春の京都を満喫するなら、桜と神社仏閣を巡る旅がおすすめです。
本記事では、1日で効率よく桜の名所を巡るモデルコースを紹介します。
朝から夜まで、京都の美しい桜と歴史ある寺社を堪能しましょう。
このモデルコースは一例なので、ご紹介した場所をスタート地点や立ち寄る順番を変更して、自分に合ったプランにアレンジするのもおすすめです。
また、桜の開花状況や各スポットの拝観時間・イベント情報は変更される場合があります。お出かけ前に、公式サイトや最新情報をチェックしてから訪れてくださいね!
朝のスタート!京都の桜名所&神社仏閣巡り
京都の朝は澄んだ空気とともに、美しい桜の景色を堪能するのに最適な時間帯です。
混雑が少なく、静かな雰囲気の中で参拝や散策ができるため、春の京都をじっくりと味わうことができます。
それでは、桜が見事な神社仏閣を巡るおすすめのスポットを紹介します。
【① 平安神宮】京都らしさを感じる朱塗りの大鳥居と春の景色
平安神宮は、京都市内でも有数の桜の名所です。
境内の広大な神苑には約300本の桜が植えられており、中でも紅しだれ桜が見どころのひとつ。
春になると、朱塗りの大鳥居と桜のコントラストが美しく、写真映えする絶景スポットとして多くの観光客が訪れます。
神苑は南・西・中・東の4つのエリアに分かれ、それぞれ異なる趣の庭園を楽しめます。
特に南神苑では、空を覆うように咲き誇る紅しだれ桜が圧巻。桜のトンネルを歩くような体験ができるため、ゆっくりと散策しながら春の風情を堪能できます。
他のエリアでは異なる植物や風景が楽しめるため、四季折々の魅力を感じることができます。
混雑を避けるなら、朝早い時間帯や夕方の訪問がおすすめ。
神苑の拝観時間は8:30~16:30で有料、境内は6:00~17:00まで無料で開放されています。
アクセス: 京都市営地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約10分
平安神宮の神苑については、下の記事でお届けしているので、詳しく知りたい方は読んでみて下さい。

【② 南禅寺】桜と水路閣の風情ある景観を楽しむ
南禅寺は、京都を代表する桜の名所の一つで、特に水路閣との組み合わせが美しい景観を作り出しています。
境内には春になると桜が咲き誇り、赤レンガ造りの水路閣とのコントラストが絶景として知られています。
水路閣は明治時代に建設された琵琶湖疎水の一部で、全長約93メートル、高さ約13メートルの壮大な構造が特徴的です。桜と調和したその風景は、多くの観光客が写真に収めるスポットとしても人気です。
境内には他にも見どころが多く、南禅寺の象徴である三門は、春の桜とともに風格ある佇まいを見せてくれます。
また、方丈庭園では桜と共に美しい枯山水庭園を楽しむことができます(方丈庭園の見学には別途拝観料が必要)。
桜の時期には観光客が多く訪れるため、静かに楽しみたい場合は早朝の訪問がおすすめです。特に朝の柔らかな光の中で見る桜と水路閣の風景は格別です。
アクセス: 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約10分
拝観時間: 8:30~16:30(季節により変動の可能性あり)
拝観料: 南禅寺の境内および水路閣の見学は無料、方丈庭園の見学には別途拝観料が必要
アクセス: 京都市営地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約10分
南禅寺の見どころやアクセス基本情報は、以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてください。

絶対写真を撮りたくなること間違いなしの、蹴上インクラインと水路閣!気になる方は下の記事も読んでみて下さいね!

ランチ&カフェ休憩!春を楽しむ京都グルメ
桜の名所を巡る旅では、食事の時間も特別なひとときにしたいもの。
春限定のメニューや、春を感じながらくつろげるお店で、京都ならではの美食を楽しみましょう。
風情ある空間で味わう食事やスイーツは、旅の思い出をより豊かにしてくれるはずです。
【桜を楽しめるランチスポット】
京都観光の合間に楽しむランチは、旅の満足度をさらに高める大切な時間。
春の京都を訪れた際に立ち寄りたい、歴史ある街並みや風情を感じながら食事を楽しめるお店を紹介します。
THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO(東山エリア)
特徴: 八坂の塔を望む庭園レストランで、京都の景観を楽しみながら食事ができる
おすすめメニュー: 季節のコースランチ
アクセス: 祇園・清水寺エリアから徒歩圏内

