【京都・北野天満宮】学問の神様に会いに行こう|見どころ・アクセス・なで牛・梅の名所もご紹介!

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京都の学問パワースポットといえばココ!

全国の天満宮の総本社「北野天満宮」は、学問の神様・菅原道真公を祀る神社として、受験生や観光客に大人気。約1,500本の梅が咲く梅苑や紅葉のもみじ苑など、四季折々の美しさも見逃せません。

この記事では、見どころやアクセス、写真映えするスポット、さらには知る人ぞ知る「七不思議」まで徹底紹介します!

目次

北野天満宮とは?|学問の神様・天神信仰の聖地

学業成就のご利益で有名な「北野天満宮」は、福岡の太宰府天満宮・山口の防府天満宮と並ぶ「三大天満宮」の一つ。※三大天満宮についてはこちらの記事でご紹介しています!

政治家・学者として才覚を発揮しながらも左遷され、非業の死を遂げた菅原道真公。その後、彼の怨霊を鎮めるために建てられたのが北野天満宮です。

創建は947年。以来、全国の天満宮の総本社として、学生たちの「合格祈願の聖地」となっています。

北野天満宮は菅原道真の怨霊を鎮めるため建てられた⁉

道真公は、幼少の頃から学業に励み、弓の技術も卓越しているという「文武両面」の優れた才能の持ち主でした。

政治家としても手腕を発揮し、遣唐使を停止するなどの実績をあげ、異例の出世を重ね右大臣にまで就任されました。

順風満帆だった菅原道真でしたが、藤原時平の政略に陥り、無実の罪で太宰府へと左遷させられ、京都に戻ること叶わず、濡れ衣を着せられたまま太宰府で生涯を終えました。

道真公の死後、天変地異が起こり落雷による死者やけが人が相次ぎました。そして、都では道真の左遷に関わった醍醐天皇とその皇太子が病で亡くなってしまいました。

人々が、道真公の怨霊の仕業に違いないと騒ぎだすと、その怨霊を鎮めるために北野天満宮が建立されることとなったのです。

建立後、藤原氏によって社殿の造営され、987年、一条天皇から「北野天満天神」という神号が認められました。

そして、1004年に一条天皇が行幸し、国や民を守る神として崇拝されるようになっていきました。

江戸時代に普及した「寺子屋」には、菅原道真の絵が掲げられるようになり「学問の神様」として信仰されるようになり、学問祈願と言えば菅原道真公を祀る天満宮と言うまでになっています。

北野天満宮のご利益|合格祈願・学業成就

北野天満宮といえばやっぱり「学問の神様」!

江戸時代には寺子屋でも菅原道真の絵が掲げられ、今もなお多くの学生やその家族が学業成就や受験合格を願って参拝に訪れます。

「絵馬」奉納所と「一願成就のおうしさま」

本殿裏には、願いを込めた絵馬がずらりと並ぶ奉納所があります。

上の写真は、受験シーズンではないので、参拝者が少なく奉納された絵馬もまだまだ少ないです。

受験シーズンになると、受験する学生やその家族が揃って祈願に訪れ、絵馬を奉納するため、この場所は人であふれかえります。

上が、受験シーズンの絵馬奉納所の写真です。

願いごとが見えてしまうので、ほとんどモザイク処理となってしまいましたが、先ほどの写真と比べると、奉納された絵馬の厚みが全然違っていて、通路も塞がってしまうほどの絵馬が奉納されている雰囲気は分かっていただけると思います。

