京都で人気の観光スポットとなっている八坂神社には、「祇園のえべっさん」と呼ばれ親しまれている境内末社があります。
今回は、「北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)」「祇園のえべっさん」をご紹介します。
その名の通り、福徳や商売繁昌の神として知られる「えびす様」をお祀りしていて、関西の新春の風物詩「十日戎」には商売繁盛を祈願する参拝者で賑わいますよ!
目次
北向蛭子社(きたむきえびすしゃ):祇園のえべっさん
八坂神社の境内末社の北向蛭子社に祀られている祇園のえべっさんは、七福神のエビスのことで、大国主神と同一視されている神様です。
商売繁昌の神様として信仰され、親しまれています。
歴史は古く、社伝によると平安時代にお祀りされたと伝わっています。
大阪のえべっさん「今宮戎神社」と深い親交があり、かつて中御座神輿の担ぎ手は、今宮の地に住む“今宮神人”と呼ばれる人々の役目だったそうです。
一年の商売繁昌を願う祇園のえべっさん「三社詣」「えびす船巡行」「蛭子社祭」
正月の祭事「「三社詣」は、毎年1月9日・10日の2日間で行われます。
三社詣の「三社」とは、本殿・大国主社・北向蛭子社のことで、この三社を新年にお参りすることでより強いご神徳をいただけると言われています。
1月9日は15時からの「えびす船巡行」が行われます。
北向蛭子社におられる祇園のえべっさんこと“ふれあいえびす像”を乗せた山車や、七福神を乗せたえびす船、福娘などが、「商売繁盛で笹もってこい!」と言う賑やかな掛け声とともに巡行します。
八坂神社楼門石段下から出発したご一行は、冠者殿社や長刀鉾の会所を参拝して、四条烏丸まで行き、八坂神社本殿へ戻ります。
1月10日15時から「蛭子社祭」が行われます。
神前で商売繁昌・家内安全の祈願祭が執り行われます。
三社詣期間中の1月9~10日の10:00~18:00の間、北向蛭子社前では福笹かざりが授与されます。
福笹は初穂料1000円で、もちろん多くの吉兆品も用意されているので、目的に合わせて福笹を賑やかに飾ってみてください!
北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)の境内
八坂神社に西桜門から入って右手に進むと上の写真のような「祇園のえべっさん」と書かれた提灯が目に飛び込んできます。
北向蛭子社は八坂神社の末社で小さな敷地にたっていますが、この真っ赤な提灯のお陰ですごく目立っています。
「北向」という名の通り、北向に建っています。
通常は南か西向きに建てられることが多いため、南向きに建っているのは珍しいのだそうです。
ほっぺがプリプリの笑顔のふれあいえびす像が出迎えてくれます。
えびす様をみているだけで福をわけていただけそうですよね。
【北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)】アクセス基本情報
【祇園のえべっさん(北向蛭子社)】基本情報
住所:京都府京都市東山区祇園町南側545八坂神社内
電話:0755616155
社務所:9:00~17:00(参拝は24時間可)
HP:https://www.yasaka-jinja.or.jp/shrine_deity/kitamukaiebisusha/
アクセス:京阪電車「祇園四条」駅より徒歩約5分
阪急電鉄「京都河原町」駅より徒歩約8分
祇園四条駅、京都河原町駅方面から歩いてくると、西桜門から八坂神社に入ります。
門をくぐって右に進み、左に曲がる辺りにあるのが祇園のえべっさん(北向蛭子社)です。
西桜門から祇園のえべっさんの手前あたりまでは、屋台がでていることが多く、いつも賑わっています。
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