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亀岡盆地の霧の幻想的風景「走田神社」参拝

京都府中西部に位置する亀岡盆地は、晩秋から初春にかけて「丹波霧」と呼ばれる深い霧が発生し、幻想的な風景を見ることができます。

今回は、京都府亀岡市余部町走田に鎮座する「走田(はせだ)神社」をご紹介します。

11月の参拝で、朝早く到着したころには、霧が発生していて美しい景色を目にすることができました!

走田神社とあわせて参拝したい「穴太寺」

走田(はせだ)神社

社伝によると、走田神社は和銅4(711)年の創祀といわれます。

祭神は、彦火火出見尊、豊玉姫尊、彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊の3柱です。

昔、社殿に奉納されていた絵馬から馬が、毎夜絵馬から抜け出て草を食べ歩き、その蹄の跡が窪地となり川となり、その川が近隣の田畑を潤したと言われています。

境内には「垂乳味池」と呼ばれる清水があり、豊玉姫尊が葺不合尊を出産した後、御子を波瀲に残し龍宮に帰ってしまい、残された葺不合尊は豊玉姫尊の妹である玉依姫に養育されることになります。玉依姫は、この清水の水で粥を作り乳の変わりにしました。その後、乳の出の悪い人がこの清水で作った粥を食べると、乳がたくさん出るようになったと言ういい伝えが残っています。

走田神社は、時代劇のロケ地としても有名な神社です。

「三匹が斬る!」や「暴れん坊将軍」また木村拓哉さんが主演を務めた「無限の住人」のロケ地にもなりました。

走田神社の境内

道を挟んで向かいには、かなり広いスペースの駐車場があるのですが、鳥居の向こうは別世界のように見えます。

鳥居を抜けると、ググっと奥行を霧のかかった道が、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

突然、木がなく開けた場所に出たと思ったら、チェーンソーアートの馬の彫刻が現れました。

実は、走田神社は、平成30年に関西地域を襲った台風21号で壊滅的な被害を受け、大きな木がなぎ倒され同じ方向へと倒されたであろう切り株がたくさん残されていました。

この馬の彫刻も、台風で倒れた樹齢280年以上の木を利用して作られたそうです。

さらに進むと、社殿の前に石灯篭が並んでいます。

苔むした境内の様子が、外とは切り離された別の世界のようです。

時代劇のロケ地となるのも頷けます。

美しいです。

社殿の左右に摂社があり、左手は大黒主様、右手には経津主様が祀られています。(写真には大国主様しか写っていません)

社殿です。

走田神社アクセスとその他情報

住所:京都府亀岡市余部町走田1
アクセス:最寄り駅はJR嵯峨野線「亀岡駅」、亀岡駅からバスに乗り換え、京阪京都交通「西口駅」下車、徒歩約10分

鳥居のすぐ横に、社務所兼宮司さんのご自宅が建っています。

これが、立派なかやぶき屋根の趣のあるんです!

到着したころには、完全に霧の中だったのですが、参拝して鳥居から出たら、霧が晴れだし山の頂上が顔を出していました。

晴れだした霧が、田園風景を更に特別な景色にしてくれているようです。

亀岡市は、2018年に亀岡盆地の南側の標高412.4mの竜ヶ尾山(たつがおやま)山頂付近に展望デッキ「かめおか霧のテラス」を開設しています。

走田神社からかめおか霧のテラスまでは、車で10分ほどなので、雲海を観賞できる絶景スポットに足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

特に秋から春にかけての朝がおススメですよ!

亀岡市観光協会のHPでは、竜ヶ尾山の「かめおか霧のテラス」に設置された定点カメラのライブ映像が見られますよ!

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