京都市上京区に鎮座する「白峯神宮(しらみねじんぐう)」は、スポーツや球技の守護神として知られる神社です。
蹴鞠(けまり)や和歌の歴史と深い縁があり、プロ・アマ問わず多くのアスリートから信仰を集めています。
特に球技上達や勝負運を願う人々が多く訪れ、学力向上や芸能上達のご利益もあるとされています。
京都御所にほど近い便利な立地も魅力の一つ。
この記事では、白峯神宮の歴史や見どころ、参拝ポイントを詳しく解説します。
白峯神宮の歴史
白峯神宮は、1868年(慶応4年・明治元年)に、孝明天皇と明治天皇の命により創建されました。
和歌と蹴鞠(けまり)の宗家である飛鳥井家の邸宅跡に建てられており、飛鳥井家の歴史的背景と深く結びついています。
御祭神は、崇徳天皇と淳仁天皇の2柱です。
ともに配流地でその生涯を終えた両天皇の慰霊を目的としています。
また、地主社(じしゅしゃ)に祀られている精大明神は蹴鞠や球技、芸能の神として名高く、境内にはサッカーボールをはじめとするさまざまな球技のボールが奉納されています。
白峯神宮の見どころ
参拝前の身支度を整える手水舎には、「飛鳥井(あすかい)」と呼ばれる名水が湧き出ています。
平安時代には清少納言が「枕草子」で名水として取り上げたほどの由緒ある水です。歴史に触れる特別な場所として、多くの参拝者が心身を清めています。
境内に広がる「鞠庭」は、蹴鞠を行うための特別な場所です。
毎年4月と7月には、平安装束をまとった蹴鞠保存会による「蹴鞠奉納」が行われ、歴史と伝統を感じられる貴重行事となっています。
蹴鞠の歴史は平安時代中期から宮中や貴族社会で親しまれ、江戸時代には庶民にも広がったとされています。
また、「石鞠(いしまり)」が付いた「蹴鞠の碑」が鎮座しています。
この碑には「撫で鞠」という球が埋め込まれており、手で一回転させることで、球技の上達や運気向上のご利益が授かるといわれています。
スポーツに関わる方だけでなく、学力向上や集中力アップを願う人にも人気のスポットです。
白峯神宮は特にサッカーをはじめとする球技の守護神として有名です。
Jリーグで活躍するプロサッカー選手やその他のスポーツ関係者が多く参拝に訪れ、試合前に祈願やお礼参りをする光景も見られます。
白峯神宮は、参拝しやすい規模感の神社でありながら、非常に深い歴史を持つスポットです。
スポーツの守護だけでなく、和歌や蹴鞠といった日本の伝統文化とも深い関係があるため、歴史好きにも魅力的な場所といえます。
【白峯神宮】アクセス基本情報
【白峯神宮】アクセス基本情報
住所:京都府京都市上京区飛鳥井町261
電話:075-441-3810
拝観時間:8:00~17:00
HP:http://shiraminejingu.or.jp/
アクセス:JR京都駅から京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車、徒歩約9分
白峯神宮は「京都御所」のすぐ近くに位置していて、アクセスが非常に便利です。
周辺には観光スポットも多く、京都観光の際にはぜひ立ち寄りたい神社です。
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