福岡県福岡市東区に鎮座する「筥崎宮(はこざきぐう)」は、福岡県きっての勝負運のパワースポットです。
今回は博多からアクセスもよく、見どころの多い筥崎宮を訪れたら、ぜひチェックしたいポイントをご紹介します!
目次
勝運の神社「筥崎宮(はこざきぐう)」
福岡市東区に鎮座する筑前国一宮「筥崎宮(筥崎八幡宮)」
八幡宮の総本社である大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮とともに「日本三大八幡宮」のひとつに数えられる神社です。
※神奈川の鶴岡八幡宮の説アリ
平安時代初期の延喜21年(921年)に、醍醐天皇が神のお告げにより、社殿を建立したのがはじまりと伝えられています。
応神(おうじん)天皇、神功(じんぐう)皇后、玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしています。
のちには、豊臣秀吉をはじめ、足利尊氏、大内義隆などの名だたる武将も筥崎宮に武運長久の祈願に訪れています。
筥崎宮でチェックしたい3つのポイント
勝負運で有名な筥崎宮を参拝したら、見逃したくないチェックポイントがあります。
見るだけで、そのパワーの強さを感じること間違いなしですよ!
楼門「敵国降伏」:ポイント①
まずは筥崎宮で最も目をひく、黒々とそびえる楼門と、掲げられた扁額(へんがく)に刻まれた「敵国降伏」の文字です。
筥崎宮のシンボルとも言える楼門は、安土桃山時代、1594年に筑前領主小早川隆景によって建立されたと伝わっています。
建坪は、12坪ほどなのですが、83坪ほどの大きさの屋根を支えています。
「敵国降伏」の扁額を掲げていることから、「伏敵門」とも呼ばれています。
楼門だけで見ごたえ抜群なのですが、中央の「敵国降伏」の4文字で更に圧倒的な存在感を放っています。
この威圧感たっぷりの文字、醍醐天皇の宸筆(しんぴつ)とされています。
「敵国降伏」という文字だけを見ると、異質さとオドロオドロシさを感じてしまいます。
本来の意味は、お賽銭箱の上に小さないわれ書きがあり、これによると「力で押さえつけるのではなく、徳をもって勝つ」ということのようです。
福岡空港からも近い筥崎宮、参拝している間に何度も楼門の上を飛行機が飛んで行きました。
何とも言えない組み合わせで、思わず写真を撮ってしまいました。
本殿・拝殿:ポイント②
続いては、本殿・拝殿です。
元寇の戦火や兵乱などによって何度か興廃があり、現在の本殿・拝殿は室町時代後期1546年、大宰大弐大内義隆が建立したものです。
本殿・拝殿ともに国の重要文化財に指定されています。
本殿は、総建坪46坪もの建物で、九間社流造(きゅうけんしゃながれづくり)、左右には車寄せがあります。
拝殿は、切妻造で、梁組が2重になっている素木のままの建物です。
参拝させていただいた日は、拝殿で祈祷が行われていて近づいて写真を撮るのは控えさせていただきましたが、壁のない吹き放ちで、素木の拝殿の奥に朱色が鮮やかな本殿が見え、簡素でありながら美しさを感じる建物でした。
一之鳥居「筥崎鳥居」:ポイント③
最後は、一之鳥居「筥崎鳥居」です。
一之鳥居の写真を撮ると、背景に威厳たっぷりの楼門が映り、人気の撮影スポットにもなっています。
一之鳥居は、安土桃山時代の1609年に建立です。
この鳥居の柱は、三段に切れ、下肥りに台石に続いています。
1つの石材で造られた笠木島木(かさぎしまぎ)は、先端が上へと反っていて、貫と笠木の長さが同じ特徴的なの鳥居で「筥崎鳥居」と呼ばれています。
こちらは、一之鳥居ではないのですが、異質な特徴がよく伝わります。
鳥居の前まで来たときに、柱のドッカリとした感じに驚いてしまいます。
筥崎宮アクセス
住所:福岡県福岡市東区箱崎1-22-1
アクセス:福岡市営地下鉄「箱崎宮前駅」から徒歩約3分
駐車場:境内駐車場あり(有料)
HP:http://www.hakozakigu.or.jp/
一之鳥居をくぐり、楼門から拝殿、本殿へ、チェックポイントとしてご紹介したこれらは、全て国の重要文化財に指定されています。
勝運の神として知られる筥崎宮には、有名スポーツチームの福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡などが「戦勝祈願」参拝することでも有名です。
他にも、触ると運が湧き出る「湧出石」や、金運が上がる「銭洗御神水」、神様の誕生に関連する「筥松」のパワースポットもいっぱいです!
勝運だけじゃない、運気アップや招福開運のご利益が期待できる筥崎宮、足を運んで開運のご利益にあやかりましょう!
今回は、香椎宮から移動して参拝させていただいたので、JR箱崎駅から7分ほど歩きました。
JR鹿児島本線香椎駅から快速で2駅ほどなので、香椎宮とあわせて参拝もオススメです。