大阪府に隣接する京都府八幡市男山、ケーブルカーに乗って山上へあがると「石清水八幡宮」が鎮座しています。
今回は、日本三大八幡宮の一つにも数えられる「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」をご紹介します。
「やわたのはちまんさん」の名で親しまれている石清水八幡宮は、本殿をはじめ多くの国宝や重要文化財が多く、厄除け祈願でも知られ年間を通して多くの参拝者でにぎわう石清水八幡宮は、心願成就、学業成就、勝運などの御利益があると言われるパワースポットとしても人気があります。
門前名物「走井餅(はしりいもち)」もご紹介しますよ!
目次
石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)
日本に40000社以上ある八幡宮のなかで「石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)」は、日本三大八幡宮の1つに数えられる官幣大社です。
平安時代の初め、八幡信仰の総本宮である宇佐神宮から勧請された神社で、伊勢神宮に次ぐ国家第二の宗廟(そうびょう)です。
武家の守護神として源氏の信仰が厚く、厄除開運、必勝の神として長い間、天下人などの信仰を集めてきました。
また、歴代朝廷との関係が深かったことから、毎年9月15日に「石清水祭」と呼ばれる「勅祭(ちょくさい)」が催されるのですが、これは数ある神社の中でも珍しいお祭りです。
古くから厄除けの神様として信仰されています。
厄除けのご祈祷に合わせて八幡大神様の霊力の象徴である「八幡御神矢」を受けることができますよ!
京の“裏鬼門”を守る「石清水八幡宮」
石清水八幡宮がある京都府八幡市は、歴史的には羽柴秀吉が明智光秀を討った「山崎の戦い」や、勝敗の分かれ目で引用される「天王山(てんのうざん)」などで有名な“山崎”の南に位置し、桂川、宇治川、木津川、京都を流れる三つの川が交わる所で、古代から近世に至るまで交通の要所とされてきました。
八幡市の中心にある標高143メートルの男山、その山の頂きに鎮座しているのが石清水八幡宮です。
平安京から見て、北東の鬼門を守る比叡山延暦寺に対して、南西に位置する男山の石清水八幡宮は平安京の裏鬼門を守ってきました。
石清水八幡宮の見どころ
石清水八幡宮の現在の社殿は、寛永11年三代将軍徳川家光の造営によるもので、本殿、幣殿、舞殿等からなり、本社10棟および附棟札(つけたりむなふだ)3枚が国宝に指定されています。
美しい本殿は、現存する八幡造の本殿の中で、最古かつ最大規模の建物です。
八幡造の本殿は、内殿と外殿のふたつの建物が前後に並び、横から見ると屋根がM字に見えるのが特徴の非常に貴重な社殿形式です。
通常非公開です。
本殿へと続く楼門も国宝に指定されています。
本殿のみずがきや廻廊・幣殿には、彩色をほどこしたみごとな彫刻で飾られています。
石清水八幡宮の摂社「石清水社」、本社へ至る裏参道の中腹に鎮座しています。
現存する石清水社の建造物は、17世紀初頭に建てられたものです。
向かって右の本殿と、正面の井戸の上屋である神水舎、どちらも華麗な彫刻や彩色で飾られ、後ろには竹林、森の中で鮮やかな朱の社が小さいながら存在感を放っています。
寛永13年(1636)に寄進された石造りの鳥居は、境内に完全な形で残る鳥居の中で最古のものです。
この地に古くから霊泉があったため、石清水八幡宮成立前からこの地を指して「石清水」と呼ばれていたともいわれていて、八幡神の鎮座より前に「石清水寺」という山寺があったとも伝わっています。
もともと水源は、東総門の辺りから流れていたのですが、造営や参道の拡張などにより、水脈は石清水井に留まって、冬にも干ばつの時にも枯れることがなかったため“神聖な泉”と尊ばれてきました。
歴代の天皇や将軍は、この泉から汲んだ霊水を本社に献供してきたと伝えられていて、今でもこの水が神事に使われています。
ほかにも、摂社若宮社本殿や石清水八幡宮五輪塔など、重要文化財も多数有しています。
社殿横の楠木正成が必勝祈願で奉納した樹齢約700年のクスノキ、一の鳥居の奧には日本最大級の石造塔の「五輪塔」が建っています。
社殿などの建築物も美しく見ごたえがありますが、男山山上は桜や紅葉が美しく、展望台もあり景色も存分に楽しめます。
山の上で、参道は木に覆われた場所が多いので暗くなるのが早いため、早めの時間に参拝することをおススメします!
石清水八幡宮の門前名物「走井餅(はしりいもち)」
石清水八幡宮一の鳥居前にある「やわた走井餅老舗」さんの銘菓「走井餅」が有名で、ちょっと一休みにオススメです!
イートインも可能で、夏にはかき氷も人気です。
写真の走井餅は、お持ち帰りで形が崩れてしまっていますが、刀の荒身を模した独特の形になっています。
これは、平安時代に名を馳せた刀鍛冶・三條小鍛冶宗近が走井で名剣を鍛えたという故事にちなんで、剣難を逃れ「開運出世」の縁起を担いだものと伝えられているのだそうです。
あっさりした餡子、柔らかいフワフワもちもちの餅が絶品ですよ!
一の鳥居から歩いて4分ほどの場所には、境内にゼロ戦の機首部やジェットエンジンも置かれていていて、飛行機の安全を祈願する珍しい神社、「飛行神社」があるので、是非立ち寄ってみください!
【石清水八幡宮】アクセス基本情報
【石清水八幡宮】基本情報
住所:京都府八幡市八幡高坊30
電話:0759813001
HP:http://www.iwashimizu.or.jp/top.php
総門開閉門時間:6時~18時(年末年始変動)
授与所受付時間:9時~16時(年末年始変動)
アクセス:京阪電車「石清水八幡宮駅」にて参道ケーブルに乗り換え「八幡宮口駅」~「八幡宮山上駅」下車徒歩約5分
京阪電車「石清水八幡宮駅」で乗り換えるケーブル「石清水八幡宮参道ケーブル」運行時間8:10~18:15で料金は300円、所要時間約3分と短めですが、車窓からは線路沿いの木々やまちの風景が望めますよ!
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