オフィス街と高級住宅地が交差する港区高輪に、ひっそりと佇む「高輪神社」。
東京福めぐり八社のひとつとして知られ、歴史あるたたずまいと、落ち着いた雰囲気が魅力の神社です。喧騒から離れ、静かに手を合わせられるこの場所で、心穏やかな時間を過ごしてみませんか。
この記事では、高輪神社の由緒や見どころ、御朱印情報、アクセス方法まで詳しくご紹介します。
東京福めぐりの一社「高輪神社」とは?
品川エリアの再開発が進む中、静かに佇む「高輪神社」。
歴史あるこの神社は、東京福めぐり八社の一つに数えられ、心落ち着く空間を提供してくれます。
都会の喧騒を忘れさせるスポット、その魅力をご紹介します!
高輪神社の御由緒
高輪神社の創建は、室町時代中期、明応年間(1492年〜1501年)。
当初は稲荷神社として創建され、宇迦御魂神(うがのみたまのかみ)、誉田別命(ほだわけのみこと)、猿田彦神(さるたひこのかみ)をお祀りしています。
しかし、弘化2年(1845年)の大火により社殿は焼失。
その後、昭和4年(1929年)に「高輪神社」と改称され、昭和55年(1980年)に現在の社殿が造営されました。
境内社には聖徳太子を祀る太子堂もあり、歴史ある社の息吹を今に伝えています。
高輪神社の見どころ

高輪神社は、上の写真のとおり、まさにビルの谷間に鎮座しています。

近づくと立派な鳥居がたっています。

階段をあがると、周囲をビルに囲まれながらも、境内は驚くほどの静寂が広がります。
まるで都会の喧騒から切り離されたような空間で、落ち着いてお参りができる貴重な場所です。
また、三年に一度行われる大神輿の渡御(例祭日に近い日曜日開催)も催されます。小規模ながら、地域に根付いた祭りの雰囲気を味わうことができます。
高輪神社の御朱印情報

高輪神社の御朱印は、書き置きでいただけます。
特徴的なのは「お心付け制」であること。
明確な金額設定がないため、少し悩みますが、今回は気持ちを込めて500円をお納めしました。
以前のご朱印のお納めは心づけや300円が多かったのですが、最近では御朱印料も上がりつつあり、こうして「心」を大切にしている神社に出会えるのはうれしいですね。
ちなみに、高輪神社は東京福巡りの八社のひとつになっています。