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2023年干支「卯」の大絵馬が紅葉残る京都『護王神社』境内に早くも登場!

京都御所の西側に鎮座する「護王神社(ごおうじんじゃ)」は、

京都の神社の中でも最も早く、毎年11月中に翌年の干支の絵馬が飾られることで知られています。

今年も来年の干支「兎」の大絵馬が早くも飾られていると知り、早速参拝してきました!

今回は、護王神社をご紹介します!

護王神社の大絵馬

毎年11月中に翌年の干支の絵馬が飾られるのが恒例となっている護王神社の大絵馬、

ちなみに、来年2023年の干支は、兎(うさぎ)です。

大絵馬が飾られるのは、表門くぐってすぐの拝殿前です。

たまたま通りかかった方でも、表門からドドーンと絵馬がかなりのインパクトなので、絶対気づくレベルの大きさです。

参拝に訪れた日は、表門辺りに絵馬の写真を撮ろうと、たくさんの方がいらっしゃいました。

護王神社では、例年この時期に来年の絵馬を設置するため、年賀状向けの写真を撮りに訪れる参拝者も多いのだそうです。

境内の大イチョウが黄色く色づき、地面は黄色い絨毯になっている側には、はやくも来年の干支の絵馬が飾られていて、何とも不思議な感じと、「もうそろそろ年末年始の準備をはじめないとなぁ」と、師走と迎春の訪れを実感しました。

「いのしし神社」の呼び名で親しまれる足腰の神様

ご祭神である清麻呂公が、道鏡事件で大隅国へ流された時、足萎え(あしなえ)で立つことができない状態だったのですが、どこからともなく現れた300頭のイノシシが道中を無事に案内し、不思議と清麻呂の足萎えなおったと伝わっています。

そのため、護王神社の境内にはいたるところにイノシシがいます。

手水舎の水もイノシシから流れ出ていますし、花手水ならぬ猪手水も可愛いです。

大絵馬が飾られている両脇にも狛犬ではなく狛猪が並んでいます。そして、猪のはく製もたくさん居るんですよ。

清麻呂の足萎えも治ったことから足腰の神様としても有名で、足腰のお守りも人気です。

本殿に向かって右側の招魂樹(おがたまのき)の側には、「足萎難儀回復の碑」がたっていて、足腰の病気などの回復を願って足形の石の上に乗ったり、碑をさすったりして祈願されていました。

上の写真は、足腰に関する願い事を紙に書いて、願掛け猪の前に刺す「座立亥串(くらたていぐし)」と言いいます。

護王神社アクセス

住所:京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
電話:075-441-5458
アクセス:地下鉄烏丸線 「丸太町駅」から徒歩約7分、市バス51系統「 烏丸下長者町バス停」からすぐ
HP:http://www.gooujinja.or.jp/

マップを見ていただくと分かる通り、道を挟んで向かいは、京都御苑の蛤御門ですので、京都御苑を散策するのもオススメです。

京都御苑はいつ訪れてもたくさんの方が、思い思いに過ごされていて気持ちが落ち着きます。

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