられる神社で、堀越神社は四天王寺の裏鬼門(南西の方角)に配置されています。
聖徳太子が叔父の第32代・崇峻(すしゅん)天皇を偲んで茶臼山に建立したと伝えられており、主祭神として崇峻天皇が祀られています。
明治中期までは境内の南沿いに堀があり、この堀を越えて参詣したことから「堀越神社」と呼ばれるようになったそうです。
堀越神社・境内の様子
堀越神社の目の前は、国道でかなりの交通量がありますが、鳥居を一つくぐると別世界が広がっています。
さらに鳥居をくぐるります。
拝殿が緑に囲まれていて、とても静か、境内の外との空気の違いを感じます。
境内は整理されていて、とても気持ちよく参拝させていただくことができます。
現在の拝殿は昭和40年代に再建されたものです。
一の鳥居をくぐって右には、樹齢550年を超える御神木があります。
この御神木に触れるとパワーがいただけると言われていて、触れるだけで十分パワーをいただけるのですが、大胆に抱きついている方も目にします。
太上神仙鎮宅霊符神が鎮座し、その奥に見えているのが御神木です。
太上神仙鎮宅霊符神は、別名「ちんたくさん」とも呼ばれ、お守りやお札の元祖の神様です。
こちらは茶臼山稲荷社です。
もともとは、すぐ近くにある茶臼山の山頂に祀られていました。
境内には他にも、かつて八軒家の渡辺の津にあった熊野第一皇子之宮や、黒蛇と白蛇の神様が祀られていて、事業発展のご利益があるといわれている黒龍社・白龍社が鎮座しています。
かえるの形をした霊石柄杓で「かえる石」は、水をかけて祈願すると、失ったものがかえってくると言われています。
一生に一度の願いが叶う〝ひと夢祈願〟
堀越神社といえば、「一生に一度の願いを叶えてくれる」という「ひと夢祈願」が有名です。
ひと夢祈願を請け、願い事を書いた祈願の短冊をお守り袋に入れて、普段から持っていると念願が叶うそうです。
「ひと夢祈願」は予約が必要で、事前に電話で自分が希望の日を予約し、初穂料5000円となっています。
心理的には、大安や一粒万倍日、天赦日など縁起のいい日にしたくなりますが、吉日には参拝する方も多いのであえてはずす方が、ゆっくりと祈願も参拝もできるかもしれませんね。
ちなみに、要望が多かったため、郵送でも祈祷を受け付けているそうです。
電話かメールで「ひと夢祈願郵送希望・郵便番号・住所・氏名・電話番号」を伝えると、受付書と願い事を書く短冊が送られてきます。記入して返送すると、祈祷された短冊が御守袋に入れられて届きます。
遠くて行きたいけど行けないと言う方は、郵送申し込みしてみてはいかがでしょうか?
堀越神社で人気の〝お守り〟
「堀越さんは一生に一度の願いを聞いてくださる神さん」という言い伝えがあるだけあって、参拝に訪れると、境内では熱心に時間を掛けてお願いしている方をよく見かけます。
そんな堀越神社のお守りも、また人気となっています。
申年の梅には神が宿ると言われることから、申年の梅を奉製した「こけざるの梅」は、こけない・転倒しないと、受験のお守りとして人気です。
かわいくて人気なのは「桃守り」、桃の木を掘り出して作られています。
アクセス
大阪市天王寺区茶臼山町1-8
地下鉄御堂筋線・谷町線・JR「天王寺駅」、近鉄「あべの橋駅」より 徒歩約10~15分
堀越神社周辺には、大坂夏の陣の激戦が繰り広げられた茶臼山や真田幸村が最期を迎えた安居神社、四天王寺などがあり歴史散策にはぴったりです。
帰りには、あべのハルカスに立ち寄って、お買い物や食事も楽しめますよ。
それでは、また。