こんにちは。
【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。
今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。
大阪の箕面市にあるお寺「勝尾寺」、桜の時期は一面が薄紅色に染まる遅咲きの桜、また紅葉の名所としても知られています。
今日は、境内のあちこちに勝運ダルマが並ぶ「勝尾寺」をご紹介します。
勝尾寺の由来
勝尾寺は、大阪府箕面(みのお)市の標高255mの山の上にある高野山真言宗の寺院です。
十一面千手観世音菩薩を本尊として祀られています。
大自然に囲まれたこの勝尾寺の前身は、光仁天皇の皇子(桓武天皇の異母兄)である開成が創建した弥勒寺で、約1300年前から信仰されています。
「勝尾寺」名の由来は平安時代にさかのぼります。
平安時代以降、山岳信仰の拠点として栄え、天皇など貴人の参詣も多かったと言います。
当時、絶対的な権力を持っていた清和天皇の病気平癒の祈祷を当時の住職行巡が行って病が治ったことから、清和天皇自ら「勝王寺」という寺号を贈られました。
つまり「王に勝った寺」、勝王寺と言う意味でしたが、「王に勝つ」など畏れ多いと、「勝尾寺」にとなり現在に至っています。
以降、源氏や足利氏豊臣氏らが戦勝祈願し、勝運信仰が広まりました。
現在も商売や就職・試験・スポーツなど、勝ち運祈願の寺院として、信仰され続けています。
勝尾寺の境内
入口には大きな社号標が、勝尾寺は西国三十三所の第23番札所となっています。
ここにもダルマが並んでいます。
勝尾寺の入り口を抜けると山門があります。
色鮮やかで、迫力がある山門です。
山門から「お浄め橋」と呼ばれる橋が架かっています。
池には、時間によって霧が出ています。これは勝尾寺の神聖な水を霧状にしているそうで、霧をあびるとお清めになりそうですね。
一面きりに覆われた池は、まるで雲海のよう、とても幻想的です。
勝尾時の広さは、東京ドーム5個半ほどもあり、四季を通して見ごたえのある美しい風景みることができます。橋の上から見渡すと、勝尾寺が山に囲まれた大自然の中にあることがよくわかります。
鮮やかな朱色が印象的な本堂です。
奉納棚には、祈願成就を果たした勝ちダルマがぎっしりと奉納されています。
先ほど写真でもご紹介した社号標にもありましたが、境内では、至る所で小さなダルマの姿を見かけます。
この小さなダルマは「ダルマみくじ」です。
そこかしこにダルマみくじが並ぶ光景は、とってもユニークです。
参拝を終えた帰り道にチェックしたいのが、来た時にくぐった山門です。
山門をお浄め橋から見ると、内側にかかっているの扁額には、勝「尾」寺ではなく、勝「王」寺の文字があります。ここに、当初「勝王寺」という寺号を贈られた名残を見ることが出します。
勝尾寺は、自然豊かで四季の花や木を楽しめる寺院でもあります。
ぜひ勝尾寺に訪れて、四季を感じながらゆっくりとした時間を楽しんでみてください。
アクセス
大阪府箕面市粟生間谷2914-1
阪急電鉄「箕面駅」よりタクシーで15分です。
地下鉄御堂筋線「千里中央駅」から、阪急バス「北摂霊宛」行に乗りかえ「勝尾寺」で下車すると、すぐです。バスの本数は少なめなので、タクシーを利用がおすすめです。
最寄り駅の箕面駅からは、あるくと2時間ほどかかるのですが、なだらかな山道を歩く人気のハイキングコースとなっています。
境内に奉納された山のような勝ちダルマから、このお寺の祈願パワーの凄さを感じます。
本堂前には勝ちダルマが販売されていますので、参拝の後、だるまを買ってみてはいかがでしょうか?
それでは、また。