関西の初詣の参拝者の多いことで有名な「住吉大社」には、朱色が鮮やかで美しいアーチの反橋(そりはし)や国宝の本殿など見どころがたくさんあります。
そんな住吉大社の第一本宮の南側に、鳥居と玉垣に囲まれた1本のご神木があります。
この場所に「五所御前(ごしょごぜん)」があります。
住吉大社の開運パワースポットとして人気で、玉垣の周りをたくさんの人々が取り囲みます。
今回は、住吉大社のパワースポット五所御前をご紹介します!
五所御前の由来、人気の「五大力(ごだいりき)御守」の作り方、願いが叶った後のお守りの返し方も解説します。
願いが叶うかどうかを占う「おもかる石」の占い方もご紹介しますよ!
目次
住吉大社の聖地“五所御前(ごしょごぜん)”
五所御前は、五所御前は別名を高天原ともいい住吉大神が降臨した聖地と伝わっています。
社伝によれば、摂政11年辛卯年(221年)、神功皇后が住吉大神を祀るための地を探している時、この地に立つ一本の杉に3羽の白鷺が止まったのを見て鎮座地に決めたと伝わっています。
毎年5月最初の「卯の日」には、住吉大社が創建された日を祝う祭典「卯之葉神事」が執り行われます。
自分で探して作る「五大力御守」
住吉大社の聖地で人気となっているのが、五大力御守です。
人気の五大力御守の作り方や願いが叶った後のお守りの返し方をご紹介します。
でもちょっとその前に「そもそも五大力とは何なのか?」を解説します。
五大力(ごだいりき)とは?
五大力とは「五大力尊」、仏教で言うと「五明王」のことです。
神仏習合の時代に住吉大社境内に神宮寺が建立され、「五大力」が祀られていました。
明治維新前後の神仏分離、廃仏毀釈で、神宮寺は排除されたのですが、その信仰心が「五所御前」に今もな引き継がれ生きているということです。
「五大力」は、不動明王を中心に、守る方角も決まっています。
「五大力」の守る方角
・中央 ー 不動明王(ふどうみょうおう )=大日如来
・東 ー 降三世明王(だいいとくみょうおう)=阿閦如来
・南 ー 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)=宝生如来
・西 ー 大威徳明王(ごうざんぜみょうおう)=阿弥陀如来
・北 ー 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)=不空成就如来
"五大力御守り"作る手順
五大力さんの石を使って、「体力」・「智力」・「財力」・「福力」・「寿(命)力」五つの力が授かれるとされ、お守りにすれば心願成就のご神徳があると言われ大人気になっています。
さっそく自分だけのお守りを作っていきましょう。
五大力御守りの作り方
1)玉垣の中にある石から「五」「大」「力」と書かれた3つの石を探す
2)拾った3つの石を持って授与所へ
3)五大力御守り袋をいただく
4)願いごとを唱えながら石を袋にいれたら完成
1)玉垣の中にある石から「五」「大」「力」と書かれた3つの石を探す
五所御前(五大力)の玉垣の中に小石が敷き詰められています。
パッと見、ただの玉砂利に見えますが、その小石の中には「五」「大」「石」の字が1文字書かれている石が混ざっているので、ここに手を入れて、字が書かれている石を探します。
「五」「大」「石」の文字を1つずつ、3つの石をそろえましょう。
みんな顔を近づけたり、場所を変えたり必死で探しています。
一目見た感じでは、字が書かれている石なんて無さそうに感じるのですが、ちゃんとあるので、よ~く見てみて下さいね!
なんと、手を入れて小石をザクっと混ぜてみたらザクザクっと字が書かれた小石が出てきて、「五」「大」「力」3つの文字があっと言う間に見つかりました!縁起がいい気がしてウキウキしてしまいました!
2)拾った3つの石を持って授与所へ
「五」「大」「石」の文字を1つずつ、3つの石が揃ったら、その小石を手に住吉大社の授与所に向かいましょう。
住吉大社は広くてどこにあるか迷いそうですが、五所御前に大きく、授与所までの経路を書いてくれているので安心してください!
3)五大力御守り袋をいただく
授与所に行くと、五大力の小石を入れるための「五大力御守袋」があります。
自分が「これだ!」と思う色を選んでいただきましょう。
色は、「ピンク」「ブルー」「金」の3色で、ピンクとブルーは初穂料500円、金は初穂料1000円です。
4)願いごとを唱えながら石を袋に入れたら完成
いただいた御守り袋に3つの石を入れたら「五大力御守」の完成です!