絵馬奉納所には、人とすれ違うのもやっと、というくらいの人がいて圧倒されてしまいました。

そこに祀られているのが「一願成就のおうしさま」。頭を撫でて祈願すると、学業や試験に強力なご利益があると言われ、みなさん絵馬を奉納したあと頭を撫でていました。

境内の見どころ|国宝建築とパワースポット

本殿

桃山時代の美しさを残す本殿は、御殿と拝殿が「石の間」でつながる特徴的な造りになっています。

拝殿

そして、本殿の西には脇殿を、拝殿の両脇には楽の間を備えた特色ある構造で、国宝に指定されています。

三光門

中門は、「三光門」と呼ばれ、北野天満宮のシンボル的な存在の建築物となっています。

桃山時代の建築様式で重要文化財に指定されています。

北野天満宮の境内には、御本殿を囲むように50の摂社と末社が建ち並んでいます。

菅公ゆかりの方々をおまつりした社もあり、その御神徳も多彩ですので、ぜひ摂末社もゆっくりとお詣りしてみて下さい。

なで牛に願いを込めて|牛の像は何体ある?

北野天満宮の境内を歩いていると、あちこちに目に入るのが「撫で牛(なでうし)」と呼ばれる牛の像です。

この牛たちは、学問の神様・菅原道真公の御使いとして古くから信仰されていて、撫でた場所の痛みや悩みが和らぐ、撫でた手で自分の体をなでるとご利益があると伝えられています。

特に人気なのが「頭を撫でて頭が良くなる」という願掛け。受験生やその家族が、真剣な眼差しで牛の頭を撫でている光景は、北野天満宮ならではの風物詩です。

実はこの「なで牛」、境内には十数体あると言われていますが、はっきりとした数は公式に発表されていません。

一般的には16体前後とされることが多いですが、参拝者の中には「もっと見つけた!」という人もいて、中には40体以上を数えたという声もあるほど。

このあいまいさがまた楽しく、「今日は何体見つけられるかな?」と探しながら巡るのもおすすめです。

お参りの際には、ぜひひとつひとつの撫で牛に願いを込めながら、境内をじっくり歩いてみてください。

北野天満宮のフォトジェニックな楽しみ“花手水”

北野天満宮に参拝すると、お清めをする手水舎を目にするのが毎回楽しみです。

季節ごとに変わる「花手水(はなちょうず)」も大人気。参拝前のお清めが、華やかな花々で彩られ、思わず写真を撮りたくなる美しさです。

季節ごとの楽しみ|梅と紅葉の名所

早春には境内にある梅苑がでは約1,500本の梅が見事に開花します。

2月25日には「梅花祭」が行われ、上七軒の舞妓さんが野点(のだて)を披露する様子は京都らしさ満点です。

見頃は2月中旬〜3月上旬ごろですので、是非この季節の北野天満宮も参拝してみてください。

また、秋には紅葉の名所としても大人気。

境内南側の「もみじ苑」が一般公開され、紅に染まった風景が広がります。

【北野天満宮】アクセス基本情報

北野天満宮】基本情報
住所:京都府京都市上京区馬喰町
電話番号:0758610039
HP:https://kitanotenmangu.or.jp/
開門時間:6:30~17:00
授与所受付: 9:00~16:30
※2023/2現在
アクセス:市バス「北野天満宮前」下車すぐ、嵐電「北野白梅町」駅下車、徒歩約7分

京都駅からバスに乗車される場合は、市営バス50系統に乗車して約30分ほどで「北野天満宮前」に到着です。

電車での最寄り駅は「北野白梅町駅」です。北野白梅町駅は京福電気鉄道嵐山本線・北野線の駅なのですが、「嵐電(らんでん)」と呼ばれる路線のため「嵐電の北野白梅町駅」と言った方が伝わりやすくなります。

嵐電でめぐる神社仏閣~北野線編~も参考にしてください

嵐山や車折神社、太秦撮影所前、仁和寺妙心寺龍安寺などの観光地や有名な社寺に行くのにも便利で、何と言っても京都らしい街並みを走る路面電車なのが、お楽しみポイントでもあるので、ぜひ一度乗車見てほしい電車です!

25日は道真公の命日にあたり、毎月「天神市」が開かれます。境内には露店が並び、骨董市も楽しめるこの日は、普段と違ったにぎわいが魅力です。

※なかでも一年の最後の「終い天神」は大賑わいですよ!詳しくは、こちらの記事をチェック!

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