富山県第二の都市「高岡」のシンボルと言えば“高岡大仏”です。
今回は、鳳徳山大仏寺にある高岡大仏をご紹介します。
大仏と聞くと、奈良や鎌倉を思い浮かべる方も多いはず、今回は日本三大仏についても解説します!
参拝の後のグルメ情報もお届けするのでお楽しみに!
目次
鳳徳山大仏寺“高岡大仏”
高岡大仏は、富山県高岡市大手町の鳳徳山大仏寺にある大仏です。
高岡大仏と呼ばれていますが、正式名称は「阿弥陀如来坐像」と言います。
市指定文化財に指定され、町のシンボル的存在となっています。
高岡大仏の歴史は古く1221年まで遡ります。
源義勝が、高岡市の最高峰「二上山(ふたがみやま)」の麓に木造大仏を建立したのがはじまりとされています。
もともとは木像で、高さ5メートルほどだったと言います。
その後、1609年に前田利家が現在の場所に移しました。
しかし、1821年に火災により焼失、再建されたものの再び1900年に大火に見舞われ、そのほとんどが失われました。
そんなことから、「焼失しないような大仏を再建してほしい」との声があがり、1907年に高岡銅器の職人の協力のもと、最終的に13トンの青銅を使って、1933年に完成したのが現在の青銅製の大仏様です。
大仏寺“高岡大仏”参拝
高岡大仏を正面から拝観。大仏様の下は、回廊となっています。
本堂は、大仏様から向かって左にあります。
今回の参拝時には、参道が工事中だったため、参道の写真は撮影できませんでした。
日本三大仏とは?
公式ホームページなどを見ると、日本三大大佛高岡大佛と書かれています。
また、“奈良・鎌倉の大仏と並び「日本三大仏」とも称されており”とも書かれています。
そこで、「日本三大仏」を調べてみました。
文句なしで「奈良の大仏(東大寺)」と「鎌倉の大仏(高徳院)」が日本三大仏のひとつに数えられています。
ここまでは、皆さん想像していた通りですよね?
で、残りの一つは?と、なるのですが、
この最後の一つについては、
「日本三大○○」によくある
「はっきりしない」「いくつか上げられる」「時代によって入れ替わっている」と言うパターンが、起こっていました。
日本三大仏:奈良、鎌倉、残りのひとつはどこ?
先ほども言いましたが、奈良の大仏と鎌倉の大仏は、決定です。
残りの一つですが、
- 岐阜大仏:正法寺
- 兵庫大仏:能福寺
- 高岡大仏:大仏寺
現在は、上の3つの候補で取り合っていると言う感じになっています。
高岡大仏が現在の大きさ高さになったのは、再建された1933年のことで、わりと新しいため現在の日本三大仏にあげられるようになったのは、戦後の事のようです。
戦前には、京都の方広寺に「豊臣秀吉が奈良の大仏に負けない大仏を造らせた」と言う金箔で彩色された19mもの高さの“京の大仏”が、日本三大仏のひとつと言われていました。
ちなみに奈良の大仏の高さは18.03m、鎌倉の大仏は台座を含んで13.35m、そして高岡大仏は地表からの高さ15.85mです。
“地表からの高さ”というのがポイントで、高岡大仏は台座のさらに下に回廊があって、その分だけ地表からの高さを稼いでいるというカラクリがあります。
高岡大仏
参拝後はカフェで癒し系“おみくじ棒大仏カステラ”
参拝の後は、お洒落なカフェでまったりと時を過ごしましょう。
高岡大仏の道を挟んで隣にあるお店「amida coffee(アミダコーヒー)」は、2階席からは高岡大仏をドドーンと眺めることもでき抜群の立地です。
かわいい癒し系の「大仏カステラ」しかもドキドキのおみくじ棒付き!や、ラテアートの「大仏ラテ」、リアルな大仏の頭を思わせるケーキ「ホワイトブッダ」と「ブラックブッダ」などなど、もう絶対注文迷うメニューがたくさんあって、楽しめるので是非立ち寄ってみて下さいね!
ちなみにこちらの店頭には、レンタサイクルが並んでいました。
今回は、高岡大仏ご高岡めぐりの最終地だったためお世話にはならなかったのですが、高岡には「国宝瑞龍寺(ずいりゅうじ)」や「高岡城跡(たかおかじょうあと)」や土蔵造りの町並みで有名な「山町筋(やまちょうすじ)」などなど他にもおすすめの場所が点在しているので、まち巡り用のレンタサイクルとして活用するのも良さそうですね!
【高岡大仏】アクセス基本情報
【高岡大仏】基本情報
住所:富山県高岡市大手町11−29
電話:0766239156
拝観時間:6:00~18:00
HP:http://www.takaokadaibutsu.xyz/
アクセス:万葉線「坂下町」から徒歩約5分
あいの風鉄道「高岡」から徒歩約10分