神社とお寺の違いって?もう迷わない5つのポイントで徹底解説!

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初詣や七五三、お盆やお彼岸など、私たちの生活には神社やお寺を訪れる機会がたくさんありますよね。

でも「神社とお寺って何が違うの?」と聞かれると、なんとなく違う気はしても、うまく説明できない…という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、知っておきたい神社とお寺の違いを5つの視点からわかりやすくご紹介します。

目次

神社とお寺のそもそもの成り立ちとは?

神社は、日本に古くからある「自然信仰」や「八百万の神々」への信仰に基づいた、神様をお祀りする場所。

お寺は、6世紀頃に仏教が日本に伝来してから広がった、仏様の教えに基づいた修行と祈りの場です。

このように、神社とお寺はそもそも別の宗教に由来しているのです。

「神社」と「お寺」大きな5つの違い

では、どのような違いがあるのか?

その大きな違いを5つ見ていきましょう。

違い①|信仰の対象が違う

まずは、最初の違いは、祀られている信仰の対象です。

神社とお寺の一番大きな違いは「誰を祀っているのか?」という点です。

神社では、日本古来の神様(八百万の神)が本殿の奥に祀られており、基本的には直接見ることはできません。

神社は、その神々が宿る神聖な場所に、祭壇を設けたところから、発展していったものだと言われています。

お寺では、仏教の仏様(お釈迦様、観音様、大日如来など)が仏像の形で祀られており、多くの場合、拝観することができます。

ブッダが開祖で、538年に伝来した「仏教」の教えに基づいて建てられたのがお寺とされています。

違い②|信仰する宗教が異なる

信仰する宗教にも明確な違いがあります。

神社は「神道」に基づく宗教施設で、神主や巫女が神様に仕えています。

一方、お寺は「仏教」の教えに基づいており、僧侶や住職が修行や説法を行います。

違い③|経典の有無と使われ方

神道には仏教のような経典は存在せず、神事の際には「祝詞(のりと)」と呼ばれる言葉を神職が神様に捧げます。

仏教では多くの経典が存在し、「八万四千の法門」とも言われるほど。中でも「般若心経」は日本人にもっとも親しまれた経典のひとつです。

違い④|建築様式や構造の違い

神社には鳥居があり、境内に入ると狛犬が迎えてくれます。本殿や拝殿など、木造建築が多く、宮大工の技術が活かされています。

お寺では、山門や仁王門、鐘楼や多宝塔などが見られ、ご本尊を安置する本堂があります。

ただし、神仏習合の時代の名残で、鳥居があるお寺や、お寺が管理している神社なども存在します。

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違い⑤|参拝方法がまったく違う

神社では「二礼二拍手一礼」が基本です(出雲大社や宇佐神宮など、拍手の回数に特徴のある神社もあります)。

一方、お寺では「合掌」して静かに手を合わせます。拍手は打ちません。

つい神社と同じ感覚で拍手をしてしまうと、周囲の参拝者に驚かれてしまうこともあるので、覚えておきたい違いです。

また、お寺では参拝後に納経帳に御朱印(宝印)をいただく方も多く見られます。> こちらもおすすめ
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まとめ|神社とお寺、それぞれの魅力を楽しもう

最後に、5つのポイントを簡単に表にまとめてみました。

 神社   寺  
信仰対象   神様 仏様
宗教 神道 仏教
経典 なし あり
建物 鳥居 門
参拝方法 拍手 合掌
神社とお寺の大きな違い

ただし、歴史的な背景から神仏が混ざり合っていた時代の名残で、例外も数多く存在します。

そうした複雑さも含めて、日本の神社仏閣を巡る楽しみのひとつではないでしょうか。

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