こと時に、願いごとを唱えながら石を入れるのが肝心です!
完成した自分だけのお守りは、肌身離さず持ち歩くのもよし、部屋にかけておいても良いそうですよ!
"五大力御守"願いが叶ったら?返納方法は“小石を倍返し”
心願成就したら、御礼参りをして小石とお守りを返納しましょう。
御守りの返納は手順があるので返納方法を解説します。
五大力御守りの作り方
1)自分で小石に「五」「大」「力」と書く
2)自分で書いた石を持って五所御前へ
3)石を返す
4)御守り袋を結ぶ
1)自分で小石に「五」「大」「力」と書く
願いが叶ったら、小石に自分自身で「五」「大」「力」と書き、3つの新しい石を準備します。
文字を書く石は、家の近くで拾った小石でいいのだそうです。
ちなみに、授与所に返納の時に文字を書くために何も書かれていない小石も用意されているので、この石を使って書いても大丈夫です。
2)自分で書いた石を持って五所御前へ
五所御前に返納に行く前に、まずは御祭神にご挨拶、お礼参りを忘れずに!
自分で書いた石と、五大力御守りを持って五所御前に向かいます。
このとき持っている石の数は、新しく自分で書いた小石3つと御守りの中に入っている小石3つの合計6つになっています。
3)石を返す
五所御前に着いたら、御守りの中から小石を出し新しく用意した小石と合わせ6つの小石をお守りを作る時に「五」「大」「力」の石を探した玉垣の玉砂利の中へと返します。
いただいていた小石は3つ、返す時には6つ、倍返しでお礼です。
心の中で願いを叶えてくれたことへのお礼を唱えながら返すといいですね。
4)御守り袋を結ぶ
石を出して空になった五大力御守の袋を五所御前の縄に結び付けたら返納完了です。
五所御前の鳥居にたくさんの袋がぶら下がっているのが、返納されたお守りなので、どれぐらいの方の願いごとが叶ったのかがよくわかりますよね。
ちなみに住吉大社の案内の中には、“五大力守は授与所へ返納して下さい”と記載があるので、授与所に返納しても良いようです。
住吉大社の末社“おいとしぼし社”の「おもかる石」で願いが叶うか占ってみよう!
おもかる石は、住吉大社から外に出て150mほどの場所にある末社「おいとしぼし社」には「おもかる石」という霊石があります。
まずは石を持って重さを覚え、石に触れながら願い事を念じ、もう一度持ち上げた時に最初に持ち上げた時にどう感じたかで願うがかなうかどうかを占えると言う石です。
各地の寺社におもかる石はあって、京都の伏見稲荷大社のおもかる石もいつも行列ができるほど人気です。
住吉大社のおいとしぼし社の「おもかる石」もパワースポットと言われていて人気の場所です。
せっかくなので、五大力御守りを手に、願いごとが叶うかどうか占ってみてはいかがでしょうか?
住吉大社の外に出るので迷わないかちょっと不安だったのですが、五大力さんの近くの石舞台付近の鳥居から外に出て、ほんのちょっと歩くだけなので、出口には上の写真のような案内が立っているので、迷うこともありません。
「おいとしぼし社」があるのは、住吉大社で人気の初辰まいりが行われる種貸社、楠珺社、浅沢社、大歳社の4社の中の大歳社の境内にあります。
参拝した日は、初辰まいりの日だったので、参拝者が多くて写真は撮れなかったのですが、おもかる石は3並んでいます。
そのうちの一つを選んで、占います。
住吉大社“おもかる石”参拝方法
1)二礼二拍手一拝
2)霊石を持ち上げ重さを覚える
3)霊石に両手を当て祈る
4)再び持ち上げる
5)二拍手一拝して退出
霊石に両手を当て祈って、2度目に霊石を持ち上げた時に「軽く感じた」か「重く感じた」かが、占いの答えとなります。
おもかる石が軽かった場合 → 願いが叶う
おもかる石が重かった場合 → 願いを叶えるには一層の努力が必要
ということなのだそうです。
どちらにしても、自分の努力次第で願いは叶うと思うとやる気も出ますよね!
【住吉大社:五所御前(五大力)】アクセス基本情報
【住吉大社:五所御前(五大力)】基本情報
住所:大阪府大阪市住吉区住吉2丁目9 住吉大社内
HP:http://www.sumiyoshitaisha.net/
利用時間:開門~午後4時00分
アクセス:南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
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