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下鴨神社「相生社」縁結びのご利益を授かるための特別な作法伝授!

京都には、縁結びのパワースポットと言われる場所が、たくさんあるのをご存じでしょうか?

そんな京都の数ある縁結びのパワースポットの中でも、下鴨神社の「相生社(あいおいのやしろ)」は、縁結びパワーがすごい!と有名で、いつも参拝の列ができている人気スポット、京都最強の縁結びパワースポットの呼び声も高い神社です。

今回は、相生社で縁結びのご利益を授かるための特別な作法を伝授します!

他にもたくさんある、縁結びのご利益を授かるための方法をご紹介するのでお楽しみに!

下鴨神社の縁結びパワースポット「相生社(あいおいのやしろ)」

相生社は、糺の森を抜け下鴨神社の楼門の前に鎮座しています。

縁結びの神様である「神産巣日神(かみむすびのかみ)」をお祀りしています。

神産巣日神(かみむすびのかみ)は、「造化の三神(ぞうかさんしん)」と呼ばれる3人の神様の中の1人の神様で、「むすび」とは命を産むという意味をもつことから、男女の縁を結ぶ神様として親しまれています。

連理の賢木(れんりのさかき)

相生社のすぐ隣に御神木「連理の賢木(れんりのさかき)」がたっています。

上の写真の左にある小さな鳥居のところに立っている木が、連理の賢木です。

連理の賢木は、2本の木が途中で1本に結ばれていて、さらにその根元に子供の木が芽ばえていると言う、縁結びパワーを感じずにはいられないご神木なのです。

ちなみにこのご神木は、京の七不思議の一つにも数えられ、このご神木が枯れてしまうと不思議と跡継ぎの木が生まれるらしく、現在の木は4代目なのだそうです。

縁結び・安産・子育て・家庭円満などにご利益があると言われているので、社だけじゃなく連理の賢木でも、しっかりとお祈りしておきましょう。

相生社で縁結びのご利益を授かるための参拝方法を伝授!

相生社には、縁結びを祈願するという特別な作法があります。

それでは、「相生社」で、縁結びのご利益を授かるための参拝方法をご紹介していきましょう!

カップルにもおすすめ!縁結び絵馬奉納の特別作法

相生社には、連理の賢木と社の周りをまわって、絵馬を奉納し、縁結びを祈願する特別な作法があります。

①~⑥まで、順番に解説していきますね。

① 縁結び絵馬に願いを書こう!

まずは、これがないと始まりません!

縁結び祈願のための絵馬をいただきましょう。

連理の賢木の隣が授与所になっているので、こちらで絵馬をいただき初穂料500円を納めます。

授与所の受付裏に絵馬に願いごとを書くための机が用意されているので、ゆっくりじっくり考えて、絵馬に願いを書くことができますよ!

② 紅白の紐で良縁を結ぶ

絵馬には、上の写真のように紅白の紐がついています。

「良縁を招き結べますように」と願いを込めながら、紅白の紐がはずれないようにシッカリと結びましょう!

ちなみに、下鴨神社では絵馬を書いたら、願いごとが見えないように「目隠しシール」が用意されています。

目隠しシールは、授与所でいただけるので、絵馬に願いごとを書いたら、その上から目隠しシールを貼るといいですよ。

③ 願いを書いた絵馬を持って相生社の正面へ!

絵馬の準備が整ったら、絵馬を持って相生社の正面へ向かいます。

相生社はとても小さな社なのですが、上の写真のように、相生社と連理の賢木の周りをぐるっと囲むように舗装された道があります。

この道を3周まわるのですが、まずは、2周します。

ここで、男性と女性では、回る向きが違うので間違えないように注意してください。

道をまわるときのPoint!

● 男性:お社に向かって左回り(時計回り)
● 女性:お社に向かって右回り(反時計回り)
● 心の中で願いごとを思いながら回る

④ 絵馬奉納

最後の3周目は普通にぐるっと回ってしまわないように気を付けてください!

3周目は、途中(お社の丁度裏側あたり)にある「絵馬掛け」に絵馬を奉納します。

カップルで参拝のときのPoint!

