琵琶湖の北部に浮かぶ無人島「竹生島」は、島全体が国の名勝・史跡に指定されている滋賀県最強パワースポットです。
切り立った岩壁に囲まれた竹生島には「宝厳寺」や「都久夫須麻神社」があり、長浜や彦根等からの観光船で多くの参拝者が訪れます。
今回は、そんな竹生島に鎮座する都久夫須麻神社(竹生島神社)をご紹介します。
目次
都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)
都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)は、琵琶湖に浮かぶ竹生島に鎮座する神社です。
祭神は、「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)=弁財天」、「宇賀福神(うがふくじん)」、「龍神(りゅうじん)」、「浅井比売命(あざいひめのみこと)」の4柱です。
浅井比売命は、浅井氏の氏神で琵琶湖の湖水を支配する神様です。
明治の神仏分離以前は、「竹生島明神」や「竹生島弁財天社」と呼ばれ、宝厳寺を別当としました。
創建以来、度重なる火災で焼失しましたが戦国時代に再建、豊臣秀吉が伏見城の日暮御殿(豊国廟との説もあり)を移築し、改修を施しました。
6月10日から15日には、祭礼「竹生島祭」が執り行われ、島はもっとも活気で溢れます。
都久夫須麻神社(竹生島神社)の見どころ
上は、島へと上陸するための遊覧船から撮った写真です。
島の突き出た部分に建っている鳥居、その奥に竜神拝所、そのさらに奥の一段高い場所に建つのが都久夫須麻神社(竹生島神社)の本殿です。
豊臣秀吉寄進の国宝「本殿」
都久夫須麻神社の本殿は、豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の束力使殿を移転したもので、国宝となっています。
内部非公開なのですが、本殿内部には桃山時代を代表する、優雅できらびやかな装飾が施されいて、天井には狩野永徳光信が描いた華麗な花弁草木絵が残されているそうです。
都久夫須麻神社本殿と宝厳寺唐門をつなぐ舟廊下
舟廊下は、宝厳寺と都久夫須麻神社をつなぐように建てられている廊下です。
豊臣秀吉の御座船「日本丸」の一部を利用して建てられている渡り廊下で、
斜面に建てられているため、橋の土台の舞台造りも特徴の一つとなっています。
舟廊下の内部です。
全長30mあり、国の重要文化財に指定されています。
久夫須麻神社の摂末社
こちらには、天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)と、大己貴命(オオナムチノミコト)が祀られています。
こちらは、白巳社(しろへびしゃ)です。
祀られているのは、弁財天の神使である蛇神様「白巳大神(シロヘビオオカミ)」です。
阿吽の蛇「狛蛇」もいますよ!
こちらは、黒龍堂(こくりゅうどう)です。
ここに祀られているのは黒龍で、多くの龍を束ねる長のような存在である八大竜王の一柱で、水神さまです。
都久夫須麻神社“竜神拝所”で願掛け「かわらけ投げ」
久夫須麻神社の「竜神拝所」での願掛けと言えば、「かわらけ投げ」です。
かわらけ投げは、戦国時代に武将が必勝を祈願し、土器の酒杯を地面に投げつけて出陣したことが起源と伝わっています。
江戸時代には、かわらけ投げが庶民の娯楽となり、祭礼や祝事の際に行われるようになったと言われています。
ちなみに発祥地は、京都市の神護寺だと言われています。
「かわらけ投げ」願掛け手順
都久夫須麻神社の「竜神拝所」の高台から投げた「かわらけ」が、突き出た場所にある宮崎鳥居をくぐり抜ければ、願い事が成就するといわれて、竹生島を訪れた参拝者は、願いを込めてかわらけ投げを行います。
それでは、かわらけ投げの手順を解説していきましょう。
①本殿への参拝を終えたら、竜神拝所で「かわらけ」を購入しよう!
本殿で振り返ると、琵琶湖を背景に竜神拝所がたっています。
中に入ると授与所があり、2枚1組のかわらけ初穂料300円でかわらけを頂きましょう。
竜神拝所内の売店はお休みすることがあるので、その場合は竹生島への入島料を支払う券売機の側でかわらけを購入できます。
②かわらけに名前と願いを記入しよう
2枚1組のかわらけ、1枚には自分の名前、もう1枚には願いごとを書きます。
竜神拝所の中には、テーブルとペンが用意されているので、それを使用して書きます。
かわらけには「厄除け」の文字が彫られているので、文字がある面に願いごとを書きましょう。
③鳥居に向かって“かわらけ”を投げる!
湖面に向かって龍神拝所が設けられているので、参拝しましょう。
その横に、かわらけ投げの場所が設置されて、その場所に建つと、突き出た場所に鳥居が建っています。
この鳥居を投げたかわらけが潜り抜ければ、願いが成就すると言われています!
龍神拝所の方が高台になっている感じで近いようにも感じますが、力んでしまうと全然届かない場所に落下してしまいます。
肩の力を抜いて、フリスビーを投げる要領で軽く投げるのがコツですよ!
ちなみに、上の写真の鳥居が建っている場所が白砂のように見えるのは、砂ではなく、かわらけです。
どれだけ鳥居の手前に落ちているかわかりますよね。
かわらけが鳥居を抜けて、願いが成就するといいですね!
【都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)】アクセス基本情報
【都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)】基本情報
住所:滋賀県長浜市早崎町1665
電話:0749722073
HP:http://www.chikubusima.or.jp/
拝観料:大人400円、小人300円(宝厳寺共通)
アクセス:竹生島へは長浜、彦根、近江今津より出航の観光船を利用、遊覧船乗り場からは徒歩約7分
長浜・飯浦・今津・彦根等各港から竹生島行き観光船出航状況は、琵琶湖汽船・オーミマリンのHPにて確認してくださいね!
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