杭全神社の歴史と見どころ

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こんにちは。

【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。

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今日は、大阪市平野区にある杭全神社(くまたじんじゃ)をご紹介します。

目次

杭全神社の歴史

杭全神社は、貞観4(862)年、征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の孫・当道(とうどう)が、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を祀る祇園社を創建したと伝えられています。

建久元年(1190)年には、熊野三所権現を勧請して祀ります。

さらに後醍醐天皇の勅命で、伊弉册尊(いざなみのみこと)速玉男尊(はやたまのをのみこと)事解男尊(ことさかのをのみこと)を祀りました。

3社殿とも、国の重要文化財に指定されています。

中門の奥に、本殿・若一王子社・八王子社・天満宮・皇大神宮が並んでいます。

日本で唯一の連歌所

杭全神社の境内には、日本で唯一連歌所(れんがどころ)が残っています。

連歌所というのは、連歌をするための建物のことです。

連歌所は、室町時代に建てられましたが、大坂冬の陣で焼失し、現在の建物は、宝永5(1708)年に再建されたものです。杭全神社では、今でも定期的に平野法楽連歌会が催されています。

ちなみに、連歌とは、和歌を使った文芸のことで、和歌の上の句(五・七・五)と、下の句(七・七)を何人かで交互に作り、ひとつの詩になるように競い合い楽しみます。

杭全神社の境内

上は拝殿です。

田村社(たむらしゃ)
主祭神は、坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ)です。

弘法大師を祀る大師堂でしたが、神仏分離で長宝寺の田村堂に祀られていた田村麻呂像をこの社に移し、弘法大師は長宝寺に移されました。

摂社 天満宮拝所です。
天満宮社は本殿を囲む瑞垣の奥にあり、この拝所で参拝できるようになっています。

他にも、稲荷社、鎮守社、十柱社、恵比須社などがあります。

また、境内には、樹齢800年とも1000年とも言われ、府の天然記念物になっている大クスノキ、樹齢約500年の垂乳根(たらちね)の銀杏の巨樹があり、祈願をすると母乳の出がよくなったり、乳房の病が治ると伝えられています。

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