カップルで絵馬祈願をするときは、
男性は左回り、女性は右回りで歩き、
3周目の途中で、一緒に絵馬を掛けてお参りしましょう!

⑤ お社参拝

3周目で絵馬を奉納して、お社の正面まで戻ってきたら、「二礼二拍手一礼」の作法でおまいりをします。

残り1つで、作法にのっとった参拝が完了です!

⑥ 御生曳(あれびき)の綱でシャンシャン

最後に御神木「連理の賢木」に結ばれている綱を引いて鈴を2回シャンシャンと鳴らして終了です!

※2023年2月現在、御生曳(あれびき)の綱は、外されているため、手順⑤で参拝完了です。また御生曳の綱が付けられたら、鈴を鳴らしてみて下さいね。

他にもある!相生社で縁結びのご利益を授かるための方法

お社と連理の賢木で、お参りをして、絵馬の奉納をするだけでも十分良縁に恵まれそうですよね。

でも、良縁を結ぶための楽しみな方法は、まだまだあるんです。

源氏物語にちなんだ「縁結びおみくじ」

参拝の後は、おみくじを引いて恋愛運を確かめてみましょう!

連理の賢木の隣が授与所の前には、源氏物語にちなんだ「縁結びおみくじ」の「みくじ筒」が並んでいます。

水色が男性用で、ピンクが女性用のみくじ筒になっています。

みくじ筒を振って出てきた、みくじ棒の番号を授与所の巫女さんに伝え、初穂料300円をお渡しすると、その番号のおみくじを頂けます。

このおみくじ、特徴的で、男性用は「束帯姿」、女性用は「十二単姿」を模した形になっています。

そして中には、源氏物語の作中で詠まれた和歌が一首書かれています。

形が通常のおみくじと、ちょっと違っているこのおみくじは、境内のあちこちに奉納所が設けられいるので、ちゃんと奉納のすることもできます。奉納されている様子が、可愛くて目に鮮やかです。

奉納してもいいですし、持ち帰って栞にするのも良さそうですよ。

世界に一つだけのお守り「媛守」

下鴨神社で人気のお守り「媛守」は、心願成就のお守りです。

ちりめん生地で作られているこのお守りは、なんと同じ柄は一つとして無いのだそうです。

世界にたった一つだけの自分だけのお守りです!

授与所には、ズラリと媛守が並んでいて、その可愛さに、何回参拝しても毎回足を止めて見てしまいます。

少しずつ柄が違っていて、個性があるのがいいですね。


ちなみに、彦守もあります!

デニム地に金の糸で、御神紋の「双葉葵」の刺繍入っていてシンプルなので、身に着けておくのにもファッションを邪魔することなく、持ち物にも合わせやすそうなデザインになっています。

どちらも小さめサイズのお守りなので、普段から身につけてご利益に授かりましょう!

結神守

こちらのお守り、お守りには見えませんが、結神守というお守りです。

赤・緑・青の三色あります。

鍵の形をしていて、御神紋の「双葉葵」の模様が入っています。

これ、鍵の形をしているだけじゃなく、実際鍵をかけることができます。

どのように持つのが、説明書きが見当たらなかったのですが、相生社の横に結神守がたくさん奉納されていました。鍵をかけて掛かっている状態なので、鍵をかけたキーの方は自分で持っておくと言うことなのでしょう。

可愛すぎるので、全部お守りとして持っていたいですね。

懸花(かけばな)

連理の賢木と、授与所の間の台の上にお花が置かれています。

季節の草花をご神前に供えて祈願します。

連理の賢木の周りには、竹で作られた花器があるので、ここにお供えして縁結びの神様に祈願しましょう。

下鴨神社相生社アクセス

住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59(下鴨神社境内)
HP:https://www.shimogamo-jinja.or.jp/enmusubi/
アクセス:京阪電車「出町柳駅」より徒歩約12分、京都からは市バス4番・205番にて下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)下車すぐ

下鴨神社には、美麗祈願で有名な河合神社もあるので、ぜひ一緒に参拝してはいかがでしょうか!

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