まとめ・雑学

「厄年とは?」厄年の疑問解決!関西最強“厄除祈願”寺&神社も紹介!

厄年の時って「悪い事がおきる」とか「物事が上手くいかない」とか「周りの人に不運が起きる」とか、なんだか怖いと思わずにはいられないことを色々言われますよね。

「気持ちの問題でしょ?」と思いつつ、どうしても気になってしまうのが人間というものです。

色々聞くと不安になるし、もし万が一何かあったらと思うと、出来ることは何かないのかとか、どうしたらいいの?と考えますよね。

今回は、厄年について解説します。

そもそも厄年とは何なのか?厄年っていつなのか?厄年のときにするべきことがあるのか?等、厄年の疑問にお答えします。

最期には、関西で最強とも言われる厄除け厄払いのお寺&神社を厳選して3社寺ご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい!

厄年の疑問にお答え

まずは「厄年」について、「厄年」と聞くと、何となく“怖い”と想像してしまう人が多いかもしれません。

「厄年」とは、一般的に人生で特定の年齢に訪れるとされる、災いやトラブルが起こりやすいと考えられる期間のことと言われています。

ただ、厄年に対する認識や対処は時代と共に変化し、昔と今ではその意味合いや受け取り方も変化しています。

厄年とは?

厄年とは、人生で数回訪れる特別な年で、不幸や災難が降りかかりやすいと考えられています。

ただ、過度に不安になる必要はありません

と言うのも、もともと厄年は人生の節目を迎える年齢で、還暦などと同様におめでたい年とされていました。

厄年の概念は、中国の道教の影響受け、日本独自の宗教観や文化により変化し、長い歴史の中で形成されたもので、実は江戸時代には、厄年にあたる人生の節目を迎える年齢は、家庭を持つなど成人として認められる時期でもあるため、お祝いの対象だったのです。

そう、もともとはおめでたい事だったわけです。

時代の流れと共に厄年は、現在では人生の変化が多い時期であることから、予期せぬトラブルなどに注意が必要で、健康や安全に留意するべき時期とされるようになりました。

厄年は時代とともにその意味合いが変わりながらも、先人たちの教えに基いた変化の多い時期を平穏に過ごすための注意喚起として、日本人の生活に根ざした習慣として受け継がれてきました。

厄年は、人生の転機や変化が多い時期で心身のバランスの乱れやすくなるという注意喚起でもあるわけですから、不運をもたらす年ではなく、健康や生活などを見つめ直す良い機会と捉えれば良いでしょう。

厄年は何歳のとき?

厄年の年齢は、男性と女性で異なります。

男性は、25歳・42歳・61歳

女性は、19歳・33歳・3761歳

この年齢が本厄(ほんやく)と呼ばれます。

中でも、男性の42歳と女性の33歳は「大厄(たいやく)」と呼ばれ、万事を慎むべき年とされています。

これは、42歳は「死に(42)」、33歳は「散々(33)」という語呂合わせから来ているという説もあります。

語呂合わせではなくても、この頃は確かに男女ともに身体や精神の一つの曲がり角に当たる時期とも言えるかもしれませんね。

また、本厄前後の年齢は、前厄(まえやく)、後厄(あとやく)と言われます。

つまり、本厄前後の3年間が厄年ということになります。

ここで、肝心なのが「数え年」の年齢のときが厄年となります。

次に数え年について、詳しく解説していきます。

厄年の数え方「数え年」とは?

あまり使用する機会のない「数え年」ですが、「厄払祈願」や「厄除祈願」、「七五三詣」などで使用されるので、覚えておいても損はありません。

厄年は、普段「何歳?」と聞かれた時に答える年齢とは違う数え方をします。

普段日本で一般的に使われる年齢の数え方は「満」です。

満年齢の数え方は、生まれた日を「0歳」とし、次の誕生日が来ると「1歳」になるという考え方です。

厄年の数え方「数え年」は、日本の伝統的な年齢の数え方に基づいています。

生まれた年を1歳と数え、その後毎年1歳ずつ加算していきます。

数え年と満年齢との数え方には、2点大きな違いがあります

生まれた日の年齢年を取る日
満年齢0歳生まれた日
数え年1歳正月(1月1日)
<数え年と満年齢との数え方の大きな違い>

ちょっと混乱しそうなので数え年の簡単な計算方法はというと、以下のようになります。

誕生日前 → 満年齢+2歳
誕生日後 → 満年齢+1歳

不安な場合は、神社やお寺にその年度の早見表も用意されていますし、各行事の前に問い合わせて聞いても良いでしょう。

厄年のときに気を付けることは?

厄には、人生の転機や変化が多く、それによって心身のバランスの乱れやストレスが多くなると言われます。

では、厄年に気を付けた方がよいことはどんなことでしょうか?

