神戸・関帝廟に参拝、中国式参拝とおみくじの引き方とは?

寺院

こんにちは。

【夫婦でお参り】のHOKI & MIYUです。

今日もポチポチと、神社仏閣に関わる情報をお届けします。

いつもご紹介している神社仏閣とは、ちょっと雰囲気の違う関帝廟(かんていびょう)について、お届けします。

神戸の中華街がある元町駅から歩いて15分ほどの場所に関帝廟(かんていびょう)があります。日本形式にはない、色鮮やかな目立つ寺院です。独特のおみくじの引き方などもあり、文化の違いも感じられます。

今日は、関帝廟と中国式の参拝方法やおみくじの引き方も解説、最後に神戸関帝廟を詳しくご紹介します。

関帝廟について

とりあえず、「関帝廟って何?」って感じですよね。まずは、関帝廟について解説していきます。

廟とは

関帝廟の他にも、〇〇廟という建築物を目にしたことがあると思います。

まずは、この「廟」とは何かと言うと、以下のような施設のことをいいます。

1.宗教施設として、

 1)死者を祀る宗教施設。特に各親族集団において祖先を祀るものをいう(仏壇など)。霊廟。祖廟。この項で記述する。

 2)1)から転じて墳墓のこと。特に建造物が伴う墳墓をいうことがある。

 3)1)から転じて神仏を祀る宗教施設。神殿。寺院。

2.王宮の前殿で、政治を執り行う所。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

中国での「廟」の意味は、日本と少し違って、以下のような意味合いの施設となります。

中国において廟は、祖先の霊を祀る場であるが、墓所は別に存在する。その為、仏教における仏壇のような位置づけであるが、仏壇とは違い母屋の中には無く、霊廟専用の別棟がある。祖先を篤く敬う中国では、古代から家中で最も重要な場所とされていた。また、孔子を祀る廟や関羽を祀る廟が各地に多数存在するように祖先の霊だけではなく民衆が敬愛する英雄や古くから信仰される神祇の廟を建立して祀っている事もある。

三教合流(儒・道・仏の習合)の結果、寺院に神祇や聖賢が祀られていることもあり「寺廟」と総称される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

それでは、関帝廟とは何かについても見ていきましょう。

関帝廟とは

関帝廟の場合、日本の施設ではなく中国の施設です。

「廟」の意味合いで言うと、中国での廟の意味を持っています。

関羽・関聖帝君・関帝聖君が祀られている廟のことで、孔子を祀る孔子廟「文廟」に対比させて「武廟(ぶびょう)」と呼ぶ場合もあります。

関帝廟の始まり

三国志中でも最も有名な武将である「関羽(かんう)」は、信義や義侠心に厚い武将として名高く、『演義』での普浄の逸話などから、人々によって様々な伝承や信仰が産まれました。そして信仰が集まりました。

後に王朝によって神格化され、関羽を祀ったホコラが「関帝廟」の始まりとされています。

一般的に、関帝廟の本殿は、中央に関羽、右側に関平、左側に『演義』に登場する配下の武将周倉が祀られています。

世界中にある関帝廟

関帝廟は、日本だけでなく世界中にあります。

関羽は、解県(かいけん)の出身です。

解県は、塩湖で知られているため、関羽は塩の密売に関わっていたと言い伝えがあります。

また、関羽は義に厚いとされたことから、商売の神として祀られました。

そのため、世界中に華僑が渡ったときに、商売が繁盛する様にとその地に関帝廟を建てたため、世界各地の中華街周辺などに関帝廟があります。

世界中の関帝廟

もちろん、関羽の出身地である中国の山西省(旧・解県)にも関帝廟があります。

ここにある解州関帝廟は、中国でも規模の大きな関帝廟として知られています。

他に台湾、韓国、ベトナム、マレーシアなどにもあります。

日本の関帝廟

日本にも、各地に関帝廟があります。

北海道函館市、横浜市の横浜中華街、神戸市の元町中華街、和歌山県の那智勝浦町、京都府福知山市、大阪市、長崎市は崇福寺・興福寺、沖縄の那覇市などで、関帝廟を見ることができます。

中国式「参拝手順」と「おみくじの引き方」


関帝廟は、日本の寺院ではなく中国の寺院です。中国の参拝は日本とは違いがあります。日本各地のも関帝廟はたくさんありますので、訪れたら是非、中国式のお参り方法で参拝しましょう。