南禅寺 順正(南禅寺エリア)
【春限定の桜スイーツ】
春の京都では、桜の美しさを味覚でも楽しめる特別なスイーツが登場します。
期間限定の桜スイーツは、見た目にも華やかで、旅の気分をさらに盛り上げてくれること間違いなし!
春ならではの風味を楽しめるおすすめのスイーツを紹介します。
よーじやカフェの「さくらクレープ」
『よーじやカフェ』では、春限定の「さくらクレープ」を提供しています。
桜アイスや白玉、ニッキパイなどが入ったクレープで、桜餅のような風味が楽しめます。
テイクアウトも可能なので、散策しながら楽しむのもおすすめです。
よーじやカフェ公式ページ:https://yojiyacafe.com/shop/kiyomizu/
京都桜巡りの全体マップ
今回ご紹介したスポットをマップにまとめました!
赤のしるしが今回ご紹介している場所になります。
移動のしやすさや、立ち寄る順番を決める際の参考にしてください。
効率的に巡れるルートをカスタマイズするのもおすすめです!
午後の桜巡り!風情ある神社仏閣と絶景散歩
昼食を終えたら、午後はゆったりと桜が美しい神社仏閣を巡りましょう。
午前中よりも気温が上がり、春の陽気の中で散策を楽しむのに最適な時間帯です。
歴史ある寺社の風景と桜の美しさを堪能できるスポットを紹介します。
午後の桜巡りをさらに特別な思い出にするなら、京都らしい和装での散策がおすすめです。風情ある町並みと桜を背景に、着物姿で歩けば、まるで映画のワンシーンのような体験に。
京都観光デートにおすすめ。カップルプラン5500円。京都着物レンタル夢館-ゆめやかた-はこちら
それでは、午後の桜巡りにぴったりなスポットをご紹介します。
【③ 祇園白川】京都らしい石畳と桜並木を散策
祇園白川は、京都市東山区に位置する歴史的な町並みが残るエリアで、京都らしい風情を感じられる場所です。
白川沿いに続く石畳の道には約40本の桜が植えられており、春になると桜の花と町家の風景が美しいコントラストを生み出します。
特に夕暮れから夜にかけて、料亭の灯りがともることでさらに幻想的な雰囲気が漂います。
このエリアの象徴ともいえるのが「巽橋」と「辰巳大明神」です。
巽橋は石畳の小さな橋で、映画やドラマの撮影にもよく使われる人気のフォトスポット。辰巳大明神は芸事の神様として信仰されており、舞妓や芸妓もお参りに訪れる場所です。
また、祇園白川では毎年春に夜桜ライトアップが開催され、2025年は3月22日から31日までの期間、18:00~22:00に実施予定です。ライトアップされた桜は昼間とは異なる幻想的な美しさを放ち、特に巽橋周辺は写真映えするスポットとして人気があります。
着物レンタル店も多く、和装での散策がよく似合うエリアです。
京都らしい雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと桜を堪能するのにぴったりの場所です。
小さいけれど、存在感はたっぷりの辰巳大明神については、下の記事でご紹介しています!是非読んでみて下さい。

【④ 八坂神社】京都屈指のパワースポットで桜を楽しむ
京都・祇園の象徴ともいえる八坂神社は、日本全国の八坂神社の総本社であり、「祇園さん」の愛称で親しまれています。疫病除けや縁結び、美容のご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れる有名な観光スポットです。
春になると、境内にも多くはありませんが桜が咲き、朱色の楼門や本殿とのコントラストが見事な景観を作り出します。特に南楼門や舞殿周辺は、桜と神社の伝統的な建築が調和し、写真映えするスポットとしても人気があります。
また、八坂神社は京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約5分、阪急電車「京都河原町駅」から徒歩約10分とアクセスも良好です。
周辺には円山公園や清水寺、高台寺などの観光名所が集まっており、効率よく観光ルートに組み込めるのもポイントです。
参拝を済ませた後は、春の風情感じながら境内を抜けると、桜満開の丸山公園が待っていますよ!
八坂神社は観光スポットとしても有名ですが、縁結びのパワースポットとしても知られている神社です。気になる方は下の記事も読んでみて下さい!

