こんにちは。
【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。
今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。
大阪キタと呼ばれる梅田に、縁結びのご利益があると有名な露天神社(つゆのてんじんじゃ)があります。
今日は、大阪梅田のビルの谷間に鎮座する露天神社をご紹介します。
露天神社
梅田の「お初天神通り商店街」と言う名のほぼ居酒屋街を南へ通り抜けると、ビルの谷間に露天神社が鎮座しています。
小さな飲食店が並ぶ裏路地へ抜ける鳥居もあって、周辺探索をするのも楽しめる場所ですよ。
お初天神と曾根崎心中
露天神社の正式名称よりお初天神と聞く方がピンとくる方が多いかもしれません。
露天神は、通称「お初天神」の名で親しまれています。
なぜお初天神と呼ばれるようになったかと言うと、露天神社は、近松門左衛門作「曽根崎心中」ゆかりの地だからです。
曽根崎心中は、実際に起きた事件をもとに書かれています。
それが、元禄16年4月7日に大阪堂島新地天満屋の女郎「はつ」と、内本町醤油商平野屋の手代「徳兵衛」が情死した事件です。
この事件で、二人が死を遂げた場所が、露天神の森だったため、この事件が起きて以降、露天神社はお初天神と呼ばれるようになりました。
露天神社の歴史
昔はこの付近は大阪湾に浮かぶ小島の一つだったそうで、そこに「住吉須牟地曽根ノ神」をお祀りしたのが始まりだとされています。「難波八十島祭」(注1)旧跡の一社である。曽根崎(古くは曽根洲と呼ばれた)の地名は、この御神名によるとされている。
創建された年代についてははっきりしていません。
昭和20年6月に太平洋戦争の空襲にあい焼失、現在の社殿は、昭和32年9月に造営竣工したものです。その後、修復や造営を行い現在に至っています。
露天神社の境内
それでは、露天神の境内の様子をご紹介していきましょう。
まずは、鳥居ですが、東西南北にあります。
正門はこちら南側の鳥居です。
正門の向かいには、ビジネスビルがたっています。
お初天神通り商店街を梅田駅方面から南に通り抜けたところに警察の派出所があり、その隣に西側の鳥居があります。ちなみに目の前が、幹線道路の御堂筋です。
上の写真が商店街を抜けたところ、右に「露天神社」の文字が見えます。
「露天神社」の文字のところを入ると、鳥居があります。
お初天神道理商店街を南まで通り抜けずに、途中左手に出てくるのが、北側の鳥居です。
まさにビルの谷間!といった感じです。
そして、東側の鳥居がこちらです。
「鳥居なんか見えないぞ!」って感じですが、この細い路地の先、突き当りに「お初天神」の提灯が下げられています。
「こちらから入ってくるのは難しいかも?」というディープな裏路地ですが、境内側から見ると、上の写真のように少しは分かりやすいかもしれません。
この狭い路地、小さなお店が並んでいて、夜はどのお店も賑わっています。昼間は閑散としていますが、夜はネオンで輝いています。
それでは、境内へ、こちらが本殿です。
後ろに建築中の建物は、高級マンションのラ・トゥールです。
本殿の前に立つ2本の石柱には、第2次大戦時の傷跡が今も残っています!
本殿の左手は、うって変わってド派手な感じで、曾根崎心中の絵とハート形の絵馬が奉納されています。お初天神は、官公庁後援に「恋人の聖地」として認定されていて、恋人の聖地の看板もたっています。
お初と徳兵衛の像です。
曾根崎心中ゆかりの地の石碑もあります。
恋人の聖地の横にあるのが、開運稲荷社(かいうんいなりしゃ)です。
玉津大神、天信大神、融通大神、磯島大神が祀られています。
商売繁盛、五穀豊穣、皮膚病治癒などのご利益があるとされています。
本殿の右手にあるのが、水天宮 金刀比羅宮です。
天乃御中主大神、安徳天皇、大物主大神、崇徳天皇、住吉大神などが祀られていて、安産や児童守護、交通安全、水関係職種の守護のご利益があります。
境内の東側にあるのが、難波神明社(なにわしんめいしゃ)です。
こじんまりとした境内ですが、見どころ満載ですよ。
アクセス
大阪市北区曽根崎2-5-4
大阪メトロ御堂筋線「梅田駅」、大阪メトロ谷町線「東梅田駅」、阪神電鉄「大阪梅田駅」、JR「大阪駅」、阪急電鉄「大阪梅田駅」から、徒歩5分~10分ほどです。
ビルの谷間にあって、駐車場はありません。電車でのアクセスがすごくいい場所なので、電車での参拝をおすすめします。
大阪の梅田は百貨店も多く、地下街にもいろいろあって帰りに立ち寄れるところがたくさんありますよ!ショッピングやグルメを楽しんで帰ってくださいね。
それでは、また。