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平安時代から愛される野生群衆のカキツバタ「大田神社」

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世界遺産・上賀茂神社の境外摂社である大田神社は、普段はひっそりとした静かな神社ですが、5月には参道側にある「大田の沢」一面にカキツバタが群生し、多くの参拝者で賑わいます。

今日は、大田神社をご紹介します。

大田神社の由緒

大田神社は、世界遺産・上賀茂神社の境外摂社で、上賀茂神社から東に10分ほど歩いた場所に鎮座しています。

創建年代は不明となっていますが、上賀茂神社よりも古くから鎮座する農耕神と考えられています。

ご祭神の天鈿女命(あめのうずめ)は、寿命長久の守護神、縁結び、芸能上達の神として信仰を集めています。

天然記念物「大田の沢」カキツバタ

大田神社の鳥居の側には、大田の沢があり、毎年5月上旬には沢一面に青紫の花が咲きます。

大田の沢のカキツバタは、人の手が加わっていない野生の姿で、大ぶりな花と上品な紫が特徴で、約2万5千株が見事です。

このカキツバタの野生群衆は、昭和14年に国の天然記念物に指定されています。

平安~鎌倉初期の歌人・藤原俊成(ふじわらのとしなり)の「五社百首」の中の一首にもこのカキツバタが歌われており、平安時代から見事な花が多くの人を楽しませていたことが分かります。

神山や大田の沢のかきつばた 深き頼みぞ色にみゆらむ

藤原俊成

                                               

また、江戸時代中期を代表する画家のひとりである尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図」のモチーフになったとも言われています。

大田神社の境内

鳥居の右手に大田の沢があります。

今回参拝したのは、カキツバタの花が終わった後だったため、静けさと落ち着きが感じられて、気持ちが良かったです。

カキツバタの時期ではありませんでしたが、静かな境内をのんびりと参拝される方も、たくさんいらっしゃいました。

鳥居をくぐり真っ直ぐ参道を進むと、本殿・拝殿があります。

ともに寛永5(1628)年の建物です。

拝殿は、「割拝殿(わりはいでん)」と呼ばれ、中央が吹き抜けて通れる古い形式で、屋根は檜皮葺となっています。

手水舎には、沢から並々と水が流れ込み、冷たくてとっても気持ちの良い水でした。

4つの摂末社が鎮座しています。

白鬚社、ご祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。

百大夫社、ご祭神は船玉神(ふなたまのかみ)です。

鎮守社、ご祭神は大国主神(おおくにぬしのかみ)と、少彦名神(すくなひこなのかみ)です。

福徳社、ご祭神は福徳神です。

この4社は、上賀茂神社の境外末社にも位置づけられています。

境内後方には、「大田の小径」と呼ばれる散策路が、岡本口まで延びています。

神社背後の小山に、全長約750mの山道が続いていて、途中には北大路魯山人が愛したと言われる山つつじや、天気の良い日には京都タワーや、伏見桃山城も眺望できる展望所もあります。

塗装されていないので、一瞬「大丈夫かな?」と思いますが、道は整備されていますので、お時間のある方は足をのばしてみてはいかがでしょうか。

アクセス

住所:京都市北区上賀茂本山340 

市バス:「上賀茂神社前」下車徒歩約10分

境内自由参拝ですが、カキツバタ開花時期は、カキツバタ育成協力志納金300円が必要です。

鳥居の前に、北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)誕生地の碑がたっています。

画家、陶芸家、書道家、漆芸家、料理家など数々の肩書きを持つ文人・北大路魯山人は、上賀茂神社の社家に生まれたのだそうです。

あまりにさり気なく、鳥居の前、住宅街にたっているので見逃してしまいそうになります!

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