藤井寺・辛國神社|緑あふれる参道と春日大社ゆかりの神社

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大阪府藤井寺市にある辛國神社(からくにじんじゃ)は、豊かな自然に囲まれた歴史ある神社です。

境内には数多くの植物が生い茂り、「大阪みどりの百選」にも選ばれた美しい参道が特徴的。

また、室町時代には奈良・春日大社から神様を勧請し、春日大社の使者である鹿が訪れたという伝説が残るなど、興味深い歴史を持つ神社でもあります。

今回は、辛國神社の歴史や見どころ、アクセス情報を詳しくご紹介します!

目次

辛國神社の歴史|物部氏が創建した古社

國神社の創建年は不詳ですが、約1500年前(5世紀後期)に、この地域を支配していた物部氏が祖神である饒速日命(ニギハヤヒノミコト)を祀ったのが始まりとされています。

辛國神社の移転と発展

辛國神社は、創建当初、現在の場所から北西の恵美坂にあったと伝えられています。室町時代、河内の守護であった畠山基国が社領として200石を寄進し、現在の地に社殿を造営しました。

このとき、奈良・春日大社から「天児屋命(アマノコヤネノミコト)」を勧請し、祭神として合祀、明治時代には、長野神社も合祀され、現在の形になりました。

春日大社とのつながりと鹿の伝説

辛國神社は、室町時代に春日大社から勧請を受けた際、春日大社の神々に仕える鹿が道案内をしたという伝説が残っています。

さらに、かつては春日大社の使者として鹿が毎年例祭に訪れ、帰る前には境内の「辛國池」の清水で足を休めたとも伝えられています。

このように、辛國神社は春日大社とも深い縁を持つ神社であることがわかります。

春日大社のことをもっと知りたい方は、ぜひ**春日大社の見どころ** もチェックしてみてください!

辛國神社の見どころ

辛國神社は、藤井寺の歴史と自然が調和した神社で、四季折々の美しい風景が楽しめます。

特に、参道の緑豊かな景観や、春日大社とのつながりを感じられる伝説など、見どころが満載です。

境内には季節ごとに異なる花が咲き、参拝者を楽しませてくれるスポットも点在しています。

ここでは、辛國神社を訪れる際にぜひ注目したいポイントをご紹介します!

参道|四季を感じる美しい緑のトンネル

神社の鳥居をくぐると、真っ直ぐに続く参道が広がります。

この参道は「大阪みどりの百選」にも選ばれており、豊かな自然に包まれた静かな空間が広がっています。

春には桜、夏は青々とした木々、秋には紅葉、冬には椿が彩りを添え、訪れる季節ごとに異なる表情を見せてくれます。

参道は綺麗に整えられていて、鬱蒼としているという感じではなく、気持ちがよく清々しく感じます。

参道の途中にある鳥居は、長野神社の鳥居を移設したものだそうです。

拝殿・摂社

手水舎では、時期によって紫陽花の花手水が楽しめ、参拝者の目を楽しませてくれます。

拝殿です。
拝殿はシンプルながらも趣のある佇まいで、清々しい雰囲気が漂います。

参道から拝殿まで、境内はすべて清められ整っていて気持ちの良い神社です。

拝殿の右奥には、平成5年に北野天満宮から勧請された春日天満宮があります。

こちらは春日稲荷社、宇迦之御魂神が祀られています。

境内の花々と池

境内には、数十種類の椿が植えられ、冬から春にかけて美しい花を咲かせます。

また境内には、辛國池と呼ばれる池があり、春日大社の鹿が清水で足を休めたという伝説が残る神聖な場所となっています。訪れる季節によって、さまざまな花が境内を彩ります。

辛國神社のアクセス情報

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