弘法大師【空海】の三大霊跡

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今回は、弘法大師球界「三大霊跡」についてご紹介します。

目次

弘法大師とは?

三大霊跡解説の前に、弘法大師について簡単に説明します。

弘法大使、読み方は「こうぼうたいし」です。

この弘法大使は、「諡号(しごう)」で、の別の名を「空海(くうかい)」と言います。

諡号(しごう)とは、貴人・僧侶などに、その死後に生前の行いを尊んで贈る名のことを言います。

弘法大師である空海は、744年に生まれて835年に亡くなったと言われています。

ですので、835年に亡くなった後に弘法大使という名が贈られたということになります。

弘法大師の名前の遍歴については、下の記事に記載しています。

合わせて読んでみて下さい。

https://fufu-de-omairi.com/zentuji-1250/
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朝廷から「~大師」という諡号をもらった人は、日本の歴史上24人しかいないのだそうです。

空海が偉大な僧侶だったと言うことが、よくわかりますよね。

弘法大使空海は、中国から密教を授かって日本に帰り、体系化して真言宗を開きました。

多才で、偉大な僧侶以外にも、書の達人として知られ、「弘法筆を選ばず(こうぼうふでをえらばず)」「弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)」という弘法大使にちなんだ2つのことわざがあるほどです。

他にも、日本ではじめて庶民の学校を創ったのも、そこで日本初の給食を取り入れたのも、そして辞書を作ったの弘法大使だと言われています。

弘法大師(空海)の三大霊跡とは

弘法大使について少しお分かりいただけたでしょうか?

それでは、弘法大使の三大霊跡を見ていきましょう。

弘法大使(空海)ゆかりの地、三大霊跡を巡る

弘法大使の三大霊跡は、

香川県の善通寺(ぜんつうじ)、京都府の東寺(とうじ)、和歌山県の金剛峯寺(こんごうぶじ)の3カ所になります。

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

弘法大使空海 生誕の地「善通寺」

善通寺ぜんつうじ

香川県善通寺市の真ん中あたりに位にある「善通寺」は、真言宗善通寺派の総本山です。善通寺市の市名の由来になったお寺です。

遣唐使として唐に渡り真言密教を修めた空海が、唐から帰国後、自らが生まれ育った讃岐の地、現在の香川県善通寺市に創建しました。

空海の創建した元々の「善通寺」は“東院”の場所にあたります。

総面積は約45,000㎡で、その広大な境内は「伽藍」と称される東院と、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。国の登録有形文化財の建造物が27件もあります。

四国八十八ヶ所霊場の75番札所になっており、パワースポットとしても人気のため、全国から多くの参拝者が訪れます。

https://fufu-de-omairi.com/zentuji/
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真言密教 布教の地「東寺」

東寺は、真言宗の根本道場、総本山です。

796年に建立され、823年に嵯峨天皇より弘法大師空海に下賜されました。

弘法大使空海は、この嵯峨天皇から下賜された東寺を布教の拠点としました。東寺は、真言密教布教の地だったわけです。

別の名を「教王護国寺(きょうおうごこくじ)」と言います。

宗教法人としての名称が「教王護国寺」で、創建当時から使用されてきた名称は「東寺(とうじ)」なのだそうです。

密教を伝え広めるために建立された講堂には、密教の教えを視覚的に表した羯磨曼荼羅(かつままんだら)いわゆる立体曼荼羅(りったいまんだら)が安置されています。

823年に弘法大師空海が着工しましたが、完成は839年で弘法大使空海がその完成を見ることはありませんでしたが、安置されている立体曼荼羅は、弘法大師空海の教えを今でもに語り続けているようです。

東寺のシンボルである五重塔は、4度も焼失に遭っていますが、その都度再建され、現在の五重塔は1644年に再建された5代目で国宝になっています。この五重塔、京都駅の新幹線ホームからも見ることができます。

毎月第1日曜には、がらくた市、弘法大師空海の月命日に当たる21日には弘法市が開かれます。境内に多くの露店が並んで賑わう昔から親しまれている縁日となっています。

https://fufu-de-omairi.com/toji-sakura/
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弘法大使空海 入定の地「金剛峯寺」

高野山奥の院こうやさんおくのいん

金剛峯寺(こんごうぶじ)は、和歌山県の高野山にあり高野山真言宗総本山です。

金剛峯寺の名は、「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)」というお経からきています。

弘法大使空海は、東寺を布教の地としましたが、高野山金剛峰寺を修行の地として開きました。

そして、弘法大使入定の地でもあります。

入定とは瞑想をして生きたまま仏になることをいいます。善通寺の奥の院に弘法大使が入定した御廟があり、ここで空海は今も生きているとされていて、奥の院には毎日朝6時と10時半の2回、食事が運ばれています。

四国八十八ヶ所霊場のすべて巡礼を終えると、最後に高野山の奥ノ院に御礼参りに行きます。

https://fufu-de-omairi.com/jyunreinojyun/
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真言密教の聖地金剛峰寺がある高野山は、周囲を高い山に囲まれた盆地の平坦地になっていて、そこに100か寺以上の寺院が密集し、山全体が寺院になっています。

宿坊になっている寺院がたくさんありますので、宿坊にとまるのもお勧めです。

山に囲まれた寺院を朝の澄んだ空気の中散歩するのは、とても気持ちがいいですよ。

まとめ

今日は、弘法大使の三大霊跡につてお届けしました。

まとめると、以下通りです。

三大霊跡

香川県【善通寺】:弘法大使生誕の地

京都府【東寺】:弘法大使布教の地

和歌山県【金剛峯寺】:弘法大使入定の地

どれも、弘法大師空海と、歴史を感じられるいい寺院です。

是非、いちど尋ねてみてはいかがでしょうか。

https://fufu-de-omairi.com/singon-jyuuhachihonzan/
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