一般的な中国のお寺のお参りは、まず線香に火を点け、煙が立ちのぼるお線香を頭に頂きます。この時に心の中で願い事を唱えます。そして、ご本尊に向いてお辞儀をし、左手でお線香を1本立てます。

ちなみに、日本では立ったまま拝みますが、中国では膝を付いて頭を地面につけるぐらいお辞儀をします。そのため中国では、膝を付く台やスペースが賽銭箱の前に設けられていて、そこで膝を付けるようになっています。

参拝手順

  1. 受付で線香と金紙を購入します。線香は、日本の細くて短い先行と違い、太くて長いもので数本が一束になっています。
  2. 香炉に1本ずつお線香を供えます。香炉にはお寺によって、順番に番号がついていたり案内があったりしますので、その順に従って供えます。
  3. 線香を供え終わったら神様の前の膝を付く台などに膝を付きお辞儀をします。
  4. 1~3を参拝するお寺の案内に従って繰り返します。
  5. 最後に願い事を叶えていただくお礼として神様にお金をお届けするために、金紙を燃やす専用の金炉があるのでそこで燃やします。

おみくじの引き方

おみくじの引き方は、竹くじの入っている筒が置かれているのは日本と同じなのですが、竹くじが出てきてからの流れがかなり違いますので、詳しく解説していきます。

  1. 竹くじの入っている筒を傾けて竹くじを振り出します。この時、住所・氏名・生年月日と具体的な願い事を無言で心の中で告げます。竹くじが2本以上出た場合は無効で、1本になるまで降りなおします。
  2. 竹くじが1本出たら、神様に向かって心の中で「この竹くじで宜しいでしょうか?」と伺いながら合杯をという三日月形をした神具を地面に落とします。合杯の向きが同じ場合その竹くじは違っているため、竹くじを引き直します。合杯が反対向きになったら、その竹くじで間違いありません。
  3. 所定の料金を箱に入れて、竹くじの番号のおみくじを頂きます。

参拝手順やおみくじの引き方は、行かれた寺院によっても違いますし、分からなければ聞くと教えていただけます。

神戸の関帝廟

神戸の関帝廟には、関聖帝君を主神とし、他に大慈大悲観世音菩薩と天后聖母も祀られています。

神戸「関帝廟」の歴史

神戸の関帝廟は、もともとは大阪の中河内郡布施村にあった長楽寺を明治25年(1892年)に呉錦堂らが現在の地に移しています。

昭和20年(1945年)の神戸大空襲により長楽寺が焼失し、その後、長楽寺跡に中国人有志によって関帝廟が造営され、その後も拡張を重ね、現在の姿となっています。

現在の神戸の関帝廟は、日本の伝統的建築方式に中国式の様式を取り入れた大変珍しい和洋折衷の寺院となっています。和洋折衷とは言え、中国系なので建物が独特でかなり派手な色彩です。

境内の様子

本殿です。本堂の屋根の鮮やかな青龍は、北京の紫禁城と同じ皇帝色の瓦の上に飾られています。宝玉をつかんで、お互いにらみ合っている青龍をみると幸せになるという言い伝えがあるそうです。

こちらが、三門です。

日本の寺院の門との色彩の違いを感じます。

門の天井の鮮やかの絵や彫刻にも目を奪われます。

「四阿(あずまや)」 休憩所です。 庭園を望みながら休憩ができる憩いの場所とされています。

瓦の装飾にも中国の文化を感じることが出します。

神戸関帝廟の香炉順

神戸鑑定料は、こじんまりとした敷地に建物が密集しています。

神戸の関帝廟の香炉には、以下のように1〜8の順があります。

  1. 天地神炉 
  2. 関帝聖君 
  3. 南無観音菩薩 
  4. 天后聖母
  5. 福徳正神
  6. 指南宮
  7. 地蔵王菩薩  
  8. 喉呀

最後の金紙を燃やす焼却炉は、本堂手前右側、上の写真の右側にある黄色くて煙突がある「金亭」というところです。

アクセス

神戸市中央区中山手通7丁目3-2

神戸市営地下鉄の県庁前駅から西へ徒歩10分、阪急の花隈駅西口より北へ徒歩10分ほどです。神戸元町の中華街「南京町」からは、徒歩18分程かかります。

元町の中華街から少し離れた場所にあるため、とても静かです。

賑やかな南京町もいいですが、静かな関帝廟で中国の文化を感じてみるのもいいものですよ。

それでは、また。