【⑤ 円山公園】京都随一のしだれ桜を満喫
八坂神社を抜けるとすぐに広がるのが、京都随一の桜の名所・円山公園。
園内にはたくさんの桜が植えられていますが、特に有名なのが「祇園しだれ桜」。夜にはライトアップが施され、昼とはまた違う幻想的な景色が楽しめます。
円山公園は広々とした空間が広がっており、散策しながらゆっくりと桜を楽しむのに最適なスポット。
芝生エリアでは、お花見をする人々の姿も見られ、春ならではの賑わいを感じることができます。
京都らしい風情を味わいながら、八坂神社とともに春の絶景を満喫しましょう。
アクセス:
- 八坂神社: 京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約5分、阪急電車「京都河原町駅」より徒歩約10分
- 円山公園: 八坂神社境内を抜けてすぐ
このエリアは、清水寺や高台寺へのアクセスも良く、1日観光の中に自然と組み込めるおすすめのスポットです。
夜桜を満喫!ライトアップが美しい京都の神社仏閣
京都の夜桜は、昼間とは違った幻想的な美しさを楽しめるのが魅力です。
ライトアップされた桜は、歴史ある建造物と相まって一層華やかさを増します。
観光客が多く訪れる人気スポットから、静かに楽しめる穴場まで、京都ならではの夜桜スポットを紹介します。
【⑤ 清水寺】幻想的な夜桜ライトアップを楽しむ
清水寺の夜桜ライトアップは、春の特別拝観期間中に行われ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を演出します。
2025年は3月25日から4月3日までの開催予定で、18:00から21:30まで(最終受付21:00)となっています。
見どころのひとつは、清水の舞台から望む京都市街の夜景と桜のコントラスト。眼下に広がる桜と遠くに見える街の灯りが、まるで絵画のような風景を生み出します。
また、三重塔のライトアップも圧巻で、約31メートルの高さを誇る塔が桜とともに美しく浮かび上がります。
さらに、境内には観音さまの慈悲を象徴する青い光が放たれ、厳かな雰囲気を一層引き立てます。
桜の見頃に訪れると、京都の春の魅力を存分に味わうことができるため、ぜひ訪れたいスポットのひとつです。
アクセス: 京都市バス「五条坂」または「清水道」下車、徒歩約10分
拝観料: 大人500円、小・中学生200円
下の記事では、京都の王道観光スポット「清水寺」の見どころや周辺の名所を詳しくご紹介しています!

【⑥ 高台寺】歴史と幻想が交わる夜桜ライトアップ
高台寺は、豊臣秀吉の正室・ねね(北政所)ゆかりの寺院であり、京都の春を象徴する夜桜ライトアップの名所として知られています。
春の特別拝観期間には、幻想的な演出が施され、歴史ある境内が光と桜の調和で美しく彩られます。
最も印象的なのは、方丈前庭「波心庭」に咲く枝垂れ桜のライトアップです。
静寂な枯山水庭園の中で、光に照らされた一本桜が幻想的な姿を見せる光景は息をのむ美しさです。
また、高台寺のもう一つの見どころは、毎年異なるテーマで実施されるプロジェクションマッピングです。庭園の景観とデジタルアートが融合し、歴史と現代技術が交差する特別な空間が広がります。
境内奥の竹林エリアも、ライトアップによってより神秘的な雰囲気に包まれます。
竹林の間から漏れる光が幻想的なシルエットを作り出し、非日常的な空間を演出します。
夜桜ライトアップ情報:
- 期間: 2025年3月14日~5月6日
- 時間: 17:00~22:00(最終受付 21:30)
- 拝観料: 大人600円
春の京都で、歴史と幻想が交差する夜桜を楽しむなら、高台寺のライトアップは外せないスポットです。
アクセス: 京都市バス「東山安井」下車、徒歩約5分
高台寺を訪れる前に、こちらの記事も読んでみて下さい!

まとめ|1日で京都の桜と神社仏閣を満喫するモデルコース
春の京都は、まるで別世界。歴史ある神社仏閣が淡い桜色に染まり、どこを歩いても絵画のような美しさが広がります。
早朝の静寂に包まれた桜景色、陽の光に輝く満開の桜並木、そして夜のライトアップで幻想的に浮かび上がる夜桜…朝から夜まで、時間ごとに異なる表情を見せてくれる京都の桜を堪能できるのが、この1日モデルコースの魅力です。
今回はコンパクトにギュギュっと京都を満喫できるコースをご紹介しましたが、京都には挙げればきりがないほど多くの桜の名所が点在しています。時間に余裕のある方はいろんな場所に足を運んでみて下さいね!
「今年こそ京都の桜を見に行きたい」「効率よく名所を巡りながら、ゆっくりと花見を楽しみたい」そんな方にぴったりのプランをご紹介しました。
ぜひこの春、京都の絶景と歴史に浸る特別な旅を体験してください。
個人旅行も良いですが、クラブツーリズムのツアーなら、移動の手間を省いて快適に巡ることができます。
ベストなルートを効率よく回れるプランが揃っているので、「どこを巡るか迷ってしまう…」という方にもおすすめです。
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