東京都世田谷区には、広大な敷地と美術館がある「砧公園」や、駅直結で便利な「二子玉川ライズ」、境内に招き猫がいっぱいの「豪徳寺」などの人気のお出かけスポットがあります。
そんな世田谷には、境内に土俵がある神社があるのをご存じでしょうか?
世田谷八幡宮
今から約900年前の1091(寛治5)年に、起こった奥州の清原武衡・家衡らによる内乱を源義家が平定し、その帰途に豪雨にい、天気回復を待ってこの地に滞在する事となったそうです。
その際、戦勝したのは、氏神である八幡大神の加護によるものだと、豊前国宇佐八幡宮の分霊を勧請し祀ったのが、世田谷八幡宮の始まりとされています。
御祭神は、応神天皇(応神天皇)・仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)・神功皇后(じんぐうこうごう)の3柱です。
世田谷八幡宮の見どころ
東急電鉄世田谷線の宮の坂駅の北西側すぐそば、徒歩2分ほどのところに鎮座しています。
まずは、一の鳥居、おおきな朱色の鳥居が現れます。
すぐに、二の鳥居、石鳥居が建っています。
一の鳥居をくぐると正面に二の鳥居があり、その先に社殿に向かう階段が続いています。
階段を上がると、左手に井戸水が使用されている手水舎があり、花手水が楽しめました。
正面には、鮮やかな社殿が建っています。
社殿の右手には力石が並んでいて、その奥には、日露戦争・太平洋戦争の戦没者が祀られている世田谷招魂社(せたがやしょうこんしゃ)と、高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)をお祀りする高良神社(こうらじんじゃ)が、鎮座しています。
一の鳥居と二の鳥居の間、右手には弁天池が設けられています。
弁天池には厳島神社が鎮座しています。
その奥には鳥用の檻が設置されています。
カモが戯れていました。
カモと鯉の共演も見られます。
弁天池よりも一段上、二の鳥居のすぐ右ぐらいに立派な土俵があります。
中に入れます。
観客席の上の方から見ると、上の写真のような感じで、円形で土俵が見やすくなっているのが分かります。
9月敬老の日前の土、日の二日間で開催される秋季大祭の際に、この土俵で奉納相撲が行われます。(要確認)
相撲や力比べは昔から世田谷八幡宮に伝わる行事で、江戸時代には江戸三相撲と呼ばれていました。
現在は農大の相撲部員によって奉納相撲が行われています。
【世田谷八幡宮】アクセス基本情報
【世田谷八幡宮】基本情報
住所:東京都世田谷区宮坂1丁目26-2
電話:0334291732
HP:https://80000.or.jp/
アクセス:世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約2分
招き猫がめちゃくちゃ並んでいる姿がかわいいと、海外観光客からも人気となっている「豪徳寺(ごうとくじ)」から、距離にして約300m、徒歩5分ほどの場所にあるので、豪徳寺に参拝の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか!