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京都|独自の参拝作法・八方塞がり・おみくじでパワー全開の“九頭龍大社”

京都市内から大原へと向かう大原街道(鯖街道)沿いに、知る人ぞ知るパワースポット「九頭龍大社」が鎮座しています。

50年以上の長きにわたり毎月のように参拝されていて、熱心な参拝者として有名なのが、ニデック株式会社(日本電産株式会社)の会長 永守重信氏です。

今回は、実は知る人ぞ知るパワースポット「九頭龍大社」をご紹介します。

“独自”・“独特”があふれる境内で、不思議体験ができるかもしれませんよ!

九頭龍大社(くずりゅうたいしゃ)とは

九頭龍大社の歴史はそう古くはありません。

昭和29年11月24日、ご祭神である九頭竜弁財天大神様が霊感の強い大西正治朗の夢枕に立ち、「汝の身を社にする。千人万人無限に人を救う。奇蹟を以て速座に守護を與える。神は人を救って神界に上る。」とのご信託を授け、京都八瀬の地に九頭竜弁財天大神をご祭神に祀ったことが始まりで、小さな祠(ほこら)から始まったと記録されています。

主祭神「九頭竜弁財天」は、諸竜神の中でも別格の存在、慈悲の女神であり、人生における諸々の災いや厄を取り除き、福徳を授けるとわれる神様です。

そんな九頭竜大社には、独自の「八方塞がり除け」祈願があります。

9年に1度、十の位と一の位を足して10になる歳(たとえば19歳や28歳など)を「八方塞がりの年」とし、数え年で八方塞がりの年を迎える人、また物事がうまくいかないときなどにもお参りすることでご加護があるとされています。

弁財天の使い“金運”を授ける「白蛇石」

九頭龍大社の境内には、不思議な石が鎮座しています。

それが「蛇石」、2013年の巳年に初代御神木の近くにある石に、突然真っ白な蛇が出現したのだそうです。

この蛇は九頭竜弁財天大神の使いではないかと話題になり、それからこの石は「蛇石」と呼ばれ、金運や福徳、人望などのパワーを持つといわれています。


まさに自然の力により生みだされた奇跡の石です。

確かに蛇が上へと昇って行っている姿に見えて、金運・財運だけではなく運気も上がっていきそうです!

正直なところ、京都の観光や神社仏閣を紹介する雑誌などで九頭龍大社が紹介されているのを見たことがなく、今回たまたまマップを見ていて発見して参拝させていただくまで九頭龍大社を知りませんでした。

ただ、参拝してみてびっくり!利便性がいいとは言えない立地にあり、道中は人がまばらだったのに、到着してみたら多くの方が参拝していました。しかも、著名人も足繁くお参りする、知る人ぞ知る神社でした。

30台ほど駐車できる駐車場があるのですが、県外ナンバーの車が多く以外に知られていることに驚き、駐車されている車が高級車ばかりで・・・。金運パワーは本当なのでは⁉と思わずにはいられませんでした。

本殿のまわりを9回まわる独特の参拝作法「お千度」

九頭竜大社の参拝方法は、発祥当初からご本殿を時計回りに9回まわる「お千度」を行う独特の作法で行います。

お千度では、以下の8箇所の順でまわります。

①ご本殿正面

②九頭竜絵

③蛇石

④初代御神木

⑤現在の御神木

⑥御発祥の石碑

⑦旧本殿跡

⑧ご本殿の真裏


本殿のまわりを9周となると、途中で何周目がわからなくなったり、数え間違いがないように、本殿右手にある“お千度奉納所”より竹のお千度棒9本を手にしてから始めます。

そして1周まわる度に竹のお千度棒を「お千度奉納所」に入れ、すべてなくなれば9周参拝完了というわけです。

本殿前の参拝、拝礼方法も独特⁉

最初に本殿前で参拝をしようとした時に、かかれている拝礼作法を目にして独特で何度も読み返しました。

「2拝4拍手」だけ見ると、珍しいですが出雲大社などの参拝作法にもなっています。

その後が独特で、「南無九頭竜弁財天大神様(なむくずりゅうべんざいてんおおがみさま)」と3回唱え、続いて「おんそらそあていえいそわか」と7回唱えたら、自分のお願い事をし、4拍手2礼します。

ちなみに、「お千度」の時には、みなさん最初の1回のみこの作法で拝礼し、あとは拝礼のみで周られていました。

おみくじも独特⁉

「お千度」参拝をおえると、皆さんおみくじを引かれていました。人気のようです。

せっかくなので、引いてみることに。

本殿前におみくじ箱があるので、振って出てきた棒に書かれた数字を覚え、本殿向かいにある社務所の中で200円を納めて、出てきた数字の引き出しからおみくじを一枚いただきましょう。


そして、ここで目にした、おみくじも独特でした。

大吉・中吉・小吉などが書かれているのではなく、自分が願いを込めたことに対してや、その時の心の持ち方に対して、大神様からのお言葉をいただく独特のおみくじになっているのだそうです。

出てきたのは、

1番「奇蹟(きせき)を以(もっ)て守護(しゅご)を與(あた)へる」

読むには読めましたが、意味が分かるような分からないような・・・。

せっかくの神様からの啓示、なんとか理解して心にとどめたい。

どうしようかと調べてみたら、ちゃんと九頭龍大社の公式ページにすべてのおみくじの解釈はあくまで一例が載っていましたよ!気になる方は、下に紹介している公式ページで確認してみて下さい。

【九頭龍大社】アクセス基本情報


【九頭龍大社】基本情報

住所:京都府京都市左京区八瀬近衛町681
電話:0757816405
HP:https://www.kuzuryutaisha.or.jp/
アクセス:京都バス「八瀬・大原」行き(17・18番)乗車、「九頭竜弁天前」下車徒歩約1分
叡山電鉄「八瀬比叡山口」下車徒歩約15分
無料駐車場(約30台)あり


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