まず、厄年には健康に特に注意するべき年されています。

バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、そして定期的な健康診断を受けるなどを心がけましょう。

また、厄年はストレスが多くなると言われるため、精神的なバランスを保つことも大切です。

趣味などリラックスできるものを持つのも良いですし、心の支えとなる家族や友人など、周りの人とのコミュニケーションを大切にしていくことも重要です。

何より「厄年だから何か悪いことが起こるかも!?」と、不安を感じすぎるのが一番よくありません。

過度に厄年を意識しすぎることで、逆にストレスや不安を増大させる原因になります。

厄年はあくまで注意を促すものだと理解すれば、不安な気持ちに振り回されることもなくなるでしょう。

日常生活を自然体で、バランスをとりながら楽しむことで、厄年を上手に乗り越えましょう!

“厄払い”・“厄除け”いつ行くの?

厄除け・厄払い祈願は、災いを祓い、幸運を願う目的で行われます。

厄払いしてもらったという事実が、不安な気持ちを和らげ心を落ち着かせる役にも立ってくれることもあるかもしれません。

では、厄年のときの厄払いは、いつ行くのがよいのでしょうか?

厄除け・厄払いを行う時期は、一般的には1月1日から2月3日の節分までが最も適していると言われています。

これは、旧暦の新年にあたる立春までに済ませるためです。

ただ、特に決まりがあるわけではなく、1年中行うことが出来ます。

基本的にはどの神社やお寺、いつでも受付していますので、節分までに行けなくても自分の都合にあわせて祈祷のタイミングを決めても支障はありません。

ちなみに、厄除け・厄払い祈願は、災いを祓い、幸運を願う目的で祈祷するものですので、厄年の人しかしてはいけないというものではありません。

厄年ではなくても、厄除祈祷を受けることができます

例えば、病気や事故、怪我など何かと不運なことがが続いて不安を感じるのであれば、祈祷を受けるのもアリです。

また、厄年に関係なく「一年安心して無事に過ごせるよう」毎年厄除けや厄払いを受ける人もいます。

祈祷を受ければ、その効果は一年持続するといわれていますよ。

とくに本厄の年になった方は、厄払いを受けると、安定した前向きな気持ちで一年を過ごせるのではないでしょうか。

関西最強!”厄除け祈願“厳選3社寺

厄年はあくまで注意を促すもと分かっていても、もやもやとした不安が少しでもあるなら、消し去ってしまうに越したことはありませんよね。

厄払いや厄除けの祈願をするだけで「大丈夫!!」と心を強く持ち、気持ちも楽になるのではないでしょうか?

ここでは、関西で特に厄除け・厄払い祈願にオススメの神社仏閣を4つご紹介します。

①兵庫|関西で1番の厄除けスポット【門戸厄神(もんどやくじん)】

通称「門戸厄神」、正式名称は門戸厄神東光寺(もんどやくじんとうこうじ)、関西で一番の厄除けスポット!と言われ厄除け・厄払いで人気のお寺です。

厄除け厄払いの祈祷は一年中毎日10時~16時で行われていますが、毎年1月18日、19日に行われる「門戸厄神 厄除大祭 」には、1年の無事をお願いするために、関西一円から数十万の人が参拝に訪れます。

門戸厄神の詳細はこちら


②大阪|厄除の霊験【あびこ観音】

大阪市住吉区にある観音宗の総本山のお寺「あびこ観音」、正式名称は「あびこ山大聖観音寺(だいしょうかんのんじ)」

1400年前に聖徳太子(しょうとくたいし)によって建立された日本最古の観音霊場で、聖武天皇が厄年ときに重病かかったのですが観音様へのご祈祷で完治したと伝わっています。

毎年節分には「護摩焚き祈祷」が日本最大級の護摩堂で行われ、多くの方が参拝されます。

あびこ観音の詳細はこちら


③京都|全国屈指の厄除け参り神社【石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)】

日本三大八幡宮の一つであり、「やわたのはちまんさん」と呼ばれ親しまれてきた石清水八幡宮は、古来より都の裏鬼門の守護として崇められてきた神社です。

災厄除けの御神徳によって厄除開運・必勝祈願の神といわれ、全国屈指の厄除け参りの神社として古くから信仰を受けてきました。

1月15日~19日は厄除大祭期間となっています。

厄除けのご祈祷に合わせて八幡大神様の霊力の象徴である「八幡御神矢」を授与頂けますよ!

石清水八幡宮の詳細はこちら


厄払い祈願は、どこに行っても大丈夫、自分の住む地域を古くから守ってくれている社寺に出向くのも良いでしょう。

祈願のあとは無事に感謝し、お礼参りも忘れずに。

厄年は不安に感じることがあるものの、決して悪いことではありません。

むしろこれを機に人生の節目として自己の生活や健康に目を向け、改めて見つめ直す機会と捉える良い機会となってくれるものです。

厄年を転機と捉え、節目節目で気持ちを新たに人生をより楽しんで生きましょう!


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